AWS リソース監視したい時 CloudWatch の出来ること
はじめに
こんにちは、SHIFT インフラチーム コウセイ です。
今回は、AWS 上でリソース監視を行うとき、CloudWatch を利用方法についてご紹介させていただきます。
具体的には、EC2 と RDS をリソース監視（CPU、MEM、HDD 利用率）したいとき、CloudWatch で全部監視できる？どう実現する？って、悩まれている方の一助になれば幸いです。
CloudWatch にはどんなリソース情報をとることができるのか
まず、CloudWatch を利用して、どんなリソース情報を取れるでしょうか。EC2 と RDS リソース情報の取得手段は、大きく分類して 3つ あります。
① CloudWatch デフォルトのメトリクス
② CloudWatchLogs デフォルトのロググループ
③ CloudWatchAgent 設定ファイルでカスタマイズメトリクスとログが取得できる
では、それぞれの特徴を以降で整理していきます。
手段① CloudWatch デフォルトのメトリクス
一番スタンダードであり、EC2 と RDS が作成された時点で、CloudWatch が自動で取得するメトリクスです。特に別な設定は不要です。では、具体的に何の情報を取得できるでしょうか。
・メトリクス「CPUUtilization」
EC2 も RDS にデフォルトで CPU の利用率を取ることができます。とても便利です。他のリソース情報もデフォルトのメトリクスが用意してほしいですが、残念ながら現状は CPU しか提供されてないです。
・実際使用例
手段② CloudWatchLogs デフォルトのロググループ
RDS は、拡張モニタリングのメトリクスを Amazon CloudWatch Logs アカウントに配信します。CloudWatch Logs から CloudWatch のメトリクスフィルタを作成し、CloudWatch ダッシュボードにグラフを表示できます。 この手段を選択した場合、「拡張モニタリング」を有効化する必要があります。
・監視設定から通知までのイメージ図
・実際使用例
手段③ CloudWatchAgent 設定ファイルでカスタマイズメトリクスとログが取得できる
こちらは、CloudWatchAgent の設定ファイルを利用し、カスタマイズメトリクスを取得することができます。メトリクス以外、カスタマイズログとプロセスの情報を取ることもできますがここは割愛します。具体的に何の情報を取得できるかについては、下記でいくつか例を上げます。
・カスタマイズメトリクス「mem_used_percent」
・カスタマイズメトリクス「disk_used_percent」
・設定ファイル例
・実際使用例
mem_used_percent
disk_used_percent
最後に
この様にニーズにあわせて、EC2 と RDS リソース情報を CloudWatch を利用し、監視することができます。 SHIFT には、このような検討/構築支援の事例があり、ノウハウがあります。お悩みの方は、ぜひご相談ください。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
執筆者プロフィール：コウセイ
約10年IT関係の仕事、趣味はAWS
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