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「就活の面接は嘘つき大会?」—半分本当で半分嘘の理由
はじめに
こんにちは。能力開発部で検定や教育制度を開発をしている林 稔明(りんりん)です!
日々、能力開発について研究し、様々な施策を実行、発信している立場から新卒就活生に向けて情報を発信していきたいと思います。
今回のブログでは、就活の面接における「嘘」の捉え方について考えてみたいと思います。
面接の場で「やる気があります!」「御社が第一志望です!」といったテンプレート的な回答が並ぶことは多いですが、果たしてそれは本当に“嘘つき大会”なのでしょうか?
1. 就活の面接は本当に“嘘つき大会”なのか?
「就活の面接なんて、みんな嘘ばっかりついてるよ」と聞いたことがある人もいるかもしれません。
確かに、面接では自分を良く見せようとするあまり、少し大げさに話してしまうこともあるでしょう。
しかし、これは必ずしも悪いことではありません。
2. 仕事では“良い嘘”が求められる
ここで大事なのは、「嘘」といっても“良い嘘”と“悪い嘘”があるということです。
悪い嘘(NG)
実際に経験していないことを経験したと話す
できないことを、根拠なく「できます」と言う
自分の価値観を偽って、企業に合わせる
→ これらはすぐにバレますし、入社後に苦しむ原因になります。
良い嘘(OK)
今の自分には少し難しいことでも、「できます」「やってみます」と言う
「やったことはないけど、勉強してすぐに対応できます」と前向きな姿勢を示す
自信があるように振る舞い、「この人と仕事したい」と思わせる
→ これこそが、仕事で求められる“良い嘘”の力です。
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3. “良い嘘”をつくために必要な5つの行動特性
「今の自分には少し難しいことでも、“できます”と言うのが大事」と言われても、不安に感じる人もいるかもしれません。でも、実はこの考え方は、キャリア論でも重要視されているものなんです。
「偶発的計画性理論(Planned Happenstance Theory)」 という考え方では、キャリアは計画通りに進むものではなく、予想外の出来事やチャンスをどう活かすかが重要だと言われています。そして、それを実現するために大切な5つの行動特性がこちら。
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この5つを意識して行動すれば、「できます」「やってみます」という“良い嘘”が、やがて本当になるのです。
4. 企業は「少し大きく見せる」人と働きたい
完全に嘘をつくのはNGですが、少し自分を大きく見せることは、むしろ歓迎されます。
なぜなら、企業が求めているのは、「今のスキル」ではなく「成長する可能性」だからです。
堂々と自信を持って話す
新しいことに挑戦する姿勢を見せる
「できます」と言ってから、努力で追いつく
5. まとめ:就活の面接は“成長前借り”の場
就活の面接は、“嘘つき大会”ではありません。でも、今の自分だけを見せるのではなく、「これからの自分」を少し大きく見せる場であることは間違いありません。
仕事では「できません」より「できます」と言える力が大事!
“良い嘘”とは、少し難しいことでも「やってみます」と言える姿勢
偶発的計画性理論の5つの行動特性(好奇心・持続性・楽観性・柔軟性・冒険心)を意識しよう
企業は「成長する可能性がある人」と働きたいと思っている
就活の面接は、あなたの“成長の前借り”の場です。「まだ自信がないから…」と控えめになるのではなく、少し背伸びをして、堂々とした自分を演じてみましょう!
※記事内の画像は全て生成AI(napkin.ai、chatGPT)で作成したものです。
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執筆者プロフィール:林 稔明(りんりん)
新卒で銀行系SIerでシステム運用を経験後、開発系ベンチャーへ転職、開発と運用を経験する事により、品質の重要性を認識し、SHIFTへジョイン。デリバリー部門で案件管理者を経験した後、能力開発部で検定や教育制度の開発に携わる。仕事のモットーは、「全力で楽しみ、残業は0」
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