QA体制の立ち上げ奮闘記 -その後を左右する、実は超絶たいせつ!自己紹介-
こんにちは。SHIFTのアカウントマネージャー清信です。
今回は、第三者検証会社として「常駐スタイル」でのQA体制構築に数多く携わってきた経験から、皆さんにノウハウを少しだけ紹介しようと思います。
お客様先での業務を生業にしている、コンサルタントの皆さんやわたしのようなプロジェクトマネージャーの皆さんも、ぜひご一読ください!
最初が肝心!
これを読んでくれている多くの方が「常住型での体制構築」ってどうすればいいんだろう?
なにから取り掛かればいいのだろう?
「立ち上げて来い」って言われたけど・・・
と難しく考えている方が多くいると思います。皆さんの置かれている状況は千差万別だと思いますので、皆さんの共通体験からイメージしやすいように紹介していこうと思っています。
まず初めに、「自己紹介」から。
皆さん、いままで自己紹介をする場って幾度となく経験されていると思います。もちろん、紹介される側になった経験もあると思います。
冒頭にある「みなさんこんにちは。SHIFTのアカウントマネージャー清信です。」も自己紹介の一種ですね。
ただ、初めての環境に常駐して「何かを成し遂げなければいけない時」に大事な自己紹介は三段階存在します。それは、、、
1. みんなに自分の名前と顔を認識してもらう。
2. 自分が何の目的でここに来たのかを認識してもらう
3. 自分の得意分野と不得意分野を認識してもらう
です。それでは、各段階がなぜ必要なのかを説明していきましょう。
みんなに自分の名前と顔を認識してもらう
これに関しては、特に説明が不要だと思いますし、最低限やられていることだと思います。
目的は、自分の存在を知ってもらうことですね。
ただ、この段階で確実に名前と顔を覚えてもらえるわけではないので、「なんか新しく人がきたな」くらいで存在を知ってもらえれば十分だと思います。
自分が何の目的でここに来たのかを認識してもらう
これはですね、僕がお客さん先に常駐して、ほぼ毎回発生する問題として
「聞いていた課題感と現場の課題感がてんで違う」ことにあります。
主な要因としては、依頼者(お客様の上層部 ※決裁者など)が
・課題だと思っていたことが、実際は違った。
・赤裸々に話したくないので、あるある課題を出してみた。
ってパターンがあると思うのですが、そこはあまり重要じゃありません。
重要なのは「聞いていた話を100%信じるな。疑ってかかれ。」です。
なので、目的としては、自分がどういう話を聞いてここにきたのか、それに対して(今のところ)どういう支援をしようと思っているのかを関係者にわかってもらうため。です。
そうすることによって、「いや、そういうところは困ってないよ。実は・・・」と本当の課題が見えたり、課題に感じている人が僕に声(相談)をかけやすくする環境を作れるようになります。
なにより、初めて会話する相手でも「○○さんは××をしにきたんですよね?」って話題のフリと自動的にその話題を深堀しやすくなります。
自分の得意分野と不得意分野を認識してもらう
第二段階のあたりで、進める方向性はある程度認識されて(見えてきて)いるはずです。
あとは「いかにドライブさせるか」が鍵となります。
体制構築に限らず、どのプロジェクトでもタスクを進めるうえでアサインが発生すると思いますが、その判断軸に「できる・できない」と「向き・不向き」を分けて考えたほうがスムーズに進捗します。
料理人は、調理することが「できます」が、「中華料理」が得意と「フランス料理」が得意とでは意味(パフォーマンス)が違ってきますね。
得意なことをやれるように、不得意なものは得意な人にやってもらえるように、まずは自ら発信していくと、シャイな日本人でも裏でこそっと「私、それ出来そうなんで・・・」と声をかけてくれたり、手を挙げてくれる人が出てくるようになります。
なので目的としては、最適アサインを自分だけで組み立てなくても巻き込み式で形成させていくため。になります。
ここまでが「3段階の自己紹介」の説明になります。
次からは現場でぶち当たる課題と、その対策を紹介していきましょう。
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