元シナリオライターが教える、来年から始める人生改革~日々の再発見編~
先日のブログ公開から2週間が経ち、ハッピーホリデーは目前。 街は賑わい、お祭り騒ぎとはよく言ったもので、浮かれて年忘れの時期、毎日忘年会で飲み会尽くしでお疲れの方々も多く居られるかと存じます。
私ことタカヤマにとっても、暖かな街灯照らされた夜道にて口腔から漏れ出た白い息がキラキラと輝くのは、冬ならではの愛おしい瞬間だと感じるわけでございます。
そんな時期であっても技術ブログをご覧になって、少しでも学ぼうとするその姿勢は何よりもお仕事に対する真摯な気持ちの表れであり、表彰されるべき尊いお気持ちでございます。読者様の上長が褒めずとも、私が表彰いたします。
さて、そんな素晴らしき姿勢を持った方々へ向けて私がお伝えいたしますのは、前回の文章改善とは少し題目を変えまして、生き方、姿勢についての指南にございます。
私自身、弊社において24卒の顔足らんべく、日々精進する毎日にございますが、自分の持つ人間力というものは、存外評価を得ているわけでございます。先日も「社内政治が強そう」と評されました。ありがたい話でございます。
何故そうなったのかと問われれば、それは作家活動に興じた結果、周りの世界が急激に変わり、人生が豊かになったことが直結しているのだろうと、私は考えるわけです。そこで、皆様にも同じ体験をしていただくべく筆を執った。そういう経緯だとお分かりいただけますでしょうか。
本記事をご覧になりまして、心が豊かになったならば。それは少し社会が良い方向へと進んでいく足掛かりになるかもしれないわけです。
つまるところ、それは弊社タグライン「その常識、変えてみせる」に貢献できるのではないか。そう思うわけにございます。私からお話しできる内容で、読了前、読了後で人生が変わる(とまでは言いませんが)体験をしていただければ、感謝の極みにございます。
では、私の体験談をお話していけたらと存じます。
作家前、作家後。世界に対する見方
私が作家業を始めたのは約9年前になります。当時は勉強も得意ではなく、家に帰ってもやる気もなく横になって無為に過ごす日々をおくっておりました。外に出るのも億劫で、日々通学で乗るバスの車窓から見える景色には飽き飽きしてきたころ、友人から「この本、すごく感動するから」と勧められたことがきっかけでした。
国語の教科書も、授業中にサボりも兼ねて他のページを見る程度にしか本を読んでいなかった私は当時「わざわざ文字で読むより、漫画や映画を見るほうがずっと綺麗で面白いに決まってる」などと浅い考えをしておりましたが、友人に勧められた以上、読むしかないなぁ、となんとなくで読み始めたのです。
結果、号泣するほどの大ハマり。文字だけでかくも人は感動するのかという驚愕と、私もこうして誰かを感動させたいという考えが芽生えたのを覚えています。
そこで作家を目指しはじめたのは良いのですが、いざ自分で書いてみようと思い立って筆を持った際に問題が生じました。何を書けばいいか分からない。書きたいことがあったとしても、上手く表現できない!というものです。
これには非常に驚いたことを覚えています。読んだ小説にはスラスラと文字が並んでいるのに、私が書けば100文字書くのも苦しいという状態。何故だろうかと考えた際にたどり着いたのは、私には圧倒的に人生経験が少ないのだ、というものでした。
当時は高校生で、若かったというのは勿論あったかもしれませんが、それ以上に暇があれば家で横になっている私が、外の世界を端麗に文字に起こすことはむずかしくて当然であるわけです。
それを想像で補う作家も勿論いらっしゃるかと思いますが、専門性のある知識を持った方の想像と、日々を何となく過ごしてきた私の想像には天と地の差があるということは、なんとなくお分かりいただけるかと存じます。
真っ先にここは改善しなければと、思い至りました。
書けないことで特にショックだったものは、空の青さや草花の香り。そういった身近にあるものでさえ表現できなかったことでした。もちろん、プレゼンなんかで空を示したいときは「青い空」で十分かもしれませんが、小説では心象にもなる重要な部分です。
そこで、私は空がいかに美しいかをしばらく眺めていました。燦燦と照る陽光に目を眩ませながら、手も届きそうにないほど天高い位置に雲が流れていくのを見るうちに、気付いたのです。
今まで、こんなにしっかりと空を見たことはなかったな、と。
そこが人生を豊かにする肝だと今ならはっきりといえます。
我々は確かに「あー、空がきれいだなー」とか、「今日もいい天気だ」とは思えど、それ以上でもそれ以下でもなかったわけです。道端に咲いた花を見る人は中々いないように、毎日頭上にある大きな青は当然の代物すぎて、誰もが注視して気にすることはないのです。
そこで私は改めて世界を見る際に「これはなぜ綺麗なのだろう」 「これはなぜ」「なぜ」と心の中で問うことにし、その際の気持ちをメモへと書き出していきました。
そうして、日々家で横になっていた青年は、世界を知る努力をしたわけです。結果、文の技術が上がりました、表現力が上がりました。けれどそれだけではなく、外に出るのが楽しくなったり、雨の日に遠くが霞む様子に感動したり。知ることが楽しくなって様々なことを学んだり。それを言葉にするうちに、経験が積もっていき、新しいことの発見を繰り返すようになったのです。
変わり映えのない毎日は終わり、日々何か新しい発見のある人生が始まったのです。
変わった世界がもたらした良い効果
良い効果は沢山ございました。こうしてブログに文字を書き連ねるのも得意になりましたが、様々な方から言われて気付いたのは、話し方が上手になったことや、その発言の説得力を持たせられるようになった点です。
毎日発見のある人生がもたらしたのは、豊富な人生経験といっても過言ではありません。濃い経験が言葉に乗ったことで、発言に重みが出てきたのです。また、裏付けのある落ち着きある言葉へと変わり、勿論のこと玲瓏になった文章表現と合わせて、説得力あるプレゼンなどが行えるなど、現在の業務にも活きております。
その様は、弊社技術顧問の川口さんを以てして「老練の域」と称されるほど(冗談で仰っていただいたのだとは思いますが)。
日々が豊かになることは、自分も豊かにし、更にその豊かさを表現する術まで手に入る好循環なのです。その心を豊かにするプロセスを、私は「日々の再発見」と呼ぶことにしています。
哲学者ソクラテスは自らが知らないということを知る分、知ったかぶりをするより賢い(意訳)という内容の「無知の知」を提唱したのは有名な話かと存じます。それと同じように、かもしれない、でも構いません、「知らない」かもしれないという考え方こそが知ろうとする一歩目になるわけです。
現に私は身近なことを知ろうとするだけで、驚くほど多くの方からお褒め戴く機会を得たわけですから、既に多くの経験をしてきた読者皆様が、様々なことを再発見したならば、どのようなシナジーがうまれることでしょうか。
来年がどうなるか、楽しみになってまいりますね。
いかがだったでしょうか
来年の事を話すと鬼が笑う、だなんて言われますが、計画を笑うものに冬は越せません。アリとキリギリスの童話のように。だからこそ自信を持って、来年を迎えたいものですね。
さて、今年ものこり10日のカウントダウン。ハッピーホリデーまでも4日となりました。
来年の事を考えるにせよ、今年を楽しみ切らなければ勿体ありません。最後の最後まで技術たっぷりな弊社アドベントカレンダーブログもいよいよ大詰め。
とりを飾ってくださる方も楽しみに、良い日をお送りくださいね!
We wish your Happy Holiday and a Happy New Year!
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PHOTO:UnsplashのFrede Langlois