2,500㎡の草刈りからスタート!ノウハウ&知識ゼロのIT企業が花栽培を軌道に乗らせるまで
はじめに
皆さんこんにちは、SHIFTビジネスサポートグループの田中です!
現在、花卉プロジェクトの推進を担当しております。
前回は、IT企業での花の栽培意義や、花の栽培がもたらす社内での効果について、皆さんに紹介させて頂きました。
今回は、実際の栽培現場に焦点を当てて、皆さんに花を栽培する上での、苦労や楽しさを知って頂ければと幸いです!
この記事を読んで、もしかしてうちでも出来るんじゃないかなと他企業の方にも思ってもらえたら嬉しいです!
前回の記事はこちら:IT企業が「花」で仕掛ける、新プロジェクト、始動!
1.花卉栽培の始まり
まず必要だったのは、栽培するための土地を見つけること。
神石高原町役場に相談に行き、関係者とつないでもらいながら3つの候補地が挙がりました。
道の駅から目と鼻の先にある土地
国道の脇にある荒山地
キャンプ場に隣接する農地
実際に足を運び、道の駅近くの土地(正式名:森林公園きのこの森) に決定しました。
道の駅であれば、人目につきやすく、花も見に来てもらいやすいのではと思ったからです。
また、この土地は、神石高原町の観光協会(一般社団法人神石高原町観光協会)が町の指定管理をうけて管理している土地で近年、人足も遠のいていて、最低限の管理をされているとの話から、その管理を担い、土地を活用することで、より町の観光にも寄与できるのではないかとも考えたからです。
土地をお借りしてからやらなければならなかったことは、2,500㎡もの広地の草刈り!
もちろん、我々はIT企業なので草刈り機一台もなければ、草刈り機の始動の仕方、草の刈り方すら分かりません。
そこで、現地の農業に熟知されている方から草刈り機を拝借し、手取り足取り学び、延べ2,500㎡ある茂地を数日かけて刈り切りました。
途中、花卉プロジェクトの現地パートナーでもある神石高原町の役場の方にもお手伝い頂き、何とか花を植える前の下準備を終えました。
よし、では種を植えようと思いきや、「いきなり種を植えても育たないよ!」と農業のプロより、いきなり手厳しいご指摘!
花にはその花に合った土質と、育つために必要な成分があり、適量の肥料を施す必要があるとのこと。
もちろん、そんなことさえ我々は知らなかったので、すぐさま必要な肥料と堆肥や石灰を、神石高原町のJAに買いに行きました。
また、神石高原町は山の上にあるので、必要な道具や花材の買い出しも、その都度、下山しないと調達できないところも苦労の一つでした。
2.出張での栽培活動
さて、我々は神石高原町に居住している訳ではありません。
現地で人材を雇用できるまでは、隔月出張で東京と広島間を行ったり来たり。
今では2名体制となり、現地でタイムリーに栽培作業にあたれるようになりましたが、現地メンバーがいなかった栽培初期は大変でした。
ここでは簡単に、実際に出張して栽培活動にあたっていた頃の内容について触れていきたいと思います。
出張前には、必ずゴールを設定して出発します。
当たり前のことではありますが、必ず達成すべき栽培活動、例えば、「直近の社内イベントで使用する花の種を植え切る!」だったり、突発的に発生する社内から依頼の対応などを想定しながら、ゴールを決めて、タスクを洗い出します。
もし社内イベントが突発的に発生し、緊急で花が必要になった場合は、収穫から発送までをほんの数時間で対応することも。
また、高原地帯という神石高原町の地理的な特徴により、頻繁な降雨や秋口の大型台風が直撃して半日や終日動けない日も予見してスケジュールを立てる必要があります。
出張時の栽培は、来季や2~3か月後にある社内イベントを見越しつつ、逆算してそのイベントの主旨に合う花種の選定を徹底しています。
栽培初期は、神石高原町では何が良く育つのかを模索するため、色々な花を試験的に栽培しました。
その中で、役場の方々や花卉農園の方と綿密に意見を取り交わしながら、花の種類だけでなく当日の演出までも議論しました。
社員とそのご家族に、「SHIFTっていい会社!」と1%でも多く思ってもらうために...。
ただ出張日数にも限りがあるため、我々がいない間は、神石高原町の観光協会の皆さんに、毎日の水やりや生育観察などをお手伝い頂きました。
その際、写真で花の状態を共有してもらったり、時には害虫・害獣による葉の虫食いや花壇荒らしなどのトラブルも発生するので予防対策もしていただきました。
3.神石高原町産の花を社内イベントで活用
現地の役場の方や花卉農家の方からのご協力のもと、栽培した花々は社内で四半期ごとに行われる圧倒的な成果を出した社員を讃える授賞式(通称:SHIFT AWARD)の会場装飾や受賞者へのプレゼントとして彩られます。
社内イベントがある際は、1回に500本、多い時には2,000本もの花材を収穫・発送することも珍しくありません。
時間と勝負なので、どこで収穫するのか、いつ着手すれば良いかを現地関係者含めて迅速に話し合います。
このようなSHIFT AWARDでの企画時は、どんなコンセプトでそのイベントが開催されて、主役となる登場人物がSHIFTという会社に対して最大限の愛着を持ってくれるように創意工夫を凝らします。
イベント主催を担う別部署との認識のすり合わせや、どんな花を使い仕上がりをどうしたらよいかなどの具体的な議論を重ねていくのです。
4.栽培人材の雇用・今後の活動
栽培実務を行うメンバーが昨年11月から加わり、今年3月にはもう1人メンバーを増員して、本格的に大量栽培を展開する体制が整いつつあります。
現地での採用により本社にいる花卉メンバーでは、タイムリーに聞きに行けなかったり、コネクションを持つことができない知見者へもフットワーク軽く人間関係構築ができるようになっています。
今後は、新たに大量栽培が可能な広大な農場と、更なる人員増加が必要となります。
現在は、町周辺のハローワークや町の多くの方が視聴しているケーブルテレビの掲示板を通して採用を募っており、栽培~出荷を神石高原町で行っていけるように、日々邁進中です。
発展途上のプロジェクトですが、これからSHIFT社員の皆さんのワークライフに花で寄り添えるように尽力してまいります!
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