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品質バラつきにはやっぱり標準化|SHIFTインスペクションチームの取り組み(後編)

はじめに

こんにちは。SHIFTの技術統括部で《インスペクター》をしている馬場です。 この記事では、私が所属するインスペクションチームにおいて、業務の品質と生産性向上のため、SHIFTを象徴する考え方である“標準化”の取り組み例について紹介します。

執筆者プロフィール:馬場 景子
前職はSES企業で様々な業種の案件を要件定義から総合テストまで経験。 退職後、専業主婦として1年過ごした後、SHIFTに入社。 現在は夫と娘とインコの4人家族で主婦をしつつ、インスペクション業務に従事しております。

前回の記事

インスペクションとは?(前編)

今回はインスペクションチームの課題と標準化に焦点を当ててお話ししていきます。

インスペクションチームの課題

インスペクションは各インスペクターの経験や知識、スキルに依存する部分があり、インスペクション品質にバラつきがありました。

インスペクション経験が豊富なインスペクターと、経験が少ないインスペクターとでは、検出する指摘の数や質に差が出てしまいます。

このように、インスペクションチームとして、インスペクション品質の均一化および品質の底上げが課題としてありました。

インスペクションの標準化

そしてこの度、インスペクション実績の中で頻出する指摘を積み上げ、標準化資料を作成しました。 100を超える、より具体的な確認項目を洗い出しています。 併せて、具体化した確認項目ごとに、インスペクターが気にするべきポイントや要点を図解整理しました。

標準化資料は全てのインスペクションの確認観点が網羅されるわけではありませんが、この資料を活用することでインスペクター毎の品質のバラつきを抑え、チーム全体でのインスペクション品質の底上げを狙っています。 標準化資料は、今後もフィードバックを繰り返しながら内容の充実を図り、更なるインスペクション品質の向上に役立てていく予定です。

※なお、作成した標準化資料はインスペクション内部資産となるため公開はしておりません。

標準化による効果

インスペクションチームでは、作成した標準化資料の効果を確認するため、この標準化資料を実際に、案件に参画中のインスペクターに活用してもらいました。 結果として、以下のようなフィードバックがありました。

  • 『今まで気づくことが出来なかった観点で、新たに指摘を検出することが出来た』

  • 『指摘の見落としの防止に役立った』

  • 『インスペクションの理解がより深まった』

標準化資料を作成したことで、インスペクションの手法を再確認し、より効果的・効率的に欠陥が摘出できるようになりました。

今後について

前述した通り、今後もインスペクターの知見を標準化資料にフィードバックし、インスペクターの作業効率化からの生産性向上、インスペクションの品質向上を目指します。 私たちインスペクターは、標準化資料とともに、これからもっと進化していきます!



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