Agile Japan -Rebuild our Agile!- 参加レポート Day.5
はじめに
こんにちは!SHIFTでQAエンジニアをやっている小波津です。
先日、前から気になっていた Agile Japan に参加してきました! 今回はその様子や特に印象に残ったところをお伝えします!
Agile Japan は2023年11月16日(木)~17日(金)の2日間にわたり開催された、アジャイルに関するカンファレンスです。
Agile Japan のWebページでは以下のように紹介されています。
今年はオンラインと現地会場のハイブリッド形式で開催され、特にオンラインでは200名以上の参加がありました。私もその中の1人でした!
オンラインでは200名以上の参加があるなど、大変注目の集まってるカンファレンスとなっており、参加者は用意されていたmiroのボードにコメントの付箋を自由に残していくことが出来ました。
各講演のスペースに感想や質問など、多くの付箋が貼られ、そこには講演した方も返事をしてくださっており、その盛り上がりは目に見える形として残されました!
その付箋の内容をそのまま載せるわけにはいかないので、ぜひその内容や私の気づきを共有するべく、この記事を書いていきます。
アジャイルの知識を深めつつ、新しい気づきがあれば幸いです。 最後まで読んでいただけたら嬉しいな、と思います!
それではいってみよう!
Agile Japan 2023のメインテーマは「Rebuild our Agile!」
Rebuild our Agile!には「再会、再構築、再開発・・・究極のAgile体験へ」という意味が込められており、アジャイルを進めていく上で、技術・考え方・運用方法を一新して、再構築していくというようなテーマの講演が数多くありました。
具体的なタイムテーブルについてはこちらをご覧ください。
Agile Japan TimeTable
今回は各講演を紹介するよりも、2日間を通しての自分なりの気づきを中心にお伝えしていきたいと思います。
したがって、講演の概要については上記のタイムテーブルのリンクをご参照いただければと思います。
また、講演資料も現在添付されていますので、ぜひご覧ください!
2日間の感想・気づき
入念なチームビルディング
その後の仕事の進めやすさや、合意の取りやすさに繋がる
チームビルディングのための合宿面白そう!
コードレビューなど、何かフィードバックをするときは、良かった点も述べる
モチベーションアップに繋がる
チームメンバーと仲良くなることは円滑なコミュニケーションを取るためだけでなく、心理的安全性の獲得にも繋がる
アジャイルな開発・組織を作っていくために出来る工夫はたくさん
小さなことから挑戦可能
コミュニケーション系が多い
IT開発以外のアジャイルの活用の一例がJAXA!?
小惑星探査機(はやぶさ2)はアジャイルで開発された
組織に活用したり、ウォーターフォールとの並行してる一例もあった
コミュニケーションにかける時間が多いほど効率化されていくのがアジャイル
その開発・組織には本当にアジャイルがベストなのかを吟味する必要がある
ゴールデンサークル理論
何のためにアジャイルを適用したいのかを再考する
じゃないと失敗する可能性がある
向きなおりをすること
向かうべき方向性から逆算して、現在やるべきことを再検討する
政府の組織でもアジャイルができる!?
2日間もの充実した内容で、講演もたくさんあったので、感想はまだまだ溢れていますが、特に印象深かったポイントを挙げてみました。
さらにこの中からいくつかピックアップして、より詳細にお伝えしていこうと思います。
1.入念なチームビルディング
こちらは岡本卓也さん、平井 淳也さんの講演からの内容です。
講演のテーマは「幸運を科学する:アジャイルチームの成功を解析・再現する方法」です。
新しいチームで開発をすることになった際に、チームビルディングのため2泊3日の合宿を行ったというエピソードを話してくださいました。
合宿も非常に楽しそうだっただけでなく、入念なチームビルディングがなされ、その結果が興味深い話でした。
合宿をし、その中でいろんな話をしあったことにより
メンバー間での積極的なコミュニケーション
モブプログラミング、コードレビューによるメンバー間でのスキルアップ
を行うことが出来て、これまで開発で抱えていた課題を改善する効果があったそうです。
メンバー同士が事前に仲良くなり、お互いを理解し、チームのビジョンを共有することで、コミュニケーションのハードルが下がり、メンバー同士の温度感やモチベーションも一致した状態で開発が進められたのかなと思いました。
いかにコミュニケーションのハードルを下げるかというのは個人的な課題であり、日々工夫してるところでもあります。いつかこのような工夫も取り入れてみたいと感じました。
7.その開発・組織には本当にアジャイルがベストなのかを吟味する必要がある
こちらは渡会健さんの「アジャイルで実際に困ったからこそアジャイルをRebuildできた話 ~15年50案件以上のアジャイル現場で見つけた4つのヒント~」という講演からの内容です。
私はアジャイル開発の案件に携わったことで、アジャイルへの魅力を実感し、今後も続けていきたいと考えている1人なのですが、「アジャイルはよい。ウォーターフォールはダメ」という絶対的な立場ではありません。
その手法を取り入れるプロダクトや組織の特徴によって、どちらがベストなのかを検討する必要があります。
その際の判断の目安になるのが、以下の特徴です。
よかったら参考にしてみてください。
8.ゴールデンサークル理論
こちらはいろんな方の講演に通じるものでした。
そもそも、ゴールデンサークル理論というのは、
という理論のことです。それを図に表すと
となります。
アジャイルやウォーターフォールというのは単なる開発手段であり、何を成し遂げたいかをしっかりと考えることが不可欠です。
ビジョン・ゴールをメンバーや関係者と共有し、認識を合わせた上で開発や組織を運営していくのが、成功への近道となるでしょう。
最後に
たくさんの新しい気づきがあり、自分が普段行っていることの意味についても再考するいい機会となりました。これにより、より深くアジャイルの魅力に引き込まれた2日間となりました!
Agile Japan を運営していただいた方々には大感謝です!
ありがとうございました!
ちなみに、今回の講演の中に、私が普段、運営として携わっているイベントも少し紹介されました!SHIFT EVOLVEから発信してる「アジャイル談話室」というイベントなんですが、こちらはなんと、アジャイルの業務スクラムで運営しております。
ぜひ、「アジャイル談話室」も覗いてみてください!
次回のイベント日は未定ですが、過去のイベントページをご案内します。
アジャイル談話室「アジャイルは開発だけじゃない!~イベント運営にスクラムを適用してみた!~」
最後までお読みいただきありがとうございました!
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