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短期集中講座 『SHIFT流』企業価値を最大化するビジネスメソッド 開講レポート 前編

SHIFTは、京都大学経営管理大学院(京大MBA)と協業し、産学連携により社会課題の一つであるDXとESGの発展に向けた調査・研究および情報発信などの各種取り組みを行っています。

2023年11月から2024年2月の計6日間にわたり、京大MBAと「短期集中講座『SHIFT流』企業価値を最大化するビジネスメソッド」を共催しました。本記事では、東京都・丸の内の京都アカデミアフォーラムで実施したDay1~Day3のポイントを、受講者からの声を交えながらご紹介します。

■講座の目的

SHIFTは、創業から積み上げ磨きつづけた経営のノウハウを、企業価値向上を推進する圧倒的な「強み」として構造化した「EVAC(エバック)※1」という独自の経営メソッドに昇華し、ご提供しています。この「EVAC」にも凝縮されたSHIFTがもつノウハウのなかでも、自社成長の過程で会得した以下の4つの力に焦点をあてて展開しました。

①戦略的IRで社会的信頼を高め、営利78倍、時価総額177倍 ※2を実現した「経営力」

②真に求められる技術とサービスで、 顧客単価2.9倍、エンジニア単価2.0倍に引き上げた「事業推進力」

③求人倍率10倍ともいわれるDX業界で 年2,500人を採用し、強い組織をつくりあげた「人事力」

④上場から8年で、10万件のリードを獲得してきた「営業力」

企業価値向上のために必要な各分野について、SHIFT代表取締役社長 丹下 大をはじめとする経営陣が講義設計に携わり、現場の第一線で事業を遂行してきたプロたちが講師として実践的な学びの数々を提供しました。

※1 EVAC(エバック、Enterprise Value Acceleration and Communication)とは、SHIFTが自社の経営を通じて培った独自の経営メソッドです。自社のみならずお客様の企業価値の向上を支える方法論として、EVACコンサルティングサービスにも活用しています。

※2上場時2014年8月期の売上高、営業利益と2023年8月期のそれぞれの業績予想比較。上場時時価総額(公開価格ベース)と2023年8月1日に記録した終値ベースの上場来最高時価総額の比較。

■受講対象者

本講座は企業経営層や、将来、トップマネジメントや経営を担いたいと考えている幹部候補の方に向けて開催しました。初回開催にも関わらず、公募開始直後に定員を大幅に上回る受講希望者からお問い合わせをちょうだいし、さまざまな業界・業種を代表する企業の経営者をはじめ、企業の根幹となる各領域の責任者やキーマンなど30名を超える方々に受講いただきました。

■カリキュラム

※Day3~6の内容は「開講レポート②後編」でご紹介予定。

■Day1「人的資本経営・管理」講座のポイント/参加者の声

初日の講座では、まず上席執行役員 兼 人事本部本部長 菅原 要介より、本講座を通じて受講者の方々と共有したい思いをご説明しました。SHIFTの企業成長の原動力になった各要素や、日本経済・株式市場への課題に対する捉え方、さらにはEVACに込めた思いなどを解説し、企業価値向上の方法論を多くの方々と共に世の中に広め、日本の競争力向上に貢献したいというメッセージをお伝えしました。

続いてDay1のメインテーマとして、人事総務統括部統括部長 棚田と人事本部人事総務統括部コーポレート人事部部長の中園が講師として登壇し、SHIFTにおける人的資本活動の重要性やポリシーを以下3つのポイントに沿ってご説明しました。

・目的の明確性と数値化・定量化しているか?
(人的資本の独自指標LTVについて)

・人を徹底的に知り生産性を追求しているか?

・人的資本施策の設計が事業-経営と直結できているか?


受講者からは、「人的資本の可視化や経営数字との紐づけの重要性を再確認する機会となった」、「経営や事業部を巻き込んだ人的資本活動の実施には、企業全体で本質を理解し覚悟をもってやり切ることが必要だと実感した」などの声があがり、Day1の講座に対するご質問や反響の多さからは、人的資本に関する取り組みが企業ステージや事業内容に関わらず、すべての受講企業、受講者の方々にとって共有の課題であることを確認することができました。

■Day2「営業」講座のポイント/参加者の声

「営業」をテーマとしたDay2では、キーエンスの高成長をけん引し、同社100%子会社の代表取締役も担った執行役員兼営業統括本部営業本部本部長 木村が登壇。経験に基づき体系化した、営業が担うべき役割や必要な思考、環境や体制づくりなどの「結果を出せる営業」の極意を解説しました。また、営業施策により変革を果たした事業を例にあげ、グループワークを通じて学びを深めあいました。

受講者の方々からは、それぞれの企業の市場背景や各社が抱える課題をもとに、営業部隊の体制や教育、評価、マネジメント、報酬体系などより具体的な質問が多く飛び交いました。

■Day3「経営管理/IR」講座のポイント/参加者の声

Day3のテーマは「経営管理」と「IR」の2つのテーマで実施しました。
経営管理パートでは経営管理部経営企画グループグループ長の山口が、SHIFTにおける経営管理の考え方として、仕組み化や投資家/社会からの見え方、ゴール意識したアクションの設計などを解説し、時には大きな組織構造の変化にも恐れず取り組む姿勢などについてお話しました。また、中期経営計画の立て方、年度予算を組み立ての際に重要視することなど、具体的な施策についてもご説明しました。

続くIRパートでは、EVACコンサルティンググループの廣田が講師を務め、SHIFTのIRに関する軌跡をたどりながら、投資家の意識決定プロセスの分析や対話姿勢について登壇しました。

後半記事ではDay3~Day6の模様をご紹介いたします。


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