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【全国採用】大切なのは、つながり。最高の転職だった!と記憶に残る体験をしてほしい


はじめに

こんにちは。仙台からフルリモート勤務中・全国採用を担っているSHIFTの漆山です。

採用人事の皆さんは日頃、どんな想いをもって採用の候補者様とコミュニケーションをとられていますか?たくさんの選考をこなすなかで、丁寧さを欠いてしまったり、数字を追うことに必死になってしまったり。私もそんな状況に陥りそうになるときがあります。

2022年8月に入社して以来、私が模索しながらやってきた数々の施策の根底には、ある想いがありました。今回の記事では、全国採用の施策と想いをご紹介できればと思います。

まずは、地方の転職エージェントさんと関係を築く

私の前職は地方特化型の転職エージェントだったんです。SHIFTが仙台拠点をオープンし採用を進めるなか、私は求職者様にSHIFTを紹介する立場。でもSHIFTという会社を知れば知るほど、私が入社したい、という気持ちが高まってしまって。(笑)

地方を盛り上げたい、という想いも共通していたので応募したところ、縁あって今に至ります。と、それは余談として。 SHIFTに入社してすぐに、「全国採用」というミッションをもらい、「応募数の最大化」に貢献できるように様々な施策を実施してきました。

当初は、拠点を開設したばかりの仙台と広島での採用のみを担当。基本的な業務として、

  • 応募対応

  • エージェント開拓

  • 会社説明会

  • 求職者様に向けたスカウト送信

これらを徹底的に行う日々。応募数は着実に伸びました。特にエージェント様経由での紹介数は前年比約2倍に!

そこに至るまでは、とっても泥臭い、地道な努力が必要でした。というのも実は大手の転職エージェントでも、「地方」×「IT」の部署や担当者はなかなかいないんです。そこで一社ずつ電話をして、「仙台に拠点を開きました。担当者を置いていただけませんか」と交渉していきました。

地方採用の難しい点は、一般的にIT業界との関係が薄いこと。ITとは何ぞや、からエージェントさんにお伝えする必要があります。そのうえで、SHIFTとは、そして業界とSHIFTの関係性へと説明を進めなくてはいけません。

非常に骨のおれることですが、こうして一社毎に理解を深めてもらいながら関係性を築くことで、疑問点はすぐに相談いただけるようになったり、IT部門を置いてくれるようになったり、結果的に紹介数も多くなっていきました。

こうした関係構築を進めるために「エージェントさんのためになると思うことは思いつく限りやろう」と考えました。

例えばダミーの職務経歴書をつくって、「受かった方」とそうでない方の理由をグループごとに考えるというワークショップを開催。SHIFTの選考基準について理解を深めてもらうだけでなく、各社共通と考えられる部分を学んでもらう内容です。「またやってほしいと思えたワークショップは初めてです」というアンケート回答がとても嬉しかったのを覚えています。

また横のつながりをつくってもらおうと、地方転職エージェント同士の交流会を開催したこともあります。一方で採用に課題のあるIT企業へエージェントを紹介したりもしました。つながりをつくることで、とてもよい関係を築けているかな、と思っています。

採用候補者様から、頼りにしてもらえる存在になりたい

エージェントさんとの関係性構築から得られたのは紹介数や応募数だけではありません。「時間」です。SHIFTについての理解を深めてくれたので、細かな確認を経ずとも候補者様を紹介してくれるようになりました。

今まで「開拓」や「説明」にかかっていた分の時間を、採用候補者様のため、さらには次なる打ち手のために使っていける。実は紹介・応募数は増えていたのですが、「内定・内定承諾数」には伸びしろがあるなと思っていて。

この数字については業務領域上、私自身のKPIではないものの目を背けてはいけないと感じています。ではどうすればSHIFTに「決めて」もらえるのか.......

転職は今後のキャリアや人生を左右する一大イベントです。不安と希望の入り混じる感情をもちながら、たくさんの情報を集めることでしょう。例えば、

  • 自分は応募できるのか 必須条件の確認

  • 応募書類のサンプル探し

  • 面接時の受け答え方法

ふと自分の転職活動を振り返ると、平日は仕事で忙しく転職希望先の会社説明会には参加できず。応募時には書類の送付が必要で、インターネットで作成方法を調べてコツコツ作成していました。

また、カジュアル面談に応募をしてみると、人事担当者が候補者様に聞きたいことを聞いて、最後に何か質問ありますか?という面接に近いカジュアル面談を経験し、落ちるのかなと不安に思ったこともあります。

