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「もう迷わない」。コミュニケーションにおけるたった一つの判断指標

はじめに

こんにちは!株式会社SHIFT(以下SHIFT)の能力開発部で、コミュニケーションやリーダーシップ教育を担当している岡田 洋輔(ようさん)です!

「コミュニケーションを通じて、人生にポジティブなインパクトを!」をモットーに、日々、皆さまのコミュニケーションやリーダーシップに関するお悩み相談に乗らせていただいています。

【なぜ人はコミュニケーションで悩むのか】

「コミュニケーションはキャリアにおいて成功するために、欠かすことのできないスキルだと思いますか?」

いろいろな研修でこの質問をさせていただくと、ほぼ全員(99%ほどの方)が、「はい」と答えてくれます。

皆さん、コミュニケーションの重要さには気づいているんですね。

それにも関わらず、コミュニケーションや人間関係で悩んでいる人ってめちゃくちゃ多いですよね?

それがなぜかというと、「何のためにコミュニケーションをとるのか」という理由を考えずに、ただ、相手の態度や 発言に反応してしまっているからなんです。

今回は「人はなぜコミュニケーションをとるのか」というコミュニケーションをとる本来の目的を見ていきます。そして、相手の態度や発言に反応することなく、いつ、誰とでも、どんな状況でも、自分の意図するコミュニケーションをとるために必要な軸となるコミュニケーションの判断指標を手に入れていただきます。

「なんのためにコミュニケーションをとるんですか」

と聞かれてパッと答えられますか?

なかなかパッとは出てこないですよね?

でも、コミュニケーションは瞬時に起こるもので、瞬時に反応していく必要があります。

【人がコミュニケーションをとる3つの理由】

そこで、この「何のためにコミュニケーションをとるのか」というコミュニケーションをとる本来の目的を理解しておくことで、相手の発言が何であれ、どのように反応したら良いかという判断指標になってくれるんですね。

そのような判断指標があったとしたら、コミュニケーションが楽になりそうじゃないですか?

その判断指標を手に入れるために、「人がコミュニケーションをとる3つの理由 」を理解しておく必要があります。

ということで、「人がコミュニケーションをとる3つの理由」を見ていきたいと思います。

①コミュニケーションを通じて良い感情になる / 良い感情を拡大する

例えば、友人と遊んで楽しい時間を過ごすことで自分自身を満たし、ストレスや緊張を解消することができるので、 良い感情になることができます。

子どもや大切な人と会話をすることもそうですし、人に何かを教えたりするのも、そのことによって良い感情を感じることができるからです。

また、彼氏や彼女と付き合うこともそうです。誰かの注目を浴びようとするのもそうです。良い感情を感じるためです。

マウントを取ったり、相手をバカにするようなコミュニケーションをと ったりする人たちもそうです。

そのアプローチには賛同できないですが、マウントを取ったり、相手をバカにすることで、自己重要感を満たしたり、自分の社会的地位を保ち良い感情を感じようとしているんですね。

そして、楽しい出来事や良いニュースを聞いたとき、あなたはどうしますか?

その喜びを誰かと共有しますよね?

人は喜びや良い感情を共有することで、さらに良い感情を拡大するためにもコミュニケーションをとります。

②コミュニケーションを通じてネガティブな感情から抜け出す

例えば、嫌なことがあったとき、落ち込んだり、悩んだりするときに、人に相談しますよね。これは、誰かに共有することで、 ネガティブな感情から抜け出し、良い感情になりたいと考えているからです。

誰かの悪口や愚痴を言うこともここに当てはまります。誰かに共有することで、気持ちが軽くなり、前向けな気持ちになりたいと考えているわけですね。

③コミュニケーションを通じて新しい結果を生み出す

例えば、仕事で困ったときの上司との相談、同僚とのブレインストーミングもそうですし、クライアントから依頼を受けたり、メンバーに依頼を発注したりすることなどがここに当てはまります。

仕事以外でも、友人との旅行のプランニングだったり、店員に服を探してもらうことだったりもそうです。

また、奥さんや旦那さんと家事の分担について話したり、子どものテスト勉強に付き合ったりするのもそうです。

何かしら、新しい結果を生み出すためにコミュニケーションをとっているんですよね。そして、新しい結果を生み出すことで、良い感情を感じるためにコミュニケーションをとるんです。

上記の3つの理由に共通していることは、「良い感情になる」ということです。

つまり、コミュニケーションの本来の目的は「コミュニケーションを通じて良い感情になるため」ということが言えます。

であるのにも関わらず、コミュニケーションを通じて悩みを抱えてしまうなんて、本末転倒ですよね。

コミュニケーションで悩んでしまう人の多くは、「何のためにコミュニケーションをとっているのか」という本来の目的を忘れてしまっている(気づいていない)ため、相手の深層的な意図ではなく、表面上の言葉に反応してしまい、悩みに陥ってしまうんです。

でも、コミュニケーションの本来の目的を知っていたら、相手がどんなことを言おうが、「あ、この人はこういうことを言っているけど、本当は良い感情になりたいからなんだよな」と考えることができますよね。

そして、このように思うことができたら、相手が何を言おうが、自分の反応を変えることが可能になります!

そして、相手がどんなことを言おうとも、どんなコミュニケーションをとろうとも、このコミュニケーションの本来の目的を忘れずに、自分のコミュニケーションの取り方を見失うことさえしなければ、最強のコミュニケーターとして、どんな環境でも求められ活躍できる人になれるんです!

そんな人になれたとしたら、最高じゃないですか?

そのための具体的なコミュニケーションの取り方は、また別の機会にお話します。

【おわりに】

今回は、多くの人が陥ってしまうコミュニケーションの悩みを生み出す根本原因を解決するために、コミュニケーションをとる本来の目的というテーマで見てきました。

これからのコミュニケーションにおいて、ここで気づいていただいた知識を活用してみてはいかがでしょうか。

もし、今まであなたが、コミュニケーションや人間関係に悩みを抱えていたとしたら、何かしらの良い変化が感じられるはずです。

一緒にコミュニケーションスキルを磨いていきましょう!

あっ、こちらの記事はご覧になりましたか?
コミュを磨けばキャリアは充実する

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執筆者プロフィール:岡田 洋輔(ようさん)
現在急成長中、可能性に溢れるSHIFTの能力開発部でIT業界にとどまらない『人間力』にフォーカスしたコミュニケーション/リーダーシップ教育を担当。Made in SHIFTの知識が世界のスタンダードとなるように、日々邁進中。モットーは「コミュニケーションを通じて、人生にポジティブなインパクトを」。

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