私の駆け足レビュー!Salesforce新機能で1年間をふりかえる Day.17《前編》
はじめに
こんにちは^^SHIFTのSalesforceチームの南です。
誰にとっても優しい仕組み作りを目指しながら、Salesforceの導入~活用支援をしております!
今年もあと少し、この時期は1年間をふりかえりたくなりますね^^
そこでSalesforce新機能で1年間をふりかえってみることにしました。みなさま、準備は良いですか?
<今回のご紹介する範囲>
Spring'23、Summer'23、Winter'24
👇新機能って何?という方はこちらもご参考ください
Salesforceの新機能って?リリースの流れを知って活用しよう!
ついにモバイル対応!動的フォームが活躍の予感!?
1. 動的フォームの拡張(Spring'23、Summer'23、Winter'24)
動的フォームの対応範囲が徐々に広がった年でもありました。Winter'24では、ついにモバイルも対応可能になりました!今までは、モバイルは対応範囲ではなかったのでデスクトップと別々の挙動になってしまっていましたが、これでモバイルも動的フォームを有効に活用できそうです。 動的フォームは、ページレイアウトではなく編集ページで設定します。 項目ごとに必須設定はもちろんのこと、条件表示を設定することができます。
まずはモバイルの動的フォームの有効化を設定します。
【設定方法】Salesforce画面右上の設定(歯車マーク) > 設定 > Salesforce モバイルアプリケーション > モバイルの動的フォーム[有効]
【設定方法】Salesforce画面右上の設定(歯車マーク) > 編集ページ からレコード詳細の[アップグレードに関するお問い合わせ]をクリックして動的フォームを始めましょう^^
※過去に適用した既存の動的フォームには、モバイル用の詳細コンポーネントが残っているので削除が必要です。
また、動的アクションも対応範囲が広がっております!
2. 標準オブジェクトの動的アクションの利用(正式リリース)(Spring'23)
名前が似ているので混同しそうですが、ボタン制御ができるのが動的アクションです。
そして動的アクションも対応範囲にモバイルが追加されました!
【設定方法】Salesforce画面右上の設定(歯車マーク) > 編集ページ から強調表示コンポーネントの動的アクションへのアップグレード[アップグレードに関するお問い合わせ]で使用できます。
<利用シーン>
状況に応じたボタンの表示/非表示
マネージャープロファイルユーザの場合、削除ボタンを表示
営業プロファイルユーザの場合、編集ボタンを表示
権限管理はプロファイルから権限セットへ
権限セットを使用した権限管理(Spring'23、Summer'23、Winter'24)
プロセスビルダー廃止に続き、これも気になる内容です。
今までは、プロファイルで項目レベルセキュリティの管理をしていましたが、権限セットや権限セットグループで管理することができるようになりました(正式リリース:Summer'23)。
項目レベルセキュリティを考慮した権限セットや権限セットグループが必要そうですね。権限セットが増えて把握できていない、ユーザー割り当ての状況が分からないとならないようにしたいです^^;
【設定方法】Salesforce画面右上の設定(歯車マーク) > 設定 > ユーザー > ユーザー管理設定 →項目作成時の権限セットの項目レベルセキュリティ[有効]
そこでなんと、Winter'24では権限セットの設定状態をより簡単に確認できる機能が2つ追加されました!
システム管理者さんにとっては把握する際に助かる機能です^^
有効になっている権限の確認(ベータ)(Winter'24)
権限セットの[概要を表示(ベータ)]ボタンより確認することができます。権限セットグループへの追加数の表示(Winter'24)
権限セットの権限セット概要で確認することができます。
※権限管理の今後の動向については公式ページやお知らせの最新情報をご確認ください。
地味に嬉しいバージョンアップをご紹介
特にシステム管理者さんには嬉しいバージョンアップです^^
1. Lightningアプリケーションのコピー(Summer'23)
Lightningアプリケーションのコピー Summer'23 Summer'23でユーティリティーバーまでコピーできるようになりました!ユーティリティーバーを結構使用していたのに以前はコピーできず、手動で設定していたのでこのバージョンアップは嬉しかったです。
2. アプリケーション内ガイダンス(Summer'23)
機能的には以前と変わりませんが、ガイダンス表示がより分かりやすくなりました!対象プロンプトに任意の項目を対象にすることができるようになりました。まだ慣れない新入社員向けに、入力ルールのワンポイントアドバイスに、システム管理者用の設定方法説明(設定ページにも使用できます!)にと活用できそうですね。
3. ダッシュボードの所有権を移行できるように(ベータ)(Winter'24)
作成者が異動・退職しても、ダッシュボードをコピーしたり再作成する必要がなくなります。
使用するには設定が必要です。
【設定方法】Salesforce画面右上の設定(歯車マーク) > 設定 > ホーム > 機能設定 > 分析 > レポート&ダッシュボード > レポートおよびダッシュボードの設定 →「ユーザーによるダッシュボード所有者の変更を許可(Lightning Experienceのみ)」をチェック
4. 代理管理者(Summer'23)
システム管理者ではなく、代理管理者が代理グループでユーザの権限セットグループの割り当てを管理できるように!
【設定方法】Salesforce画面右上の設定(歯車マーク) > 設定 > 代理管理者 → 代理グループを作成/選択
5. レポートタイプ分析通知(Spring'23)
レポートやダッシュボードの定期的に結果を配信することができる登録機能ですが、登録状況の把握はできていますか?
分析通知でカスタムレポートタイプを作成し、登録のソース、所有者、実行ユーザ、スケジュールを表示することができます。
おわりに
いかがでしたでしょうか?ふりかえり、まだまだ続きます。 後編も訪問していただけますと嬉しいです。
後編は、いよいよフローが登場します!新機能に毎回登場するフローをはじめ、まだまだその他の機能もご紹介いたします!
私の駆け足レビュー!Salesforce新機能で1年間をふりかえる Day.17|後編
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