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Docker-ComposeでZabbix監視環境を構築し、死活監視を簡単に設定する(設定の確認)


はじめに


皆さん、こんにちは。 株式会社SHIFT サービス&テクノロジー本部  ITソリューション部 アプリケーションサービスGの平野です。

老朽化したシステムのマイグレーション支援業務を行っています。

前回はZabbixコンテナの起動から、ICMPの監視設定までを説明しました。

前回の記事

前回から少し時間がたってしまいしたが、今回は設定された項目と内容について説明します。

設定の確認


まずは前回の設定で、どのような項目が設定されたのかを見ていきます。

メニューのData Collection→Hostを選択します。

前回設定したのはSIP-GWの監視設定なので、 確認するとitem 3と記載されています。

itemをクリックして、設定されている項目を見ていきましょう。 以下の項目がセットされています。 ICMP loss ICMP ping ICMP resopnse time

ICMP lossをクリックすると以下の画面が表示されます。

ここでさらにICMP lossをクリックすることで編集が可能となります。

keyの「select」を選択してみましょう。

以下の選択画面が表示されます。

ここで設定されているのは、icmppinglossなので選択してみます。 icmppinglossの横に、で色々出てきましたね。 これが、icmppinglossに渡せるオプションの項目となります。

ICMP loss

icmppingloss[,,,,]

https://www.zabbix.com/manuals を参照してマニュアルを確認してみると以下のような説明があります。

説明 パケットロスの割合

オプション説明デフォルト値targetホスト IP または DNS 名-packetsパケット数3intervaltarget - packetsで設定したパケットの送信間隔1000sizeパケットサイズ (バイト単位)56 or 68※1timeoutタイムアウト (ミリ秒単位)fping v3.x - 500 fping v4.x intervalから継承

※1 プラットフォームとバージョンによって異なる

targetはHost interafaceから渡されるので、他のオプション項目はデフォルト値で設定されているということになります。 変更したい場合は、オプションを以下のように渡してやります。

  • パケット数:4

  • インターバル:2000ミリ秒

  • パケットサイズ:100

  • タイムアウト:500ミリ秒

例:icmppingloss[,4,2000,100,500]

第一引数のTargetは、Host interafaceを使用するため設定しません。

ICMP ping

icmppingの場合も同様に以下の項目となっています。 オプションについては、icmppinglossと同じですね。

icmpping[,,,,] 説明を見ると以下のように記載されています

説明 ICMP ping によるホスト アクセス

補足すると、icmppingはPingを送信して、応答があれば成功とします。 デフォルトでは3回ですが、1回でも応答があれば成功です。

ICMP resopnse time

icmppingsec[,,,,,] オプションについては、modeが追加されています。 mode - 使用可能な値: min, max, avg (デフォルト)

説明 ICMP ping 応答時間 (秒単位)

今回のまとめ


これでICMP pingを選択することによって、設定される監視項目の説明が終わりました。

今回は死活監視を設定し、応答がない場合に通知がほしいので、

以下のどちらかで通知が来るようにすれば良さそうですね。

  • ICMP lossで応答が0%となった場合

  • ICMP pingで失敗が帰ってきた場合

次回は、CMP pingの応答で失敗が帰ってきた場合、通知を送信するように設定しようと思います。


執筆者プロフィール:平野史朗
前職の職場にはLSIの論理設計技術者として入社はずが、
修行のために転属したハードウェア開発部門でIP-PBX開発中に所属部署がなくなり。。
ソフトウェア開発会社に転籍。
客先でソフトウェア開発支援、テスト支援、等様々な業務を担当後SHIFT入社。
今後も今までの経験を生かして、お客様の課題解決に貢献していきたいと思っています。

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