見出し画像

楽しい行事でWBSを作成してみよう|梅しごと2023をWBS化

ご挨拶

こんにちは!株式会社SHIFT カスタマーサクセス部 Salesforceグループの大下と申します。カスタマーサクセス部という、お客様に寄り添った様々なサービスを提供させていただいている部の中で、Salesforceという製品を担当しています。Salesforceってなんだろう?と気になった方は、ぜひともこちらをご覧ください。

執筆者プロフィール:大下 亜希子
● SHIFT歴1年半 
● Salesforce歴3年半
● Trailhead:Double Star Ranger
● 認定資格
  ○ アドミニストレーター
  ○ Platform アプリケーションビルダー
  ○ 上級アドミニストレーター
  ○ Sales Cloud コンサルタント
  ○ Service Cloud コンサルタント
  ○ Experience Cloud コンサルタント
  ○ CRM Analytics and Einstein Discovery コンサルタント
● 動物園が好きすぎて住みたい
  ○推しサファリパークは那須サファリパーク
  ・サファリゾーンで車の窓を開けて手からごはんをあげることができま    
   す
  ・羊やヤギはもちろん、象とキリンにも!
  ・ただし、車を動物たちにベロベロ舐められます
  ・ですが安心してください、出口に洗車場があります
  ○今年はアドベンチャーワールドに行ってパンダを愛でるのが目標

WBSとはなんぞや

今回のテーマはWBSです。WBSとは、プロジェクト計画に欠かせないドキュメントになります。必要なタスクを洗い出し、粒度を揃えて構造化します。縦軸は日付・横軸はタスクです。Salesforceのノーコード開発においても、作成される機会は多いのではないでしょうか。「ただのタスクの洗い出し」「ただのスケジュール管理」と思うことなかれ!です。余裕を持たせ過ぎたWBSでは作成する意味がないですし、キツキツのWBSは自分の墓穴を自分で掘るようなものです。粒度が細かすぎても確認するのがイヤになりますし、粒度が荒すぎてもそれはそれで意味がない。さじ加減がとっても重要なんです。

あなたも知らず知らず脳内でWBSを作成している

普段、何気ない場面場面で、私たちは色々なことを考えます。人は毎日6万回も考え、3万回何らかの決断を下しているとかいないとか。例えば来月キャンプに行くとしましょう。キャンプ当日をゴールとして、その日までに準備すべきことを色々と頭の中で組み立てるわけです。今回はカレーを作りたいけど、アウトドア用の鍋持ってないな。家の鍋で代用するか?それとも良い機会だからアウトドア用の鍋を買うか…いや、ダッチオーブンを奮発して無水カレーにしようか!そうだ鍋を吊るす三脚も持ってないじゃないか…まぁこれはレンタルにしようか…そういや現地の周りにスーパーもないし、前日に買い物行かないとな…などなど、たくさんたくさん考えながら、脳内でWBS的なものを作成しているはずなんです。

ということで、梅しごと2023をWBS化してみた

私には今年、やりたいことがありました。それは、「梅しごと」。梅しごととは、梅干しや梅酒、梅シロップに梅ジャムなどなど、梅に関するなにかを手作りすることの総称です。インスタとかで「ていないな暮らし」っぷりを披露してる人っているじゃないですか。味噌を手作りして名前つけて愛でたり。あーいいなー、女子力たっか。時間と心の余裕うらやま。私も「#ていねいな暮らし」とか「#梅しごと2023」とかハッシュタグつけてインスタに投稿したいなーいいなーと、常々思っておりまして。

今年は!今年こそは!と一念発起し、梅酒と梅干しを作ることにしました。ただ、梅しごとをナメてかかってはいけません。一朝一夕で完成するような代物ではないのです。そこでWBSの登場です。上手にWBSを作れるようになるための練習でもあります。一石二鳥ですね!

こちらが実際に作成したWBSです。これ、頭の中で練るだけだったら絶対にうまくいきませんでした。用意するものが多いし、何日寝かせるとか覚えていられないし。WBSのおかげで、いつまでに何をどうすれば良いのかが一目でわかります!

いまのところ、大体オンスケで進行中です。トラブルといえば、蓋つきのザルに梅を乗せて外で追熟していたら、知らん間にカラスが蓋開けて梅干し用の梅を盗んでいったことぐらいでしょうか…カラスひどい。

梅干しは、梅雨が明けたらGo Liveできるみたいです!更に3カ月ぐらい寝かせるとより味が馴染むので、ちょっとずつ楽しまないとですね。

左から

  • パープルクイーン×ウオッカ

  • 南高梅×キンミヤ焼酎

  • 南高梅×ウイスキー

梅酒のGo Liveは9月頭頃です。ただこれも更にさらに寝かせたほうがまろやかになるみたいです。そんなに待てるかなぁ。

まとめ

最後に、WBSを作成する上でのコツをまとめてみました。

  • ゴールからタスクを考えて全体像を明らかにした上で細分化して工数を決めていくとラク

    • スタートから考えると途中で迷子になります。全体像が明らかになってない状態で細分化しても迷子になります。ゴールからザクザク作ってから各カテゴリで細分化していきましょう。細分化した上で工数を決めると、見積もりやすいです。

  • タスクは荒すぎず細かすぎず とは言っても細かめに

    • どっちだよ!と思うかもしれませんが、由緒ある家系図ぐらい縦になっがいWBSとか、誰も見たくないですよね…。日付で管理するのがWBSなので、分刻みのタスクまで記載する必要はないかと思います。

  • 前任者の踏襲はせずに自分で考える

    • これは私が一度やらかしたことなんですが、同じような開発内容だし、前回上手くいってたみたいだし、だいたい前回と同じ見積もりでいいんじゃないかなーと思って作成したところ、スケジュールキツキツで一瞬星が見えたことがありました。前任者によくよく聞いてみたところ、実際はスケジュールに追われて遅い時間まで作業していたとか。ということで、工数の見積もりは、自分で考えて行うようにしましょう。

  • キツキツもゆるゆるもダメだけど、バッファ工数はあったほうが良い

    • これも失敗談です。過去のWBSにバッファ工数がないことから、バッファ工数を含めずにWBSを作成しました。ですがテスト工程で一部やり直しが発生してしまい、スケジュールがひっ迫してしまいました。バッファ工数の取り過ぎは変な余裕に繋がることもあるとは思いますが、全くないのも考えものです。中規模以上の開発を行う際は、バッファ工数を取っておいたほうが良いのではないかと考えます。

  • 進捗は最後まで入力する

    • 家に帰るまでが遠足です!よく見かけるのが、最後のほう進捗入力せずに放置したままプロジェクトが終了するパターン。もうゴールだからいいや ではなく、WBSの予実を元に振り返りを行い、次の作戦を練るのも大切なことではないでしょうか。

  • このWBSのように、楽しい行事でWBSを作成してみましょう

    • 親しみを持ち、馴染むことは良いことです!私は庭仕事が大の苦手なので、次は1年の庭仕事WBSを作成してみようと思いました。




PHOTO:UnsplashDaniel Bernard