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2022.08.10(水) SHIFT EVOLVE 「あなたのチーム、草生えていますか?」ザッソウについて語ろうLT会レポート

はじめに

皆様お疲れ様です、SHIFTEVOLVE運営メンバーの大森です。

8/10(水)に行われたイベント、『SHIFT EVOLVE 「あなたのチーム、草生えていますか?」ザッソウについて語ろうLT会』 のイベントレポートを書くことになりました!

私自身7月に運営メンバーになったばかりなのですが、それまではSHIFT EVOLVEにあまり参加したことがありませんでした(小声)。

SHIFT EVOLVEについて「聞いたことはあるけど、どんなことをやってるのか知らない」「参加してみたいけど、なんか難しそう…」と思っている人も多いのではないでしょうか?

私もそのうちの一人でした!

そんな方々のためにこういったイベントレポートを通して、SHIFT EVOLVEは思ったより気軽に参加できるイベントが多いんだ!ということを知ってもらいたい、もっともっと参加してくださる方が増えたらいいなと思っています(’ω’)!

最後まで目を通していただけるとうれしいです!

SHIFT EVOLVE紹介

SHIFT EVOLVEを知らない方へ、ご紹介させていただきます。

|SHIFT EVOLVEとは

株式会社SHIFT/SHIFTグループがお届けするエンジニアのための「知識を深める、新しい発見を得る、人とつながる」ことを目的とした有志によるコミュニティ活動で、さまざまなイベントを主催しています。

その中でもLT会というのはLightning Talks(稲妻トーク)の略称で、数名の登壇者に一人5分~10分程度でテーマについて短く速いプレゼンをしてもらう会になっています。

|今回のLTテーマは「草」!

草ってなんぞや?と思った方も多いかと思いますが、ざっくり言えば「心理的安全性」。

最近よく耳にするようになった言葉ではありますよね。

登壇して頂いた3名のSHIFTメンバーがどんなふうに心理的安全性を意識しているのか、また視聴者様からもチャットでたくさんコメントを頂き皆様の感じているリアルを知ることができた会になりました。

▼イベント詳細引用

近年ではホウレンソウ(報連相)よりザッソウ(雑談、相談)が盛んなチームや、 失敗しても草(笑い)を生やしながら許容とリカバーを行いつつ、 新しいチャレンジができるチームの方がパフォーマンスがでているそうです。

一方で、いくらザッソウや草が多くても毎日充実感のないタスクだけをこなしたり、 ヘルシーコンフリクトのないヌルい職場になってしまうこともスキルアップや成果という点で困りものです。

そんな一見すると簡単そうで難しいザッソウや草について、参加者のみなさんで共有する、"ザッソウについて語ろうLT会" を開催します。 「あなたのチーム、草(ザッソウや笑い)生えていますか?」

「リモートワークが主流になった雑談の方法」

1つ目のトークテーマは「リモートワークが主流になった雑談の方法」。

SHIFTの丸山さんからリモートワークにおけるコミュニケーションの取り方のすゝめをお話し頂きました。

まずはアンケートから。 ※コメントでお答え頂いた数を集計しました。

Q.1:在宅or出社?

やはり圧倒的に在宅が多いですね。

私自身も完全在宅なので、今一緒に働いているメンバーほとんど実際に会ったことがなく顔を知らない人すらいます(笑)。

Q.2:メンバーと雑談してる?

