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トレセンの秘密に迫る|2.1.「トレセン」では、なにをやってるのか?【What】

トレセンの秘密に迫る~連載目次~

はじめに

みなさんこんにちは。
SHIFTで社内メンバーの能力開発をしている、タカハシです。
いかがお過ごしでしょうか。

前回は「トレセン」とは、なんなのか、ということで概要を中心に書きました。特に「なぜ=【Why】」をですね。

今回は少しだけ具体的な話に入っていきます。

まず、なにをやっているのか、【What】 です。

トレセンのカリキュラム公開しちゃう!

「トレセン」は、5日間で構成されています。
入社日(多いのは月初1日)から5営業日ですね。

前回お伝えしたように全職種&全レイヤーの方が参加されます。

つまり、エンジニアに限らずSHIFTで働く全社員に知っておいてほしい、身に着けておいてほしいことを伝えていきます。

言ってみれば、SHIFTの歩き方

カリキュラム、もう公開しちゃいますけどこれ↓↓

細かいところは割愛してますし、毎月若干の変更や随時改善しているのでこの限りでは無いのですが、だいたいこんな感じです。

大きくは二部構成になってます。

前半「基礎研修」

前半は「基礎研修」と呼ばれており、主に

  • 労務や法務、人事などの制度、ルール、

  • セキュリティやコンプライアンスなどの守らなければならないこと(これは自分も守ることでもある)

  • 組織構造や会社の仕組み

等になります。

SHIFTで仕事をする上で知っておかないと困ることが中心ですね。

繰り返しになりますが、まさに「SHIFTの歩き方」、しかも「交通ルール」的なところですね。

後半「技術研修」

一方後半は「技術研修」と呼ばれています。

便宜上、「基礎研修」に対して「技術研修」と呼んでますが、なにも技術バリバリ、エンジニア向けのものではありません

エンジニア以外の方も参加するわけですし、あくまでも「技術」は手段であって、それを通して「業務へのアプローチの仕方」を伝えることが目的になります。

SHIFTの主力事業の一つに「ソフトウェアテスト」があり、このトレセンでの題材も「ソフトウェアテスト」です。

が、テスト『を』を教えたいのではなく、テスト 『で』 教えたいわけです。

もちろん、営業やバックオフィスの方にとって「現場の仕事を体験してみましょう」という要素もゼロではないとは思います。

ですがそれは副次的なものであり、それが前面に出ると「これは私の仕事ではないので体験だけ」となりがちです(もちろん、そうじゃない人もいると思います)。

現場は現場、バックオフィスはバックオフィス、営業は営業、ということはしません。それをしてしまうと、いわゆる縦割りになり、お互いが遠くなってしまいます。

おそらく一般的には、SHIFTで言えば前半の「基礎研修」のみを「受入研修」として実施し、「技術研修」配属先毎に研修する、もしくは実践の中で・・・、というところが多いのではないかと思います。

が、SHIFTではどんな職種の人も「技術研修」を受けます。

5日間の後は

ちなみに、5日間の後に部門毎の研修というかオリエンテーションが開催されることもあります。

それは、より具体的、実践的な話として、明日から使える知識や技術の話が中心となります。

トレセンはSHIFT人としての抽象度の高い話が中心。そこからだんだん具体化していくことになりますが、5日間の後の話はこの連載では割愛します。

5日間を通して

かなりびっちり研修コマが組まれていますが、合間に部門紹介や顔合わせ等もあり、つながりも作っていきます。

これはやはり、人と人とのつながりが大事であり、「困ったときはこの人に聞けばいい」というインデックスをなるべくたくさん持つためでもあります。

また、通しでもカリキュラムには表れてこない様々な情報や言葉を浴びせます(インプットと書こうとして、しっくりこなかったので浴びせるとしましたが、まさにシャワーのように浴びることが大事w)

  • 雰囲気

  • 風土

  • 大事にしていること

  • 考え方

  • 口癖

などなど、それらがなんとなく入ってくる、そんな状況を心掛けています。

SHIFTの「価値観の浸透」、これがいわゆる大企業になると薄れていくものなのかもですが、ぼくはこれを少しでも薄まらないように 毎月やっています。

SHIFTに入った皆さんが、パフォーマンスを発揮し、楽しく長くSHIFTライフを送れるように。。

まとめ

少し具体的な話に入り、なにをやってるのかが少し見えましたでしょうか。

受入研修どう構築すればよいのか、と悩まれている方はもちろんですが、これからSHIFTに入られる方、迷われている方にも「へ~、こんなことやっているのね」というのが伝わるといいなとも思い、書いております。

次回は、どうやってるのか 【How】 に迫ります。

それではまた次回、お読みいただけると嬉しいです。

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執筆者プロフィール:髙橋 朋裕
SIerにてSEとして、主に民間企業向けのシステム開発やパッケージソフト開発を経験した後、2019年にSHIFTに入社。 SHIFTでは、SHIFTグループ社員の人材育成を担う能力開発部門に従事している。主に社員の受入教育を担当しており、年間1000人の新卒・中途社員研修を一手に引き受けている。

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