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情報と情報システムの存在意義って何だと思いますか?

CATチーム、テスト管理ツール「CAT」のエヴァジェリスト石井です。CATの紹介はこちら(公式HP) からどうぞ。

今回はCATの話ではなく、システムや情報の根本の小話を書いてみます。

我々SHIFTが取り扱っているものは、情報システムの品質です。

この情報システムと、そもそも情報とは何かを皆さんは考えたことがありますでしょうか。

正直、システムに携わる人(特に私)は1日中机に座って画面に向かって何かをしているだけです。いつも自分は何か価値があることをしているのだろうかと考えてしまい、この問いにぶつかります。

私はこう考えています。

例えばあなたがとある目的地に行こうとして、途中で森に入る必要があるとします。そのときにAという道とBという道があります。あなたが目的地に早く到達するためにはどちらを選んだら良いでしょうか。

何も情報がない場合だと、いちかばちかどちらかを選ぶしかありません。当てずっぽうであれば、2分の1の確率で最短の道に進むわけです。

ですが、Bという道の方が、Aという道よりも3分の1の速さで目的地に到達するという情報を持っていた場合、あなたは目的地まで確実に最短距離で進むことができます。

Aという道よりも3分の1のコストで目的地に到着することができます。あなたは確実にコストを節約できるわけです。

これが情報の意義であり、価値です。

私たちの世界では、この情報を地図といいますね。

情報システムとは何でしょうか。この情報を収集する方法とそれを提供する方法だと私は考えます。

Bの方が良いという情報をどう収集しても良いです。例えば人海戦術で2人がABそれぞれの道に行き、その実績をみんなで共有するという方法でも良いです。もしくはドローンや衛星で写真を撮ってどちらが近道かを確認するという方法もあります。

これらがシステムにおける情報を収集するという側面です。

提供の方法もシステムによって実現します。

看板で提供する方法、スマートフォンで配信する方法、人が来たら音声で伝える方法などがあると思います。それをどう効率よく提供するか、もしくは有料で提供する(ビジネス)かというのもシステムの役割です。

システムの品質や開発に私が携わるとき、この情報としての本懐を満たしているのかというのを常に意識しています。

逆に、システムを使うことで人が不利益を被ったり、非効率になったり、不幸になるというのはシステムとしてはあるまじきことであるとも考えています。

システムの良し悪しの判断は、この原理によって測れるかなと常々思うのです。

そうすると、パソコンの前に一日中座ってるだけの私も、誰かが目的地に行くときに、最短のルートで行けることをサポートしている気がしてきました。少しは価値が生み出せているようで少し安心します。

これからも全ての人々にBという最短の道をご案内できるよう、頑張れる気がしてきました。よろしくお願いします。

CATエヴァンジェリスト、石井優の小話でした。

(宣伝)私の担当するテスト管理ツールのCATもよろしくおねがいします!公式HP


執筆者プロフィール:石井 優
倉庫事業企業のシステム部門にて、基幹システムの開発・保守・導入及び大規模基幹システム移行への参画を経験し、2015年SHIFTへ入社。 CATエヴァンジェリストとして、ツールだけでなくプロジェクト管理プロセスに関する紹介や提案など幅広く活動中。CATやTDのことに興味があればいつでもご連絡ください!

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PHOTO:UnsplashAlex Knight