雑談については「ない」「減った」の声が多い結果となりました。

在宅の人が多い分、オンラインで相手の状況がわからないといった理由で話しかけづらさがあるようです。

一方で、ZOOMやチャットの方が話しやすいと感じている方もいらっしゃいました。

|リモートワークにおけるコミュニケーション

リモートワークでは相手の状況を把握する情報の少なさがネックです。

会議中もカメラをオフにしている人は多いので、表情から読み取るリアクションだったり、動作(例えば相槌など)がリアルタイムに見えずコミュニケーションの取りづらさがあるのではないでしょうか。

Face to Faceのコミュニケーションが減った分、チャットでのやりとりが圧倒的に多くなりました。

チャットにはチャットの良さがあり、例えば相手の状況が分からなくても質問や相談を投げやすいところや、気軽にスタンプやコメントでのリアクションがしやすいところが挙げられます。

会話にニガテ意識があるけどチャットならコミュニケーション取りやすい、という人もいるでしょう。

オンラインでのコミュニケーションにおいて大事なのは、『自ら働きかけて相談・雑談する場を作ること』 です。

待ちの姿勢ではいつまでたっても話が進まないことだってあります。

対面だった時に「今お時間大丈夫ですか?」と話しかけていたのと同じように、相手の状況が見えない中でも話したいですという意思表示をしてみることで自ら機会を作っていきたいものですね。

発表者の丸山さんは心理的安全性が高いチームはパフォーマンスが高いと感じているとのことでした。

私自身も普段から雑談をよくする先輩がいますが、そのおかげで小さな悩みや問題・思い付きレベルでの相談がとてもしやすく、そのおかげで自分の仕事の進めやすさを実感しています。

自分一人の空間で仕事をしている中で、自分のことばっかりになってしまうことも多いかと思いますが、チームメンバーの一員であることを再度意識しなおしてそれぞれが『働きかける』ことをしていけるといいのかなと思います!

「分報はエンジニアをEVOLVEすると思う話」

2つ目のテーマは「分報はエンジニアをEVOLVEすると思う話」です。

我らがSHIFT EVLOVE運営メンバーの森川さんからは、森川さん自身が実践されておられる分報チャンネルの効果についてお話を頂きました。

|分報チャンネルとは?

困ってることや思ってることをリアルタイムに社内チャットツールに投稿し、スタンプやコメントで同じ考えを持った人たちと共有するチャンネルです。

基本的にパブリックなチャンネルで運用し、"times"や"timelines"と呼ばれることも。

発信するのが好きそうな人を主にお誘いしてチャンネルの参加メンバーを増やしているとのことでした。

効果としては主に以下を挙げています。

  • 学びや悩みをアウトプットする場となる

  • 社内コミュニケーション促進(関係ない部署の人同士で会話が盛り上がることもしばしば)

  • 情報共有の場(技術ニュースの共有、のみならず解釈・コメントも共有できる)

  • コミュニティ立ち上げのきっかけになったことも

Twitterって、ついつぶやいてしまいますよね。

それに似た感覚で(もっと統制されてはいますが)、投稿できる場というのは少なからず自分の中で逃げ場になったりして息抜きできたりするのかもしれないです。

私は参加していないのですが、『考えをつぶやいていい場ですよ』ということで作られているのであれば発信しやすいかも!と思いました。

ある程度自由に投稿できるチャンネルということで、雑談が井戸端会議化してしまったり、承認欲求を満たすためのツール化で本末転倒になってしまうというデメリットももちろん存在します。

しかし、参加メンバーがそれぞれマナーを守ることによって心理的安全性を高める促進剤になっているとのことでした!

『分報のつぶやきがきっかけで、技術的な課題が解決したりアイディアや気づきを得たりということがときどき起こっています。これこそエンジニアがEVOLVEする、そして事業貢献するってことだと思います。』by森川さん

これからもっとアクティブユーザー数を増やし、熱量を上げていきたいとのことですので、興味のある方は EVOLVEで運営しているTwitterに連絡してみてください。

▼SHIFTEVOLVE公式ツイッター
https://twitter.com/shiftevolve_jp

「雑相から考える心理的安全性って本当に安全なのかな?」

最後のテーマは「雑相から考える心理的安全性って本当に安全なのかな?」です。

Naso@Sato Hiroyukiでおなじみの佐藤さんからは、心理的安全性の上手な取り方についてお話頂きました。

|報連相と雑草

最近ビジネスマナーのお決まり文句となっている「報連相」ですが、「山崎 富治 (1989年) ほうれんそうが会社を強くする-報告・連絡・相談の経営学 ごま書房」という本が出た当初は上司が部下と話すきっかけを作っていこうという取り組みだったそうです。

