私の駆け足レビュー!Salesforce新機能で1年間をふりかえる 2024 Day.24|【Lightningアプリケーションビルダー】
こちらは、公式アドベントカレンダー2024_A IT技術関連トピック Day.24 の記事です。
公式アドベントカレンダー2024_B 仕事術・キャリア・体験記も毎日記事を公開していますので、ぜひあわせてご覧下さい。
★Day23のアドベントカレンダー記事
「開催報告「CloudNative Days Winter 2024 一日で学ぶクラウドネイティブ技術実践ハンズオン」」(武井竜一)
はじめに
こんにちは^^SHIFTのSalesforceチームの南です。
誰にとっても優しい仕組み作りを目指しながら、Salesforceの導入~活用支援をしております!
今年もふりかえっちゃいます、Salesforce新機能~👏パチパチ
今回は、前年に引き続き進化が目まぐるしいLightningアプリケーションビルダーに着目してお届けいたします。
みなさま、準備はいいですか?
👇新機能って何?という方はこちらもご参考ください
Salesforceの新機能って?リリースの流れを知って活用しよう!
👇2023年のSalesforce新機能ふりかえりはこちらもご参考ください
今年も画面系が熱い!Lightningアプリケーションビルダー
見え方が少し違うだけで使いにくくも使いやすくもなるのが画面、これは工夫のしがいがありますね👀
Lightningアプリケーションビルダーは、ページレイアウトの設定と比べ、より柔軟に動的な設定が可能です。
Lightningアプリケーションビルダーのバージョンアップは、これからも目が離せませんね。
まず前提として、これからご紹介する機能はページを編集して設定することが可能です。
<編集方法>
1.Salesforce画面の右上の歯車マークをクリック
2.[ページ編集]ボタンをクリック
それでは、さっそく見てまいりましょう。
1. もう数式を作らなくても大丈夫!関連オブジェクトの項目追加(Spring'24)
関連する情報を見に行かずにその場で確認したいと思ったことはありませんか?
関連する親オブジェクトの項目をレコードページに項目として配置することができるようになりました!
例えば商談に取引先の情報を載せたい場合
直接、取引先の項目を配置することが可能です。
今まで数式項目を作って表示させたり、関連レコードで関連先のオブジェクトのアクションを配置したりしてましたよね。
それが表示するために数式項目やアクションを作成しなくても画面上で親オブジェクトの既存の項目を使用して配置することができるんです!
<利用シーン例>
商談に取引先の企業情報を表示
見積に取引先の住所を表示
ただし、注意点があります。 参照して配置した項目を編集することはできません。
例えば、商談ページで取引先の説明を編集したい場合は取引先のリンクから直接取引先を編集するか引き続き関連レコードの使用がよいでしょう。
2. 項目だけじゃない!タブだって表示/非表示ができる!個々のタブの条件付き表示を設定(Summer'24)
これも私にとっても嬉しい機能です!条件によってタブの表示ができるので早速活用している機能です。
項目やアクションボタンの表示条件の設定と同じようにタブの可能性も広がりますね👀
<利用シーン例>
状況に応じたボタンの表示/非表示
フェーズに応じたフェーズ用タブの表示
クローズしたらクローズ用の参照のみに設定した項目のタブを表示
役割別のタブを表示
3. 強調表示パネルも動的に!表示項目の追加や表示条件をカスタマイズできるように(Winter’25)
なんと、とうとう強調表示パネルも画面で表示項目を調整できる時代になりました👏
それが、動的強調表示パネルです。項目の表示条件も設定可能です。
今まではコンパクトレイアウトで設定していましたが、コンパクトレイアウトでは表示可能な項目は4項目まででした。
動的強調表示パネルでは、最大12項目が表示可能です。
<動的強調表示パネルの特徴>
最大12項目表示(※コンパクトレイアウトと違い、強調表示の見出しはName項目で変更不可)
表示条件の設定が可能
モバイルも使用可能
4. 注目!条件付き書式設定を使用して項目を目立たせることが可能に(Winter’25)
この機能も使い方次第でユーザーの定着化やデータ活用が促進される機能ではないかと思っています。
文字情報だけではなくアイコンが表示されることにより、注目する情報の項目や確認状況などがわかりやすくなりそうです。
(入力時にはアイコンが消えるので、個人的には入力時にもアイコンが表示されるようになってほしい)
<利用シーン例>
入力してほしい項目の警告用の目印に
ファイルリンクや添付資料のチェックなどが入っている場合のお知らせの目印に
確認したい項目の目印に
サポートされているデータ型は以下です。
サポートされていない項目はどうするの?
ご安心ください、その場合は数式項目などを作成して条件を設定することが可能です。
(日付項目もサポートしてほしい。)
<サポートされているデータ型>
文字列型の項目:自動採番、通貨、メール、数値、パーセント、電話、テキスト、テキストエリア、URL
ID
チェックボックス (ブール型)
地理位置情報
選択リスト
上記のいずれかの型に解決される数式項目
上記のいずれかの型に解決される積み上げ集計項目
<参考URL>
出典:Help_Lightning アプリケーションビルダーの条件付き項目の書式設定
5. その他
その他にもバージョンアップした内容はまだまだあります。その他として、一部をご紹介します。
モバイルもLightningアプリケーションビルダーのバージョンアップでより使いやすくなっているので嬉しいですね。
モバイルの拡張
タブレットでレコードフィールドを2列で表示する
モバイルデバイスで標準オブジェクトに動的アクションを設定しプレビュー
モバイルアプリの拡張レポートでハイパーリンクを表示して開くことが可能に
動的強調表示パネルがモバイルでも使用可能に
コンポーネントの関連リスト表示ラベルの翻訳
Lightningアプリケーションビルダーでリッチテキストの見出しを作成する(アクセシビリティ)
Lightningレコードページを設定するときにコンパクト密度でフィールドを確認する
おわりに
いかがでしたでしょうか?
Lightningアプリケーションビルダーだけでもこんなに進化していることがわかりますね。
まだまだ今後の新機能にも期待です。みなさまも活用できそうな機能がありましたらぜひ試してみてくださいませ~^^
フロー(フロービルダー)のふりかえりも別の機会に投稿を計画中です!
最後までお読みいただき、ありがとうございました^^
あなたの「スキ」が力になります。
ひとりでも多くの方にこの情報をお届けできますように。
★SHIFTグループ公式アドベントカレンダー2024【A】 IT技術関連トピック Day25は「年末はみんなでモブロだ! ~はじめてのモブプログラミングのやり方~」(石井一成)
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