私と関わった人には、後悔しない転職をしてほしい。そのために自分のできる最大限の付加価値を提供しようと考えました。SHIFTに決めてもらうという、こちらの都合を取っ払って、候補者様と一緒に悩みを解決する人事であること、頼りになる存在になることを目指すようにしたのです。

具体的な施策たち。不安をやわらげ、強みや魅力を引き出していく

そんな想いを元に、これまで行った施策をいくつかご紹介します。

土曜説明会の開催

平日の説明会参加は難しかったという自分自身の経験を踏まえ、土曜に開催することにしました。開催時間を考えるにあたっては、家庭をもつ方・単身赴任者・独身の方という3つの属性に該当する方の土日の生活を仮説立て、社員や知人に直接土日の生活時間のヒアリングを行い、全員が参加しやすい時間を見つけました。

それが午前10時30分~です。隔週開催でており、多い日は最大40名ほど参加してくれています。

細かいところですが、緊張緩和のためオンラインツールの待機室では毎回雑談コメントを入れています。参加者の属性に応じて例えばエンジニアが多いなら最近の話題のchatGPTについてだったり、未経験者が多いなら自分のプライベートの話など。

説明会のなかでは、活躍事例をたくさん話したり、リモートで働くイメージを具体的に伝えられるように工夫しています。

また「選考意志に関係なく、疑問や不安なことがあったら、いつでも電話してください」と連絡先を伝えていて、参加後には転職活動に役立つリンクをメールで案内するなどしています。

カジュアル面談

また以下のフローで30分のカジュアル面談も実施しています。

  • SHIFTや転職活動について聞きたいことを存分に聞いてもらう

  • 選考フローについて

  • 職務経歴書の作成ポイント

  • 書類作成後や、選考前に不安なことがあればお手伝い

お互いに不安や、疑問が残らないように会話をすることはもちろんですが、 「SHIFTに受かるために」ではなくて、その方の魅力や強みを引き出せるようにお話をして、職務経歴書作成にも伴走します。

ここは前職のエージェントでのスキルが活きていて、自分にしかできないこと。カジュアル面談の後、数週間後に書類作成したので「漆山さんに添削してもらいたい」とご指名いただくことも増えてきました。

選考中のフォロー

正式に応募いただき書類選考にはいった後も、私は、「一緒に内定をとりにいきましょう」というスタンス。面接前こそ不安は大きくなりがちなので、丁寧なフォローをするよう心掛けています。

面接官に対しても事前に確認できたスキル情報や転職理由等の情報をしっかりと申し送りをしています。また細かいところでは、候補者様に展開をした記事なども面接官に共有することで「この記事について質問をいただくかもしれませんし、話していただくといいかもしれない」と伝えます。

いま作成しているものとしては、採用候補者様向けの、質問事例集と面接ポイントをまとめた資料。これもまたSHIFTに特化した内容ではなくIT業界全体を見据えた内容にする予定です。

応募数だけでなく、書類通過率も向上。チャレンジはつづく

こうした施策の効果はすぐに数値に表れました。

説明会における応募数は、FY22上期で255名のご応募ですがFY22下期(6月末まで・残り2カ月ある)で既に329名の応募に増えました。特に選考希望者が前年比13%アップ。

毎月の内定承諾数は横ばいではあるものの、書類通過率は前年比17%upできました。少しずつ前に進んでいる実感があります。

定性的なところでは、嬉しいことにカジュアル面談の結果、他の企業は選考を辞退しSHIFTだけで選考を進め入社した方もいらっしゃいます。

選考アンケートの回答で、良かった点として説明会の担当者対応と答えてくれること、また「漆山」という名前を挙げてくれるかたもいてとても嬉しいです。名前を覚えてくれるというのは、ただの担当者ではなく「人」として見てくれているのかなと。

結果的にSHIFTに入社しなくても、「転職」をきっかけに繋がりができ、最高の転職だった!と少しでも記憶に残っていれば私はとても嬉しいです。

これからも機会やつながりを大事に“応募数の最大化“と向き合いたいと思っています!まだまだチャレンジはつづくので、今後も随時発信していきます!


執筆者プロフィール:漆山
山形県生まれ。新卒で上京しIT業界の営業として経験後、Jターン。
Jターンを機に人材紹介営業を経験し、2022年8月SHIFTに入社。現在は、地方採用担当としてエージェントの開拓や会社説明などを実施。地方を盛り上げたい想いを持ち日々邁進中。

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