今は定義が変わり、部下が上司に報告する義務を指すような言葉になりました。

一方で「雑相」の定義は『雑談相談、雑な相談(すばやい連携)がしやすくなる、会話しやすくなる、形式ばってない』となっており、上下関係なくコミュニケーションを取りやすくしましょうといった内容であることが特徴です。

心理的安全性の定義は『組織の中で自分の考えや気持ちを誰に対してでも安心して発言できる状態』となってはいますが、双方向のコミュニケーションから生まれるものであり当然相手がいるので、どんなことを発言してもいいわけではないです。

近年、対面での会話、チャット、カメラON/OFFでのビデオ会議など、さまざまなコミュニケーション方法が増えてきました。

どんな方法であっても基本的には『発信し、受け取って、情報を整理して、また発信する』ということの繰り返しでコミュニケーションは生まれます。

コミュニケーションを取るときは、相手に合うコミュニケーションってなにかな? を考えることが大切だと佐藤さんはおっしゃっています。

そのためにも相手に興味関心を持ち、相手をよく知ることで雑談がしやすくなるよう努力が必要です。

人それぞれ受け取り方や感じ方が違うのは往々にしてあることで、その違いを感じたときに、なぜそう受け取るんだろう?といったように相手に問題を見出しがちですが、一歩引いて自分の発信の仕方が間違っていないか?を考えてみることも大切です。

エンジニアであれば相手が受け取る「インターフェース」をイメージしてみると良いかもしれません。

JSON形式?CSV形式?送ってるプロトコルが間違ってないかな?なんて考えてみるのも面白いですね。

(このタイミングで「仕様書がほしい」というナイスコメントもありましたw)

コミュニケーションにおいては相手に自分が合わせるというよりも、相手と興味関心を共有しながらお互いを合わせていくということを意識していけたらいいものですね!

まとめ

今回は組織で仕事をする上で永遠の課題になる『心理的安全性』について面白いトークが聞けました。

なんとなく意識している人は多いかもしれませんが、こういった形でほかの人の考えを聞いて改めて考え直す、意識しなおすきっかけになればうれしいです。

私個人の考えですが、会話の「質」も大事だなと最近思います。

ちょっとでもとげとげしい言葉を使われてしまうとそれ以上話しかけづらくなってしまって委縮してしまう、つまり心理的安全性の低下につながるという経験をした人も多いのではないでしょうか。

「行く言葉が美しければ、来る言葉も美しい」

これは韓国のことわざだそうですが、優しい言葉・思いやりのある言葉を使えば相手からも同じように返ってくるという、とても素敵な言葉だなあと思います。

こんなことを少し意識してみるだけでも日々のコミュニケーションがより豊かになる第一歩につながるかもしれないですね。

長いレポートとなりましたが読んでいただいてありがとうございました。


|最後に…。

SHIFT EVOLVEはいつでもメンバーを募集していますので、興味をもってくださった方がいればご連絡お待ちしております!!

※SHIFT EVOLVE運営メンバーに直接連絡をお願いします

▼SHIFT EVOLVEではさまざまなイベントを実施しておりますので下記URLより詳細ご確認ください!

登壇者/参加者、随時募集しております!


執筆者プロフィール:大森 咲
第二新卒でSHIFTに入社し、テスターの経験を経て現在はQAチームでテスト実行管理等に従事。
最近SHIFT EVOLVE運営に参加し、初めてのイベント運営に奮闘中。
趣味は料理とお酒とキックボクシングで、 嫌いな食べ物はフルーツと甘いもの。

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