天才くんのセキュリティとこれから
こちらは、公式アドベントカレンダー2024【A】IT技術関連トピック Day.10 の記事です。
公式アドベントカレンダー2024_B 仕事術・キャリア・体験記も毎日記事を公開していますので、ぜひあわせてご覧下さい。
★Day9のアドベントカレンダー記事
「ラズパイにAWXとGitLabを入れて快適な自宅Playbook実行環境を作る」(水谷 裕一)
みなさん!「天才くん」活用してますか?
天才くんってどんなアプリ?
天才くんは、ノーコードで生成AIを簡単に使えるWebアプリケーションです。
通常、生成AIを活用するにはプロンプトの設計が必要ですが、天才くんでは「ウラカタさん」という管理画面でプロンプトエンジニアがあらかじめ設定をしておきます。利用者はWebフォームに必要な情報を入力するだけで、プロンプトが自動生成され、AIがそのまま答えを返してくれる仕組みです。
このおかげで、専門知識がなくても簡単にAIを使った議事録の作成やドキュメントの要約、オフィスファイルや音声・動画の処理ができるようになっています。
天才くんのセキュリティ対策
生成AIを活用する上で、やはりセキュリティ対策は気になるもの。
天才くんは、安心して使えるようにしっかりとしたセキュリティ対策を整えています。以下に主な取り組みをご紹介します。
通信の安全性
天才くんの通信はセキュアなプロトコルで保護されており、第三者による不正アクセスを防いでいます。Azure OpenAIの活用
生成AIにはMicrosoftのAzure OpenAIサービスを使っています。このサービスでは以下のような安全管理が行われています。
再学習禁止:ユーザーが入力したデータがAIモデルの再学習に使われることはありません。
外部漏洩防止:データが外部に漏れないよう厳重に管理されています。データ保存をオプトアウト
Azure OpenAIでは障害対策として一時的にデータを保管することがありますが、天才くんではデータが保存されないようにオプトアウト申請をしています。これにより、ユーザーのデータが意図せず保管されるリスクを回避しています。
一方で、オプトアウトには少しデメリットもあります。例えば、Azure OpenAIが提供する不正検出のレベルが下がる可能性があります。ただ、天才くんではユーザーが直接プロンプトを書いてAIを呼び出す形を取っていないため、不正な呼び出しが行われるリスクは非常に低く、このデメリットが問題になることはほとんどありません。
天才くんのこれから
天才くんは、今のままでは終わりません!
天才くんは、これからさらに便利になるよう、いくつかの新しい機能を開発しています。
API連携機能の提供
天才くんを、専用のWebフォームを使わずに外部システムから直接利用できるようにする「API連携機能」を準備中です。この機能が加わることで、天才くんをさまざまな業務フローに組み込むことが可能になります。外部システムとの接続インターフェース
他のアプリやシステムと天才くんをつなぐインターフェースの開発も進めています。これにより、天才くんを基盤にした新しいカスタマイズやサービスの展開がスムーズに行えるようになります。フューショット対応(チャット形式の生成AI)
現在の天才くんは1回の質問で完結する「ワンショット形式」の生成AIを採用していますが、今後は「フューショット」と呼ばれるチャット形式の対応も予定しています。これにより、AIとのやり取りがよりスムーズになり、複雑な内容の相談や対応が可能になります。
おわりに:天才くんの未来にご期待ください
天才くんは、ノーコードで誰でも簡単に生成AIを活用できる便利なアプリです。しっかりとしたセキュリティ対策で安心して使えるだけでなく、API連携やチャット形式対応といった新しい機能の開発が進んでいます。
これからも天才くんは、多くの人の業務や創造活動をサポートし、AI活用の可能性を広げていきます。ぜひご期待ください!
★SHIFTグループ公式アドベントカレンダー2024【A】 IT技術関連トピック Day11は「トラブル報告のコツ ~報告会をスムーズに終わらせる3つのコツ~」(原田 旨一)
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