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IT未経験が半年間でIPA資格3つに合格した方法

こちらは、公式アドベントカレンダー2024_A IT技術関連トピック Day.24 の記事です。
公式アドベントカレンダー2024_B 仕事術・キャリア・体験記も毎日記事を公開していますので、ぜひあわせてご覧下さい。

★Day23のアドベントカレンダー記事
開催報告「CloudNative Days Winter 2024 一日で学ぶクラウドネイティブ技術実践ハンズオン」」(武井 竜一)


この記事はこんな人におすすめ


  • IT未経験で資格勉強を頑張りたい人

  • 短期間での資格取得を目指したい人

  • 基本情報技術者の取得を目指している人

  • 勉強の習慣付けに悩んでいる人

はじめに


はじめまして。エンジニア見習いのニシダです。
前職では土木設計の担当者として社会インフラにかかわる仕事をしていました。
私は今年、一念発起して建設業界からIT業界への転職を決意し、無事SHIFTへの内定を獲得いたしました。

・・・しかし!!
めちゃくちゃ不安症の私。内定を勝ち取ったはいいもの、本当に自分はこの業界で頑張っていくことができるのか!?自分は現時点でITのIの字も知らない・・・!!!ついていけなかったらどうしよう、、、etc.
(少なくとも私は)他業界への転職なんて大きな決断をしてまさに背水の陣!崖っぷちに立っているかのような気持ちでした。
そこで、せめてできることはないかと、思いつきました。
「勉強しよう!資格とろう!」

そう決意して約半年間で、以下のIPA資格を取得することができました!

  • ITパスポート

  • 情報セキュリティマネジメント

  • 基本情報技術者

取得するまでに実践したことを記しておきたいと思い、筆を執りました。
つたない文章ですが、読んでいただけますと幸いです。

実践したこと①目標を明確にしておく


なぜ勉強するのか。なぜ資格取得を目指したいのか。
転職そのものへの不安もありましたが、私の場合その根本を探ると「現状の知識不足」だとわかりました。
前職も技術職だったこともあり、何も知らないでこの業界で過ごしていくことなんてできるの?って不安になっていました。少しでも業務上大切な知識を増やし、自身の現状ややるべきことを把握する。
そうすることで不安を解消したい!

そこで、目標≒体系的知識獲得 としました。
「≒」としたのは、一番大きな目標は知識獲得でしたが、それ"だけ"が目標ではないからです。
サブ目標には「あわよくば頑張ったねって認めてもらいたい」なんていう下心もありました(笑)。こういうものだって、後々モチベーションの維持につながるんですから大事なのです!!!(大声)

実践したこと②学習計画の設定


「ITパスポート」という試験の名前くらいは知っていた私。調べると独立行政法人情報処理推進機構(通称IPA)が管轄する国家資格には、ITパスポート以外にもたくさんあるということがわかりました。

出典:独立行政法人 情報処理推進機構 試験区分一覧 https://www.ipa.go.jp/shiken/kubun/list.html

ITパスポートはIPAの資格区分では、「ITを利活用するすべての社会人」の「共通的知識」と定義されており、正直「現代だったら全員が対象になるのでは?」となるような内容です。

エンジニアとして、「情報処理技術者」の「基本的知識・技能」という位置づけである基本情報技術者(FE)を取得できたら、ひとまず当初の目標≒体系的知識の獲得に近づくことができる!と思った私は、最終的に基本情報技術者試験合格を目指すことにしました。

さらに私はITパスポート→情報セキュマネ→基本情報の順に取得していこう!!と決めました。

その理由は、ITパスポートと情報セキュリティマネジメントに向けた学習が基本情報の学習にも役立つと思ったからです。

ITパスポートと基本情報はシラバスが一部共通しています。さらに情報セキュリティマネジメントでは、基本情報の科目B試験にもあるような長文問題に慣れることができると同時に、科目Bシラバスにも共通している情報セキュリティ分野の重点的な学びが得られるのです。

こうして取り掛かる順番を最初に決めたことで、

  • 段階的に学習のレベルを上げること

  • 合格後、迷いなく次の学習に向けて行動すること 

ができ、結果的に、短時間での複数試験合格を叶えることができました!
いきなり基本情報を取得するのはちょっと、、、という不安がある方も、この順で取得していくことを強くオススメします!

