GitHubのアカウント管理|ワスレナイ
こんにちは、SHIFTのコーポレートプラットフォーム部(情シス)の米沢です。
今日は、SHIFTがご提供するSaaSアカウント管理サービス「ワスレナイ 」のユーザー事例として、GitHubのアカウント管理についてSHIFTでやっている運用をご紹介します。
GitHubにおけるアカウント管理とは
GitHubにおけるアカウント管理とは、以下の二種類に大別されます。
1.アカウントの管理
GitHub.com上に作成されるアカウントの管理。アカウントは無料で作成でき、アカウント自体はあくまでも個人管理となります。
2.Organiztionのメンバ管理
GitHub.com上に作成されたアカウントは、必ずOrganizationと呼ばれる領域に参加し、その中でリポジトリを持ちます。アカウント作成時には、個人のOrganizationを持ちます。GitHubにはライセンスがあり、ライセンス契約をすることで、会社のOrganizationを持つことができます。
会社で所有するOrganizationに所属するメンバは、管理者で管理ができます。「ワスレナイ」で管理できる対象は、ライセンス契約で所有したOrganizationとなります。
※これ以後は、Organizationのメンバ管理について、話を進めていきます。
アカウント管理の難しさ
小規模であれば、Teamライセンスで十分管理できますが、大規模になってくるとEnterpriseライセンスを契約し、複数のOrganizationをまとめて管理することになります。
TeamライセンスのOrganizationに複数所属していた場合、Organization毎にライセンス費用が発生しますが、Enterpriseライセンスになると、Enterpriseに所属するOrganizationの中でユニークなアカウント単位でライセンス費用が発生します。それはOutside Collaboratorであっても同様です。
SHIFTの場合、GitHubは部門経費として扱っていますので、それぞれのアカウントがどこの部署のものなのかを把握する必要があります。標準機能ですと、アカウント名を確認できますが、それはGitHub上のアカウント名です。そのアカウントが実際誰なのかがわからないという課題があります。Enterpriseライセンスの場合は、Organizationのユーザの場合プライマリーのメールアドレスが見れたりしますが、Outside Collaboratorでは、それも見えないので、GitHubだけでは管理しにくいと感じていました。
そこで、SaaSアカウント管理サービス「ワスレナイ」の登場です。
ワスレナイを使ってGitHubのアカウント管理
前提として、管理ができるのは、あくまでも企業で契約しているOrganizationのみです。Organizationの情報をAPIを使い取得することができます。連携が成功すると以下のような情報が取れます。
OrganizationのメンバはMemberとして、コラボレータはOutside Collaboratorとしてアカウント情報が取得できます。
情報としては、上述の通りアカウント名になります。(Memberについてはメールアドレスも取得可能)
ここまではGitHubと同じです。「ワスレナイ」ではそれぞれのアカウントに対して、従業員情報やメモ欄を紐づけて管理することが可能です。
SHIFTの場合、稟議等で上がってくる情報と、GitHubに実際登録された情報を紐づけることで、運用として見える形にして利用しています。またSHIFTの場合、コラボレータも申請で承認する運用としており、合わせて管理しています。
※下はOrganizationメンバを紐づけした例として、私のアカウントを情報を紐づけしたもの
実業務として理解できる情報との統合ができるので、この情報を使い棚卸をしています。そして運用が適切にできていることを実感しています。
Enterpriseですと、OrganizationメンバがOutside Collaboratorになるとシートを消費してしまいますが、無駄なシート消費も認知することも可能です。
SHIFTでは、無償のSaaSアカウント管理ツール「ワスレナイ」を中心に、今度も情シスの皆様のお役に立てるサービスの開発や情報提供を行っていきます。ご興味のある方はお気軽に、ご相談、お問い合わせください。
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PHOTO:UnsplashのPawel Czerwinski