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エンジニアと共創するDevRelのこだわり

こちらは、公式アドベントカレンダー2024【A】IT技術関連トピック Day.6 の記事です。
公式アドベントカレンダー2024【B】仕事術・キャリア・体験記も毎日記事を公開していますので、ぜひあわせてご覧下さい。

★Day5のアドベントカレンダー記事
【Flutter】Pigeonを使ってネイティブ側からの状態をStream風に受け取る方法を考えました。(sakurai)


こんにちは!9月にDevRelグループを0から立ち上げたSHIFTのあやなるです。
この記事は、アドベントカレンダー用に11月末に作成しております。

立ち上げから2ヶ月とは思えない勢いで、秋のカンファレンスシーズンを絶賛突破中の私たちですが、せっかくのアドカレなので、ここまでの活動を振り返ってみたいと思います。

9~12月にかけて、下記のアレンジをこなしています。

  • 主催イベント    4件

  • カンファレンス協賛 10件 (登壇7件)

  • プロポーザル提出  14件 (通過5件)

チーム4人で必死になりながらこなしておりますが、カンファレンスに行くたびに、「SHIFTさん最近どこでも見かけるね」と声をかけていただけるようになり、まずは認知を広めることに成功している実感があります。スタートダッシュとしては、申し分ないかなと自負しております。

ただ、数字だけを追いかけて運用するのではなく、エンジニアの学びにもこだわるDevRelでありたい。そんな私たちDevRelの想いは、前回の記事で書いていますが、それを実現するために、コンテンツ設計には、時間と労力を結構かけています。

前置きが長くなりましたが、この記事では、そのこだわりを実現するために、どんな動きを取っているかを紹介します。


こだわり①トピック選定

あらゆる技術トピックの中から、どのトピックを主催イベントで扱うか。
無数にあるカンファレンスの中から、どのトピックのカンファレンスに協賛をするか、プロポーザルを出すか。

エンジニアの要望や温度感も気にしつつ、VPoEや役員の意向も拾う。全体のバランスを見ながら、会社が進むべき道を全社に提示できるDevRelを目指し、トピックを選定しています。

具体的には、SHIFTの強みである「品質保証」を主軸に、現在拡大中のアジャイルやセキュリティを打ち出していくこと。テーマ選定には、AIなど各技術分野のトレンドを取り入れていくこと。技術だけではなく、エンジニア組織やエンジニアのキャリアに関しても、取り上げていくこと。

これらを意識しています。

こだわり②登壇発表準備

登壇となると、普段の業務に追われている中、結局直前にやっつけで資料作成をしてしまう、ということに陥りがち。そんな人ばかりではないですが、私も含めて、放っておかれるとそうなってしまう登壇者が多数だと思います。

理想的には、余裕を持って早めに作成して、他の人の意見も取り入れて何度か推敲して、そうして完成した資料で何度も練習をしてから本番を迎えてもらいたい。会社としても、どういった資料が世の中に出回るのか、事前に広報の倫理的なチェックだけでなく、その内容の中身にまで責任を持てる部長クラスの人間のレビューも通すべきでしょう。

これらを実現するために、DevRelが寄り添って、スケジュール管理や調整、サポートをしています。

具体的には、下記のようにミーティングを4回設定。

①登壇概要説明(登壇が決まったら)
登壇者とDevRelでカンファレンス概要やテーマの確認と登壇内容のブレスト
それを踏まえて、公開用の発表タイトルと概要を後日確定

②登壇内容レビュー (約1ヶ月半前)
構成段階のものをテキストでレビュー
資料作成に入る前にテキストで構成を整えることで、資料の修正を減少

③登壇資料レビュー (約1ヶ月前)
プレゼンテーション資料のドラフトをレビュー
フィードバックを元に、資料をブラッシュアップし、完成版を広報/部長レビュー

④登壇リハーサル (約1週間前)
時間を計って、本番同様に発表練習

レビューとリハーサルには、レビュワーを招待。登壇者のチームや関係者、そのトピックに強い人やカンファレンス経験豊富な人などから、レビュワーを登壇者と選定。そのメンバーだけのチャットもでき、当日に向けて、みんなで一緒に発表を作っていくような雰囲気になっています。

こだわり③出展ブース

ただでさえ赤い色が目に付く弊社ですが(笑)、さらに目を引けるように、じゃがりこを準備してみました。タワーにしたら、色合い的にクリスマスツリーみたいになったので、12月のカンファレンスでは、クリスマスの小物なんかも加えてみる予定です。

とにかく目に留まるブースを目指しつつ、こだわっているのはその中身。カンファレンスの方向性や登壇セッションの内容に合わせて、適宜調整をしております。

例えば、11月のAgile Japanでは、アジャイルQAのフローがイメージできるすごろく(写真参照)を準備したり、サービスのポスターを準備しました。12月のNCA Annual Conferenceに向けては、各セキュリティサービスのフライヤーを作成しています。

現場のエンジニアだけでなく、人事や広報、営業やマーケ、デザイナーと協力しながら、SHIFTの魅力が伝わるブースを準備。1つのカンファレンスにつき、20~30人くらいの人が関わっています。特にデザイナーのみなさんには、テキストでしかないコンテンツやデザインの抽象的な要望を、いつも素晴らしいものに変身させていただき、大感謝!出展の際も、極力DevRelだけでなく、カンファレンスに合わせて各部署の方を巻き込み、立ち寄ってくれた方に詳細が伝わるように調整しております。

ノベルティは他にも、バッグや景品ボトルなどを用意しています。新たなグッズも絶賛企画中で、来年には色々増やしていきたいなと思っています。私自身も数えきれないほどカンファレンスに参加してきて、アイディアがたくさんあるので、制作が楽しみです!

おまけ

ちなみに主催イベントとカンファレンスは、1つずつをプロジェクト扱いにして、notionで管理しています。まだチームが動き出したばかりで、上手に使い切れてないのですが、早く使いこなして事例として紹介できるくらいになるといいな。

今回は公募プロポーザルにおける工夫については書けなかったので、それについてもいつか書きたいと思います。

現在積極的にチームを拡大しているので、来年はさらにパワフルなDevRel活動をお届けします!是非DevRelマガジンフォローして、お待ちください。

各技術アカウントも是非フォローお願いします!


執筆者プロフィール:あやなる (チャンドラー彩奈)
株式会社SHIFT DevRelグループ長 / 学びの場コーディネーター

『SHIFT EVOLVE』の他にも、『Agile Japan』『Agile Tech EXPO』『Cloud Discussion』など、IT系のカンファレンスやコミュニティを数多く手掛ける。過去に『Rakuten Technology Conference』『Lean Conference Japan』も運営。

SHIFTグループ公式アドベントカレンダー2024【A】 IT技術関連トピック Day7は「SQLチューニング 基礎」(小澤 雅弘)

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PHOTO:UnsplashNick Morrison