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目標達成のための目標設定術~知っておくべき2つのポイント~


はじめに


こんにちは!株式会社SHIFT QAエンジニアの梶原です。第二新卒としてSHIFTに入社し、早いことにあと数カ月で2年が経とうとしています。

QAエンジニアとしての知識やスキル面、コミュニケーション能力等、業務をしていく中でたくさんの課題が出てきますが、個人的に特に悩むのが「目標設定」です!

みなさんは目標設定、うまく組み立てられていますか?

自分自身も初めて目標設定を立てた際は「どう書けば良いかわからない、そもそも目標の立て方がわからない」といった悩みを抱えていました。
しかし、何回か目標を設定し、FBをもらっていく中で、自分なりの目標の立て方を掴んだので、私の実体験とともにお伝えできればと思います。

これを読んでくださったみなさんが、次に目標を設定する際に参考にしてくださると幸いです!

目標設定が失敗してしまう理由


そもそもどうして目標設定がうまくいかないのでしょうか?
原因はさまざまだと思いますが、個人的に、

  • 目標が曖昧で具体性に欠けている

  • 現実的でない目標を設定している

  • 目標達成のための計画が不十分である

この3点が原因の大部分を占めていると考えています。

実際にこれらを意識しなかったことで自分で立てたはずの目標のゴールを見失う経験をしました...

せっかく目標を決めたのに、うまく達成できなかった、なんてことがあったら今後のモチベーションにも影響しますよね。

目標を立てた時点で、どうやって達成していくのかイメージを持つことは目標を設定する上で非常に大切なポイントだと思います。

これらの失敗してしまう原因を回避しつつ、目標を立てられるようになったポイントを2つご紹介します!

1.ACを定める


ACとは「Acceptance Criteria(受け入れ基準)」のことを指します。
主にソフトウェア開発プロジェクトにおいて使用される用語であり、そのアイテムが「完了」したと認識するための具体的な要件を明確化し定義したものです。

私が初めての目標を設定した際には、この「ACを定める」ことをしないまま進めてしまったため、振り返りの際に達成したのか、達成していないのか、自分自身で判断ができなくなってしまいました...。 まさに1つ前でお話しした、目標が曖昧で具体性に欠けているという壁です。

何をもって目標が達成したといえるのか、目標を設定するタイミングで明確にしておくことは非常に大切なポイントだと思います。

といいつつも、実際どう定めていけば良いのかというところで悩みますよね...!
具体的に例に出してみます。

例えば、「JSTQBのFLを取得する」という目標であればゴールは明確ですよね。
JSTQBを取得すれば目標達成です。

では、「テスト設計ができるようになる」という目標はどうでしょうか?
一見、目標がきちんと立てられているようにも見えますが、「できるようになった」基準 がありません

この基準は人によっても違いますし、自分自身も気分次第ではコロコロと変わるものだと思います。
最終的な目標がぶれてしまうと自分が目標達成できているのか、現在の立ち位置がわからなくなってしまいますよね...

そんなことになる前に、ACを定めることが重要です!!
この曖昧な目標をもう少し明確に、目標に対してACを設定してみましょう。

  • 社内のテスト設計に関わる勉強会に○○回以上参加し、〇〇検定に〇月までに合格する

  • サポートなしでテスト設計を〇〇件以上作成し、レビューのフィードバック(指摘)件数を〇〇件以内に抑える

こうすることで、これらを全て完了できていれば目標達成、未完了のものがあれば目標未達成と判断することができます。

上記はあくまで一例ですが、目標はできるだけ定量的に、そして第三者でも判断できるくらい具体的に設定することが、目標を明確にできるポイントです!

2.途中目標を定める


目標設定をしたけれども、設定して満足してしまい、後半になって慌てて着手する...なんてことありませんか?

現実的でない目標を設定していたり、目標達成のための計画が不十分だったり...
日々業務をこなしていく中で、頭の中からすっかり抜け落ちてしまうことありますよね!

そんな時はまず、一定の間隔で小さな目標(=ゴール)を定めることをおすすめします!
細かく目標を立てていくことで、目標に対して順調に進んでいるのか、遅れているのかが判断できるようになります。

これは私がSHIFTに入社して初めて実施した目標設定の途中目標シートです。

目標を決め、ACを定めたうえでゴールから逆算し、一ヵ月単位で小さな目標を立てました

このような形で小さくゴールを決めていくことで、

  • 目標に対しての進捗を確認することができる

  • 計画を立てることに慣れる

  • 遅れに対してのリカバリーを検討することができる

など、目標を達成するためのプロセスを視覚化することができます。

また、ゴールから逆算することで、目標が達成可能なサイズであるかどうか判断することもできます。 達成不可能な目標を設定すると、ゴールが遠すぎて途中で挫折してしまう...なんてこともあり得ますよね。

目標設定の段階で細かく分解していくことで、自分の能力やリソース、ゴールまでの期間を考慮に入れることができ、本当に実現できる目標であるか見極めることができます

私自身も、短くゴールを決めたことで進捗状況が自分自身で把握、管理できるようになり、目標達成へのモチベーションにもつながりました!

まとめ


さて、ここまで目標を設定する上でのポイントをお話をしてきましたが、いかがでしたでしょうか?
目標を設定するのは慣れもありますが、この2つのポイントを意識するだけで、

  • 目標が曖昧で具体性に欠けている

  • 現実的でない目標を設定している

  • 目標達成のための計画が不十分である

といった、目標設定によくある壁を壊すことができます。

目標設定は、ただ目標を立てるだけでなく、目標の明確化とゴールまでのプロセスをしっかりと決めていくことが重要です。

このブログを読んで、皆さんの次回の目標設定への考え方が意味のあるものになれば幸いです!


執筆者プロフィール:梶原 結衣
2022年11月にSHIFTに第二新卒として入社。
現在は、駆け出しのQAエンジニアとして日々奮闘中。
最近はグミと韓国料理にハマっています。

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