負荷テストツールLocust学習3:Locustのパラメータ
はじめに
こんにちは、SHIFT DevOps推進2グループの李です。
前回はLocustの書き方について紹介しました。いかがでしたか?
Pythonができれば、Locustもあっという間に習得できるでしょう。
続けて、今回はLocustのパラメータを紹介しようと思います。
下記が今回使用するソフトウェアです。
Visual Studio Code:最新版 https://code.visualstudio.com/
Python:3.11.1 https://www.python.org/
Locust:2.14.2 https://locust.io/
内容を5つのシリーズに分けて紹介したいと思います。
連載目次:
(今回)負荷テストツールLocust学習3:Locustのパラメータ
Locustのパラメータ
ターミナルでlocust -hを入力すると、パラメータ一覧が表示されます。
ここからはLocustのコマンドを紹介します。
共通パラメータ
共通パラメータはよく使うパラメータです。
ファイルの指定、ユーザ数の設定など必須な設定項目です。
詳しくは下記の一覧を参考にしてください。
-h, --help:パラメータ一覧を表示する
-f , --locustfile :実行するファイルパス
--config :コンフィグファイルパス
-H , --host :テストするホストアドレス
-u , --users ユーザ数:実行するユーザ数
-r , --spawn-rate :毎秒起動するユーザ数
-t , --run-time :指定された時間後に停止する
-l, --list:可能なユーザークラスのリストを表示して終了
UIパラメータ
UIパラメータはGUIに使用するパラメータです。
GUIのホストやポートなどを設定することができます。
詳しくは下記の一覧を参考にしてください。
--web-host :UIインターフェースのホストアドレス
--web-port , -P :UIインターフェースのホストポート(デフォルトは8089)
--headless:UIインターフェースを表示しないようにテストする(-uと-tなどの実行パラメータを指定する)
--autostart:すぐにテストを開始する
--autoquit:実行が終了してからLocust を完全に終了する
--web-auth ::ユーザとパスワードでログインする
--tls-cert :TLS認証を使用する証明書のパス
--tls-key :TLS認証を使用するTLS秘密鍵のパス
マスター パラメータ
マスターパラメータは分散モードのマスターロールに対して設定するパラメータです。
詳しくは下記の一覧を参考にしてください。
--master:locustを分散モードで実行するように設定して、このプロセスをマスターとして指定する
--master-bind-host :マスターのホストを指定する
--master-bind-port :マスターのポートを指定する(デフォルトは5557)
--expect-workers :マスターに接続するワーカーの数
--expect-workers-max-wait :ワーカーが接続するまでマスターの待機時間(でフォルダは無制限)
ワーカー パラメータ
ワーカーパラメータは分散モードのワーカーロールに対して設定するパラメータです。
詳しくは下記の一覧を参考にしてください。
--worker:locustを分散モードで実行するように設定して、このプロセスをワーカーとして指定する
--master-host::マスターのホストを指定する
--master-port :マスターのポートを指定する(デフォルトは5557)
タグ パラメータ
タブパラメータは実行のタブを分けて、一部のスクリプトを実行するパラメータです。
詳しくは下記の一覧を参考にしてください。
-T , --tags :指定のタグを含めるタスクのみ実行する
-E , --exclude-tags :指定のタグを含まないタスクを実行する
レポート パラメータ
レポートパラメータは出力するレポートについての詳細な設定です。
詳しくは下記の一覧を参考にしてください。
--csv :リクエスト統計を CSV 形式で保存する
--csv-full-history:統計エントリを CSV 形式で保存する
--print-stats:リクエスト統計の定期的な出力する
--only-summary:概要のみ出力する
--reset-stats:生成が完了したら、統計をリセットする
--html :HTML レポートを生成する
–json:JSON 形式で出力する
ログ パラメータ
ログパラメータは出力するログのレベルを設定するパラメータです。
詳しくは下記の一覧を参考にしてください。
--skip-log-setup:ログを無効にする
--loglevel :DEBUG/INFO/WARNING/ERROR/CRITICAL からログレベルを指定する
--logfile :ログ ファイルへパス
その他 パラメータ
--version, -V:バージョンを表示する
-s , --stop-timeout:タイムアウト時間を指定する
次回のお知らせ
今回はLocust(ロウカスト)のパラメータ全てを紹介しました。
次回はパラメータを使用したLocustのGUIとCLIの操作方法について紹介したいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
また次回の記事でお会いしましょう!
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