Regional Scrum Gathering℠ Tokyo 2022に行ってみた|イベント参加レポート
こんにちは、昨年の秋ごろからSHIFTでスクラムマスターとして活動を始めた田中 健太です。
今年の初めにおこなわれたRegional Scrum Gathering℠ Tokyo 2022(RSGT2022)というカンファレンスに現地で参加してきました。
今回は印象に残ったセッションをピックアップして、自分なりの気付きや学びをアウトプットしてみます。
RSGT2022の概要などは以下ページを参照してみてください。
https://2022.scrumgatheringtokyo.org/
https://confengine.com/conferences/regional-scrum-gathering-tokyo-2022
Day1 「いい感じのチーム」になるためにやること
気付き、学びポイント
とにかく観察する
小さな変化を続ける
一度に多くのことを変えると、どれが効果的だったかが後からみてわからなくなる
変化には時間がかかることもあるので気長に待つことも必要
観察するにあたり、単純に実績を可視化したりするだけでなく、今までどういった感じで進めていたのか、どうして今の進め方になったのかを理解することも大事だということに気付きました。
それらを理解した上で、次のアクションとして何ががより効果的かを考えていかないと同じことの繰り返しになって何かもったいない感じになってしまいます。
今の状態は過去からの変化の結果であると認識して、どうしたらいい感じのチームになるかを考えるきっかけになりました。また、小さく変化を続けるって感じが、アジャイル開発っぽいなと感じました。
Day1 フリカエリ星人との邂逅 ~ふりかえりのお道具箱&お悩み相談~
気付き、学びポイント
大事なのは気付きなどを学びに昇華すること
タイムマネジメントはしようとしない
ただし、終わりの時間は考慮する
ファシリテーター輪番制はふりかえりを考えるきっかけになったり、お互いを見るきっかけになるが、それなりに難易度が高め
慣れていないとうまくいかないし、場の準備とかも必要
ファシリテートするときは、「学びがあればそれでOK」ぐらいの気持ちが大事なのかもしれないと考えました。
チームではKPTを使っているからか、とにかく時間内にTryを決めなければならないという意識を持っていました。何が大事なのか、意識を変えるきっかけになりました。
また、Keepからの深掘りやアクションを検討することを今後やってみたいと思いました。チームでは、毎回Problemの内容から深掘りしてTryを決めていましたが、それだけだと良いところをさらに伸ばすという取り組みにつながらないことに気付きました。
今後、ファシリテーターを輪番制にしてみたいと考えていましたが、実際にメリット・デメリットを聞いて、まだ早いかもしれないということに気付きました。
場の準備だったりを考えるのもそうですが、そもそも私の経験値が足りないのに他の人にやってもらうのは自身の成長につながらないと気付きました。
もっと自身の経験を積んだ時に再考してみたいと思います。
Day2 プロダクトバックログ Deep Dive
気付き、学びポイント
重要なのは、共通理解を持てているかどうか
日々手入れをしていく
PBIが溜まりすぎたら思い切って捨てることも考える、必要なものはまた後で出てくる
チームの今のPBIを見ると、半年以上動きがないようなものが下のほうに溜まっています。それらはいつ着手するかわからない、細分化されているものも存在するので、思い切って捨ててしまうようにチームに提案してみようと思います。
また、PBIの手入れをPOに任せっきりになっているので、みんなで手入れしていくように変えていきたいと思いました。
そうすればPBIへの理解度が高くなると思うので、チームがよりいい感じになるのではないと考えています。
全体を通してのまとめ
今後意識していきたいことを一言で表すと「小さなことから始める」 です。
様々なセッションに参加した上で共通して感じたのは、小さなところから始めていくことが良い結果に結びついているということでした。
まだまだ駆け出しのスクラムマスターですが、地道に経験を積み重ねて成長していきたいと強く思いました。
また、今回初めてこのようなカンファレンスに参加しましたが、会場内の色々なところで議論の輪ができていてびっくりしました。
今までは案件内で相談するか本やネットで調べるぐらいしかしてきませんでしたが今回参加したことで、色々悩んで、解決しようとする、またそれを発表する姿を見て、自分も同じようにしていきたいとモチベーションが上がりました。
今年はカンファレンスやイベントに参加して情報交換することで、チームをよりいい感じしていきたいと思います。そしていつかは、その結果を発表できるようになりたいと思った、そんな素晴らしいカンファレンスでした。
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