Dynatraceの導入について
はじめに
こんにちは、SHIFT インフラチーム コウセイ です。
前回は、AWS 上でリソース監視を行う場合、CloudWatch の利用方法についてご紹介させていただきました。
今回はDynatrace によるリソース監視を紹介させていただきます。
Dynatrace とは
Dynatrace は、人工知能と自動化に基づくソフトウェア可観測性プラットフォームを提供する世界的なテクノロジー企業です。2005年に設立し、アメリカに本社を構えました。
AWSのパートナーとして、Dynatraceのオールインワンプラットフォームは、ユーザーエクスペリエンス、アプリケーションパフォーマンス、インフラストラクチャに至るまでの情報を提供するだけではなく、根本原因を含めた深い洞察を提供いたします。
Dynatrace にはどんなリソース情報をとることができるのか
まず、Dynatrace を利用して、どんなリソース情報を取得できるでしょうか。EC2 と RDS の場合、下記のメトリクスは取得することができます。
EC2 CPU usage %
RDS CPU usage %
RDS free storage space %
RDS freeable memory
イメージ図(From Internet):
基本的に、Dynatrace で取得できる情報は CloudWatch からのデータなので、CloudWatch で取得できないデータはDynatrace も取得できません。
そのため、カスタムリソース情報を取得したい場合、記事「AWS リソース監視したい時に CloudWatch が出来ること」を参考にしてください。
なぜ Dynatrace
上記で説明したように、Dynatrace で取得できる情報は CloudWatch からのデータなのですが、それならなぜCloudWatch を利用せずにDynatraceを選択するのでしょうか。
Dynatraceは、OSのリソースデータやアプリケーションの稼働データ、ユーザーが体感できるレスポンスデータも合わせて確認できるので、問題が起きた際に一目で影響範囲の確認ができます。
また、DynatraceのSmartscape topologyという機能を使えば、複雑なサービスでも依存関係が一目で確認できます。
価格表(一部参考)
最後に
上記で紹介したように、ニーズにあわせて、監視ツールの選択することが必要です。 SHIFT には、Dynatraceの検討・導入・構築支援の事例があり、ノウハウがあります。お悩みの方は、ぜひご相談ください。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
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PHOTO:UnsplashのChoong Deng Xiang