【情シス活動】空いているリソース(工数)を活用した情シス支援活動のお話
はじめに
こんにちは。
SHIFTコーポレートプラットフォーム部(世間一般で言う情シス、社内では通称:コポプラ)の小林です。弊社では情シス支援活動という画期的な取り組みを行っています。
情シス支援活動って何か? というのは後述しますが、この取り組みが非常に意義深いものであると感じています。
将来的には他社ともコラボレーションできないかな、とも考えており、今日はこの取り組みについて実際の苦労話も交えながら、お話したいと思います。
本記事で想定している読者
情報システム部の方
余ったリソース(工数)を上手く活用したい方
情シス支援活動とは
この取り組みをざっくり説明すると、配属が決まっていない社員に情シス業務の支援をしていただくものです。
①いわゆるSIerの様な会社では、案件配属が決まっていない社員はリソース(工数)が空くことになります。
②空いたリソース(工数)は案件配属が決まるまでの間、他の案件の補助、自己学習、社内活動などに充てられる事が多いと思います。
③しかし、せっかくの機会なのでコーポレートプラットフォーム部(情シス)の業務そのものを手伝ってもらう事で、会社全体としてリソースの有効活用を図りたいと考えています。 (どこの情シスもそうだと思いますが、弊社の情シスも人手不足です💦)
このような思いから始まった取り組みです。
課題
情シスで働く際、様々な権限を付与します。
また、普段見えない情報(入社や退職といった情報など)にも関わります。
このような情報管理を正しく運用する為、支援活動前に教育を実施しています。
メリット
当社で情シス支援を行った際のメリットについてもお話します。
下記の通り4つあります。
①会社全体として補助ではなく、本業的に工数が有効活用できる
②情シスの業務に従事することで(特にIT経験の浅い人は)、ITスキルが身に付く
③情シス経験者を求めるお客様(顧客)にとっては、まさに求める経験が得られることになる
④通常案件で、お客様先の情シス実情を知ることができる
思いがけない収穫も
この活動を通じて、思いがけない収穫もありました。
①案件が決まっていない社員にとっては安心材料にもなる(直接的に会社に貢献できるため)
②支援にきた社員が情シスのことを理解し、周囲に情シスのことを伝えてくれることで業務の適正化が進む
(実は、ほとんどの社員は情シスをよく知らないまま相談していることが多く、その対応にかなり時間が割かれています)
支援してもらっている内容
当社で支援してもらっている業務内容は以下の通りです。
(インフラIT経験の少ない方には)
使わなくなったPCの初期化
サービスアカウントの作成や削除の管理
社員からくる様々な問い合わせ対応
問い合わせ窓口対応
(インフラIT経験のある方には)
サーバやアプライアンスの構築
苦労したこと
在宅限定の業務調整
工数が空いている方の中には、フル在宅を前提に参加してきた方もいます。しかし、在宅のみで任せられる業務には限りがあるので、こういった状況でうまく活用するのはなかなか難しいです。
人の入れ替わりが激しい
支援に来てもらって1週間後に本業(配属案件)が決まれば、すぐに情シス支援業務を離れることもあります。
せっかく業務レクチャーが終わり、これからというときに離れてしまうと教育でかけた工数だけが無駄になってしまいます。
任せられるタスクにはまだ限度がある
セキュリティを考慮すると、システム権限を何でもかんでも付与できないという問題もあります。
しかし、そういった権限付与も検討していかなければ、お願いできる業務の幅も増えない課題もあります。
最終的には世の情シスをもっと良くしたい
総括
工数不足は、ほぼ全ての情シスで抱えている一番の問題だと思っています。
そしてSHIFTでは、自部署の人間だけでなく、様々な部署の社員に情シスを支援いただいています。
そこには年齢や役職や経験は関係なく、だからこそ、この活動は成り立ち工数不足の改善に成りえるかもしれない、とも思っています。
そしてこの活動は現在、自社、グループ会社だけで行っていますが、今後は社外(他社とも)ともコラボレーションできたら、きっともっと面白い化学反応が起きて、最終的には全ての情シスが良くなっていく鍵になったりもするのでは、とも思っていたりします。
勿論他社とコラボレーションをしていくとなると、様々な難解な課題が多数起きるとも思っていますが・・・。
しかし、この活動を通して世の情シスの未来が明るくなる様に、これからもこの活動を推進していきたい、と考えています。
SHIFTでは支援経験者が情シス特化型運用支援サービスを提供しております。興味がございましたらぜひ、アクセスしてみてください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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