クリスマスプレゼントにいかが? 幼児向け絵本を作成するGPTsを作ってみた Day.10
はじめに
こんにちは。SHIFT DAAE(ダーエ)部の栗山です。
今日は私が作成した「幼児向けの絵本を作成する」GPTsを紹介します。
とても簡単にかわいい絵本を作ることができます。
最終的なアウトプットは画像とテキストをまとめたHTMLファイルです。これでサクッと絵本を作成して、お子様へのクリスマスプレゼントにいかがでしょうか?(笑)
GPTsのURLはこちらになります。幼児向け絵本の作成者 オート
最後に、技術的知見についてまとめています。
絵本作成の流れ
初めに「絵本を作成して」などと指示します。すると以下のような流れで絵本が作成されます。
各工程で、GPTsの提案内容に対してアドバイスしたり、アイデアを加えたりしてください。
「絵本を作成してください」などとユーザーが指示する。
絵本のストーリー概要をGPTsが提案する。
絵本のストーリー詳細をGPTsが提案する。
絵本の絵をGPTsが提案する。
テキストと絵を1つにまとめたHTMLファイルをGPTsが作成する。
実際の操作の流れ
まず絵本の作成を指示します。するとGPTsがストーリーの概要を提案します。
いい感じのストーリーが提案されたので、このまま進めます。今度はGPTsがストーリーの詳細を提案します。
詳細もいい感じなので、このまま進めます。次はGPTsが絵を描いてくれます。
幼児向け絵本にふさわしいかわいい絵ですね。しかし、左右の画像が見切れているので、もう一度作成します
今度はいい感じですね。では、HTMLファイルにまとめてもらいます。
このファイルを開いたところ、画像や文字のバランスが悪かったので、以下のように修正しました。
最終的に作成されたHTMLファイルの中身は以下のようなものです。
技術的知見
本GPTsを作る中で得られた知見についてまとめます。
GPTsのメリットは、GPTsの各種能力を目的に沿った形で統合できること
GPTsは以下のような能力を持っています。
画像の内容を把握する能力
画像を作成する能力
コーディング能力
ブラウジング能力
テキスト参照能力
GPTsではこれらの能力を目的に沿った形で統合することができます。
この例では、以下の能力を「絵本を作成する」という目的に合わせて、統合させているわけです。
画像作成能力:画像を作成するために使用
コーディング能力:HTMLファイルを作成するために使用
これにより様々なことが可能になると、このGPTsの作成を通して体感することができました。
※今後、この感覚を言語化して周りの方にも伝えていきたいです。
ChatGPTでは「同じ雰囲気の画像を繰り返し作成すること」が難しい
このGPTsでは、最終的に1つの画像を作成し、その中でパネルを分けて各シーンを表現しています。このようにした理由は、各シーンを分けて作成すると、それらの画像の雰囲気がまるで違ったものになってしまうからです。それでは絵本なのに、各シーンを別々の作者が異なる世界観で描いたようになってしまい「絵本らしさ」が失われてしまいます。
ChatGPTで「同じような雰囲気の絵を繰り返し作成する」ことは、今後の課題です。
一つの画像で表現する内容が多いと、正確さに欠ける
最終的なアウトプットのHTMLにおいて、絵と文の内容に多少の乖離があります。これについては、繰り返し画像を生成してもあまり改善されず、現状のChatGPTの能力の限界であると考えられます。
これについては、ChatGPTの能力が向上するにつれて改善されていくと予想できます。一方でユーザーとして現状で対策できることはないように思えます。
最後に
「GPTsの使い方として自分が納得できるもの」をまず一つ作ることができて嬉しいです。 今後はブラウジングなど、ほかの能力を活用したGPTsも作成したいです。
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『AnsibleでAWS EC2のfstabを正しく作成する方法』
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