見出し画像

実り多き2024年!米作りを通じて考えた社内イベントの意義

🎄こちらは、公式アドベントカレンダー2024_B 仕事術・キャリア・やってみた Day.7の記事です。
公式アドベントカレンダー2024_A IT技術関連トピック も毎日記事を公開していますので、ぜひあわせてご覧下さい。

★ひとつ前のアドベントカレンダー記事★
新卒が感動した、アジャイルコーチによるスクラムマスターの成長のエピソード

こんにちは!SHIFT社内広報チームです。
2024年も、社内広報では、従業員やそのご家族をお招きしてさまざまなイベントを開催しました。目的は、SHIFTグループのファンになってもらうこと。そのためには「業務以外でも思い出をたくさん作ってもらうことが大切だ」との考えのもと、SHIFTグループにいたからできたという特別な体験を従業員とそのご家族に提供しています。

今回は、5月にみんなで植えた稲の「稲刈り体験イベント」を実施して考えた、社内イベントの意義をご紹介します。


5月18日(土)に田植え体験イベントを行ってから約5か月。
10月5日(土)に稲刈り体験イベントを実施しました。


田植え体験をした場所と同じ埼玉県緑区の田んぼで、ファーム・インさぎやまさんにご指導いただきながら、鎌を使って稲を刈り、紐で縛り、はさがけにするところまでを体験しました。作業後には、羽釜と藁を使って、今年の新米を炊飯、みんなでおいしくいただきました!

稲刈り体験で収穫したお米は、自然乾燥してたのち、11月末、精米し農家さんからお送りいただきました。
これにて2024年の米作り体験が完結です!

参加しなくても、カルチャーとして広がるものに!


稲刈りイベントを実施する前に、この企画が社内広報がステークホルダーとする「従業員とそのご家族」に、SHIFTグループのファンになってもらうために、どんな役割を担うことができるのか考えてみました。

SHIFTグループの従業員数は1万3千人を越えました。(連結で13,598人 ※パートナー、派遣含む 2024年8月末時点 SHIFT2024年8月期第4四半期および通期決算説明会資料より)
この規模になると物理的に1万人が一堂に介すイベントをやるとなるととても難しいです。従業員の興味や思考も多岐に渡ります。そこで私たちは、従業員から要望のあったイベントテーマの中で、そこに参加してくれた人に鮮烈なインパクトが残りそうなものを選択。参加した人が思わず周りの人へ伝えたくなる状態を作っていこうと考えました。

「いろんな体験機会を設けてくれてるんだって」「うちの会社、IT企業なのに田植えとか稲刈りもしてるみたい」などと参加していない人も、会社の1つの側面として、業務、プライベート問わず、SHIFTグループらしさの1つとして話題にする。そんな状態を目指し米作り体験イベントを実施しました!

一筋縄ではいかない農業のリアルを知り、語り草に!


では実際に、実施してみてどうだったのか。
稲刈りイベントを行う少し前。「お米の行方」は注目ニュースになりました。2024年の夏の終わりから首都圏では、「店頭にお米がない」「お米の値段が高い」という事態に。このタイミングに、生産の現場へ足を運び、自分の目で見て知ることができるのは幸運なことだと捉え、当日を迎えました。

稲刈り作業のあと、農家さんから「この田んぼのどこまでの広さで、1人が1年間に食べる分のお米ができると思う?」と問いかけがありました。多くの参加者が正解よりも少なく回答。農家さんから答えを聞くと「そんなに少ないんだ」と驚きも声があがりました。参加者は、イベントに参加しなければ、知ることがなかった生きた学びを得ることができました。

さらに、稲刈り参加者を募るタイミングに、5月に実施した田植えからの日々が一筋縄ではなかったとの共有を頂きました。2024年の夏の暑さは想像を超えるものとなり、有機栽培にこだわるファーム・インさぎやまさんから「この夏は、いつもの通りではうまく行かなかった」と田んぼの状況を教えてくださいました。
図のように雑草が元気に育っている田んぼからの写真は、この夏の過酷さが一目で分かります。

私たちが田植え体験をした田んぼは、強風で藻が繁殖し、酷暑の中、草取り作業が間に合わず、雑草も多く繁殖してしまったとのことでした。雑草が多く生えてしまうと収穫量も減ってしまうとのこと。当たり前に食べているお米が、天候と戦いながら行われていることを改めて感じる機会となりました。

田植えから稲刈りまでを体験した参加者からは、
「何気なく食べているお米ですが、作るのにどんだけ労力が掛かるのか、田植え・稲刈りを体験して初めて大変さが分かりました。 これからは感謝して頂きます。」という声がありました。 「なかなか普段体験できないことや聞けない話ばかりで、とても参考になりました。」という感想も。

予定通りにいかないことで、さらに体験の濃度が高くなり、思わず周りの人に話したくなる、そんな機会にできました!

SHIFTグループらしさが浸透する!


今回の稲刈り体験は、雑草も元気に育つ中、鎌を持ち、稲を刈り取る作業は、過酷になることが予想されました。そこで、参加者を募る際には、この状況を前向きにとらえ、楽しんでくれる方は特に参加してほしい!と全社に呼びかけ、募集を行いました。

SHIFTの行動指針、クレドの一つに「つらいときこそ笑顔」というものがあります。業務の中でも大変な状況の中で笑って働くのは、とても難しいもの。困難に直面した際、笑って前に進むことでSHIFTは成長してきました。
なので、今回の稲刈りは、つらい作業を笑いながらみんなで行い、SHIFTのカルチャーを継承するチャンスかも!と考えたのです。

実際に、田んぼに足を運んでみると、農家さんの素晴らしいサポートでつらさを感じることはなく楽しく作業させていただいたのですが、秋の変わりやすい空の下、時折雨もパラつくなか、力を合わせて作業しながら、「みんなクレドを体現しているな」と感じられました。

参加者からも「今回は天気のしわざか、一体感が感じられた!」とピンチを活かして、より楽しめた感想もいただきました。
今後も、参加したからには、「SHIFTグループってこうだよね」と感じてもらえるものにしたいと思います!

まとめ


私たち社内広報チームは、現在SHIFTグループのファンになってもらうために、WEBコンテンツ、紙の社内報、社内ラジオ等様々な方法で従業員とその家族にアプローチしていますが、リアルに従業員同士が触れ合えるリアルイベントは、従業員の中の一部のみの参加であったとしても、他の方法よりも強く印象づけられるものだと、改めて感じました。

特に、完全リモート、お客様先での業務など、様々な働き方をしている人がいる今だから、リアルイベントは、とても意義深いものになると感じています。

今後も、「なんでも挑戦してみる」「全力で取り組む」など、業務以外の部分からも、自分たちが所属する「SHIFTグループらしさ」を感じられるイベントを開催していきます。


執筆者プロフィール:SHIFT社内広報チーム
SHIFTやグループ会社の従業員、その家族に、「SHIFTグループに所属していてよかった」と感じてもらうべく、テキスト・ラジオ・動画・イベントと、様々な方法でアプローチしているチームです。

🎁次のアドベントカレンダーは、
ChatGPTでメールの作文の工数と労力を劇的に減らす!!!





この記事が参加している募集