実践したこと③自己流・勉強の進め方<"1"にこだわる>


勉強方法としては、参考書を一読→過去問道場 というIPA資格勉強としては一般的なやり方で進めました。ただ3資格とも、あるこだわりを持って勉強を進めました。その内容を「1」という数字にからめてまとめてみます。

参考書"1冊"集中!

ケチなので節約家なのでここは譲りたくない!と思い、3資格とも参考書は1冊のみで学習しました。

例えば基本情報の試験において、科目AはITの基本的な知識がテクノロジ系、マネジメント系、そしてストラテジ系から出題されます。一方で科目Bは「アルゴリズムとプログラミング」(擬似言語による出題)と「情報セキュリティ」の2つの分野で構成されており、科目A・Bで参考書が分かれていたり、科目ごとに参考書を用意することが薦められていたりする場合もあります。

ただ、合格において大事なことは、答えを覚えることではなく、問題の意味・解き方を理解することです。 インプットすべき試験範囲はどの参考書にも十分に掲載されており、問題の意味・解き方さえ理解できていれば何冊もの参考書をこなす必要はなく、問題なく合格できます。

実際、1冊の参考書での学習を十分に行い、過去問道場やIPAが公開しているサンプル問題も理解することに重きを置いて解き、またわからないことがあれば参考書に戻り…を繰り返して試験に挑むと、科目Bは時間内に全問解ききることができなかったにも関わらず、しっかり合格点に到達することができました!
着実に1問を正解することが大事です!

"1ページ"だけ・"1問"だけ理論

時には勉強に対するモチベーションが下がることもあります。今日はやりたくないなあ、、もう寝てしまおうかな、、

そんな時でも、、! まずは参考書1ページだけ!過去問1問だけ!を意識しましょう。 その1歩を踏み出すと案外「あと1問やってみようかな」なんて思って気づいたら30分勉強できた!っていう経験につながります。実際1問だけで勉強を終わってしまっても全然構わないのです。

この「1つだけ」の効果は行動の変化に関する秘訣としてこちらの本 でも紹介されています。

難易度を低く保つことで、習慣を維持できる。やがて、モチベーションに浮き沈みがあっても行動を毎回確実に実行できるようになるだろう

『習慣超大全──スタンフォード行動デザイン研究所の自分を変える方法』
(ダイヤモンド社 BJ・フォッグ著、須川綾子訳)

「資格勉強」という少しおっくうなものへの難易度を「1つだけ」と下げることで、忙しい毎日の中でもモチベーションに関係なくチリツモで勉強する習慣を身につけることができ、合格へと繋がっていきます!

おわりに


ここまで読んでいただきありがとうございました。

私は情報収集をX(旧Twitter)でも行うのですが、「資格なんて必要ない意味はない!」「いやそんなことない!」という論争をよく目にします。そんなものを見てまた不安に駆られたり、自分の頑張っていることは意味がないのかなんて悩んだりしました。

でも、基本情報までの合格を達成し思ったことは、意味のないことなんてない、ということです。

単に合格したことだけでなく、自分の資格勉強方法が確立したこと・勉強習慣が身についたことも財産ですし、何より実際現在の実務中にも、資格勉強を通して学んだ知識が実際に役立つ瞬間にたくさん直面しました。体系的知識の獲得という本当の目標が達成できた瞬間でもありました。あの時頑張って本当によかったと思います。

そして、この記事を読んでくださった方がいるように、その頑張りを見てくれる人は絶対にいます。

何か達成したいことがある人は、いやな意見は無視して自分を信じて頑張ってみてほしいです。
(↑これを伝えたくて、このブログを書いたといっても過言ではないです!)

これからも、目標である体系的知識獲得を極めるべく、まだまだ勉強を頑張っていこうと思っています。
そして私のサブ目標である「認めてもらいたい」をさらに達成すべく、この一文で〆としたいと思います。
「少しでもいいなと思ったらスキ!♥をお願いいたします!」


執筆者プロフィール:ニシダ
前職は建設系設計職。今年第二新卒枠でIT未経験ながらSHIFTに入社。極度の出不精で、家にいることがなによりの幸せ。飼っている猫が可愛すぎる影響で引きこもりにさらに拍車をかけている。ちなみに重度の猫アレルギー。

SHIFTグループ公式アドベントカレンダー2024【A】 IT技術関連トピック Day25「年末はみんなでモブロだ! ~はじめてのモブプログラミングのやり方~」(石井一成)

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