SAP認定資格学習記②~学習の壁~
はじめに
こんにちは。株式会社SHIFT SAPサービスグループの加山です。グループ内の社内教育を担当しています。 現在、SAPの認定資格取得を目指し、勉強中です。
認定資格取得に向け、SAPが提供しているLearning Journeyを活用して、学習を始めました。 (前回の記事参照)
子供が寝た後、こつこつ学習をしているのですが、これが全然進まない!! Learning Journeyでは、各コースごとに学習所要時間の目安が設定されているのですが、この目安時間内では、全体の3割程度しか進まないものもありました。
私自身の知識不足が大きいですが、学習コンテンツが英語であることも一因です。今回の記事では、私なりに見出した英語サイトで学習する際の注意点を共有したいと思います。
SAPの知識レベルも、英語のレベルも人それぞれです。 一学習者の考えとして参考程度に読んでいただけるとうれしいです。
この記事の想定読者
SAPの認定資格取得を目指す方
SHIFTのSAP教育に興味がある方
英語教材に苦戦している方
学習コンテンツが英語
SAP Learning Journeyの学習コンテンツは英語で作成されています。 ブラウザの自動翻訳機能を使い、サイト自体を日本語翻訳させて学習を始めましたが、これには限界がありました。
特に、サービスや項目名といった固有名詞は、英語(原文)のままで理解したほうが、分かりやすいです。 そのため、原文で読んでみたり、日英を行ったり来たりしながら読んでみたりと様々な方法で学習を続けています。
個人の判断ではありますが、私は学習内容によって次のように学習の進め方を分けています。
・業務の流れの部分は、日本語自動翻訳のみで凡そ問題なし
・設定等のシステム寄りの部分は原文+補足的に日本語自動翻訳
気を付けていること
単語の拾い読みは危険
固有名詞が多く出てくる部分に関しては、基本的に原文で学習を進めました。すると、途中で自身の理解に辻褄が合わない部分が出てきました。 原文を読み返すと、英単語を拾いながら雰囲気で読み進めた結果、記載内容を勘違いしていたことが原因でした。
日本語の文章にも言えることですが、ストーリーであれば、ある程度単語をキャッチして、前後を推測しながら理解することができるので、自然とこの読み方をしていました。
私が混乱したのはこちら↓
以下はS/4HANA Cloud Public Editionの構成を表します。
1つの会社がS/4HANA Cloud Public Editionを導入する場合、別用途の4つのシステムを構築します。さらに、一部システムでは、1システム内に2つのテナント(設定やデータを別々にもつ)を設置します。
このなかの"Development system"、"Development tenant"というものが、別のものを指しますが、ここで指している対象を勘違いして読み進めていました。
英語の原文を読みながら学習する場合には、 文章全体を集中して読む方法(時間がかかる)と、ある程度単語に着目して読む方法(時間短縮)を使い分けながら、学習を進めてるように気を付けています。
自動翻訳を鵜呑みにしない
自動翻訳の文章自体が理解できない場合は、日本語訳の誤りに気づき、原文を確認して解決できます。厄介なのが、文章自体の意味は通っているが、翻訳に誤りがあるというケースです。
日本語翻訳版で学習しているときに、少しでも「あれ?ほんとに?」と引っかかれば、原文を読んだり、実機で確認するようにして、誤認を防いでいます。
おわりに
言語の壁で学習に躓いている人、心がおれそうな人は、きっと私だけではないはず。 そのため、社内への知識還元のため、学習資料作成をコツコツを進めています。(もちろん日本語で)
受験を考えている方は、是非余裕をもって学習開始することをお勧めします。
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