SHIFTがはじめた採用広報・コンテンツ制作#11 0→1立ち上げフェーズのQ&Aまとめ
こんにちは!SHIFT人事、採用開発グループの梅田です。SHIFTの採用コンテンツの企画・編集・ディレクションを担っています。
採用広報の当事者として「私たちはこうやった」を全公開する連載、第11回の本記事では、これから採用広報をスタートするというフェーズで湧き上がる色んな疑問に答えちゃおうと思います!
▼本記事はこんな人に読んでもらいたい!
・採用コンテンツをつくることは決まったが、一歩踏み出す前に疑問が沸きあがってきた方
・採用広報やったことがない、他社の考え方を知りたい方
Q: コンテンツを載せるプラットフォームやサイトの選定は?
候補としては自社の採用サイトか外部のプラットフォームですが、SHIFTの場合は前者を選んでいます。その理由は以下です。
CMS機能を載せているので、デザインやコーディングなく誰でも簡単に記事入稿ができ、公開まで進められる。(外部のサイト運用会社に依頼する必要がない)
記事コンテンツ以外にも、代表メッセージや事業についてなど必須情報と共に情報を集約できる。
プラットフォームサービスの仕様変更、サービス内容の変更、料金改定などに影響を受けないでよい。
ただ自社の採用サイトにCMS機能がないよという場合は、noteのようなプラットフォームはフットワーク軽く始めるのにいいと思います。その場合、情報の集約(キャリアサイトと行き来ができるようリンク設置など)と、求人への導線を意識したいところ。 noteには求人の掲載(HRMOSなどとの連携)ができるようになりましたね。
ちなみにそのプラットフォームを使うユーザーの属性などはあまり気にしなくてもいいかなと個人的には思います。記事への自然流入はあまり期待しないで、作った記事を自分たちで活用・拡散するんだというスタンスのほうが、届けたい人に届くのでは、と。
シンプルにツールとしての使いやすさや、記事の見栄えをどこまでアレンジできるかという機能面、それと料金体系の観点で折り合いがつくツールを選べばよさそうです。
「なんでこのプラットフォーム選んだ?ださくない?」という(そんなものが世にあるかは分かりませんが)ネガティブな企業イメージにつながらないよう、他社も多く使っているような人気のプラットフォームが有力候補だと思います。
他にもInstagram、Facebook、LinkedinなどSNS系もありますが、SHIFTではあくまでコンテンツを拡散するためのものと捉えています。
Q: 数字の捉え方、この数字は見ておいたほうがいい、というものはある?
記事毎のPV
1PV=1応募を目指すのが本質なので、高いPV目標を掲げることはしていません。目標にはしないもの、1年間など長期間を振り返って人気コンテンツがどれだったのか、候補者全員に読んでほしい記事が読まれているかの確認という意味でPVを見ることはあります。
読了率、滞在時間
あまり参考にはしていません。流し読みでも下までスクロールすれば読了率は高くなりますし、滞在時間は正確性の観点や、CV(応募)への関係性が明確でなく指標とするものではないと考えています。
流入元
記事を案内する際にパラメーターを付与しておくことで、記事活用の効果を測ることができます。エージェント毎、SNS毎、スカウトメールごとなど細かく設定してもいいのですが、SHIFTでは今のところ「社内メンバーからの記事紹介でどれだけ読まれたか」という状況がまるっとわかればよいと思い、一つのパラメーターで運用しています。
応募数・面接実施率
前年比でそれぞれ向上しているかを確認しています。採用マーケのファネルの後半にいくほど、面接内容や雇用条件など他の要素が絡んでくるので、記事の効果としては採用活動の初期の数字を、コンテンツ配信前後で比べるのがいいのではないかと考えています。
入社者における記事を読んだ率
100%を目指しています。アンケートをとって、そのなかで選考途中で記事を読んだか、どんな気持ちを抱いたかなどを聞いています。
参考記事:
Q: 取材対象者への質問リストってどうやって事前に準備するの?
あまり深く考えずに作った質問リストというのは、一番上に「その記事で伝えたいこと」があるのですが下に行くほど伝えたかったことから遠ざかっていきます。これも入れおいた方がいいかな~?という欲張りな意識がはたらくからです。
ではテーマがシャープな想定質問はどうつくるか。
①まずその記事を通じて何を伝えたいか、読み終わったあと読者にどんな感情を抱いてもらいたいのかを言語化します。
②それを柱に、一つ大きな質問を考えます。たとえば会社のミッションを伝えたいのであれば、ずばり「ミッションは何ですか?」。そこから、なぜを2-3回繰り返していきます。
例えば、「なぜそんなミッションを掲げたんですか」(業界の課題など背景を聞く)。そこから、「業界の課題を解決することがなぜ大切なのか」「なぜ自社がその課題を解決することができるのか」など。
③それから、他にあれこれと記事に入れたい要素・自社の魅力があるとおもうのですが、ペルソナに刺さるであろうポイントかどうかを精査したうえで、主題であるミッションに紐づけて聞くならどんな質問になるかを考えます。
④洗い出された質問を、完成後の記事をイメージして3つぐらいにグループ(章)分けしておくと取材後の構成が不要になり楽です。
ちなみに「あれもこれも伝えたい」が譲れないのであれば、企画を通常のインタビュー記事ではなくて「みなさんが気になる質問、集めました!」「FAQ集」みたいな感じにするとか、そういう考え方もあります。
記事で伝えたいことが「色んな仕事がある」ということであれば、いっそ5~10の仕事内容だけをまとめてしまうとか、カルチャーなら座談会や音声など、インタビュー記事にこだわらない形での企画にして、質問を考えるのは後工程でよいというのも意外と盲点だったりします。
まとめ
今回は3つの疑問に回答してみました。実はこれ、SHIFTのグループ会社のコンテンツ制作をお手伝いするなか、ミーティングで話した内容をまとめたもの。実際には「こんな質問をつくってみたのだけど」など具体例や‟たたき”があったのでそれに対するフィードバックをしています。
0→1フェーズでは「これでいいのかな?」と不安になるもの。この記事を読んだ方も、なにかそういったことがあれば以下より質問をお寄せください。私のわかる範囲で、全力で答えたいと思います!!
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#1 連載スタート!「私たちはこうやった」全公開します!
#2 チームのミッションを明文化した
#3 KGI、KPIの設定
#4 記事のテーマを考えて、関係者と方向性をすり合わせる
#5 取材での注意点・執筆前の準備
#6 編集について
#7 撮影・サムネイル作成
#8 公開・社内共有
#9 記事の活用
#10 記事の反響まとめ
#11 これってどうしてる?0→1立ち上げフェーズのQ&Aまとめ
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