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ここなら才能と能力を生かせる!~私の業務改善ジャーニー【第1回】~

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はじめに


はじめまして!株式会社SHIFTのビジネスサポート部に所属している藤原です。 2022年1月に入社して、もうすぐ4年目になるところです。

これから数回に分けて、私が仕事を通してたどった「業務改善の旅(ジャーニー)」について話したいと思います。 今回は特に入社1年目(2022年1月~12月)の中からトピックを取り上げる形でご紹介します。


ビジネスサポート部について


ビジネスサポート部(略称・ビジサポ)は 「才能と能力を活かして、みんなが活躍できる社会の実現」 を目指し、 障がい者雇用の推進を行っている部署です。

およそ200名弱(2024/11現在)のメンバーから構成されており、 総務・庶務領域に限らずソフトウェアテスト、映像制作、花の栽培~アレンジメントなど多岐にわたる業務を行っています。

その中に、ツール開発を通して社内のDX化を推進する「業務改善サポートチーム」があり、私はこのチームに所属しています。

SHIFTへ入社するまで


本題に入る前に私の経歴を簡単にお話しします。
私はフリーランスエンジニアや専門学校講師などを経験しました。

エンジニアとしてはRuby等を用いたシステム開発の経験があり、 専門学校ではRubyやJavaScriptを中心にWebプログラミングを教えていました。

ビジネス系のカンファレンスやライター向け講座、音楽イベント等の運営スタッフも務めたことがあります。 直近の前職では、設備工事会社にてExcelマクロ開発に従事していました。

一方で私は学生時代から病気を患い、のちに発達障がいの診断が下りました。 ご縁がありSHIFTにたどり着き、障がい者雇用枠でエンジニアとして活躍できることを知って、入社に至ります。

入社後の取り組み


入社後に取り組んだことを大きく分けると、次の3つになります。

①【DX】社内DX化アプリの開発
②【システム】部内システムの開発・運用
③【教育】チーム内技術教育

①社内DX化アプリの開発 は、社内業務(主にバックオフィス)について、 ツール開発を武器にして業務効率化を図る業務です。

②部内システムの開発・運用 については、部内で利用しているWebシステムを、 Ruby on Railsという技術で開発しています。 主に新機能やバグ修正の開発・テスト・リリース、およびサーバ運用等を行っています。

③チーム内技術教育 は、新しく入社しチームへ配属された方向けに、技術研修を実施する業務です。 私は特にこの業務を重点的に行っています。講師として教えるだけでなく、最近では新しい講師も育てています。

入社1年目の取り組み


これらのうち、今回は入社1年目における3つの取り組みについてご紹介します

【DX】社内システム向けのExcelマクロ開発


最初の業務は、収集したアンケートを社内システムに投入するための補助マクロの開発でした。

仕様が複雑なため、設計を何度も練りながら書いていきました。 そして上長に何度もレビューいただきながら、完成に持っていきました。

またこの時期は入社して間もないため、 仕事の仕方やコミュニケーションについても上長から教わりつつ試行錯誤した記憶があります。

【システム】部内システムのリリース自動化(CI/CD)


先述のとおり、ビジネスサポート部には独自で開発・利用している業務システムがあります。

開発の流れとしては下記のようになります。

①開発用端末にて開発・デバッグを行う
②上長または他メンバーからのレビューを受ける
③テストを実施する(現在は自動テストを行ってから手動テストを実施)
④リリースを実施する(本番用サーバに修正後のソースコードを配置する)

本業務は③および④を効率化するものです。

当時は、上長が手作業でコマンドを打ってリリースしていましたが、 これをボタン1つで実行できるようにしました。 結果として、毎回10~15分前後かかっていたリリース作業が最短1分で終わります。

さらに自動テストを随時実行する仕組みも構築しました。 上記により、コードの品質を向上させたうえで、2週間に1回単位の素早いリリースを継続して実施できています。

ちなみにこのような仕組みをCI/CD(継続的インテグレーション/継続的デリバリー&デプロイ)と呼びます。

今回はConcourse(コンコース)というCI/CDシステムを用いましたが、 SHIFTの技術顧問である川口耕介さん が開発したJenkins(ジェンキンス)が有名です。

【教育】業務効率化ツールの教育:準備と実施


Microsoftが提供している業務アプリ開発ツールである 「Power Automate」(パワーオートメート)および「Power Apps」(パワーアップス)の研修を企画し、 教材を作成したうえで実施しました。

まずはこれら2つのツールについて簡単に説明します。

Power Automateは、ブロックの形をした処理(アクション)を組み合わせることで自動化を実現できるツールです。

たとえば「お問い合わせフォームに送信されたら、お礼のチャットを自動的に返す」などの処理の流れ(フロー)を簡単に作れます。

Power Appsは、業務アプリを作るためのツールです。

開発のイメージとしては、PowerPointでスライドを作るようにボタンや入力フォームを配置し、 そこに「ボタンが押されたときに次の画面へ移る」などの関数(ソースコード)を足していくイメージです。 少ないコードでアプリを実装できることから「ローコード開発ツール」とも呼ばれます。

実は入社するまでPower AutomateとPower Appsは触ったことがありませんでした。 そこでまず自らサンプルアプリを作って学び、そこから教材作成に取り掛かることにしました。

最初にPower Automateの資料が出来上がった頃に、はじめてこの研修を受講する方が入社されました。 次のPower Appsの資料を作りながら、Power Automateの指導をするという形で大変だった記憶があります。

その方はエンジニア経験がないとのことでした。 しかし研修の飲み込みが早く、みるみるうちに成長していき、今では業務を推進する主力メンバーとなっています。 研修を担当した講師として、成長を見届けられることほどうれしいことはありません。

おわりに


この年は、私のプレイヤーとしての能力を発揮することが中心になっていたと思います。

正直なところ、私は前職までのエンジニア経験に自信がありませんでした。 しかし技術教育というレアな職歴にフォーカスしていただき、SHIFTで思いっきり活躍できています。

その意味で「才能と能力を活かして、みんなが活躍できる社会の実現」を目指すビジネスサポート部は、 本当にメンバーの才能と能力を活かしていると、ふりかえって実感します。

最後に、SHIFTにはビジサポという組織があり、 業務改善やツール開発を行っているチームがある、と覚えていただければ幸いです。

次回は入社2年目以降についてお話しする予定です。 引き続きよろしくお願いいたします。

※ビジサポに関しては下記の記事もご覧ください!


執筆者プロフィール:藤原
フリーランスエンジニア・専門学校講師等の経験を経て、2022年1月SHIFTへ入社。 現在はビジネスサポート部において発達障がいの当事者として、 社内DX化アプリの開発・運用およびチーム内技術教育に従事している。

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