30日間で合格 JSTQB Foundation Level(FL)勉強方法
はじめに
こんにちは。SHIFT QAエンジニアの安立です。
今回はJSTQB認定テスト技術者資格 Foundation Level試験 に合格したので、その体験記を共有したいと思います。 これからJSTQBの受験を考えている方に読んでいただきたいです。
JATQBとは
「 JSTQB 」 とは 「 Japan Software Testing Qualifications Board」の略称であり、日本におけるソフトウェアテスト技術者資格の運営組織です。JSTQB 認定テスト技術者資格は、JSTQB が運営している認定資格のことを指します。
JSTQB 認定資格にはレベル「Foundation Level」と「Advanced Level」があります。
Foundation Level は、ソフトウェアテストに関する基礎的な知識を問う問題構成になっており、特定の分野だけではなくソフトウェアテスト全般に対する理解力が求められる試験です。
今回私はFoundation Levelに合格したので、受験方法や勉強方法、そして合格後実務にどう活かしているかという点でこの記事を書いていきます。
試験概要
試験実施日: 予約可能日であればいつでも受験できます
申込期間: いつでも申込できます
場所:お近くの試験会場にて行うためオフライン
試験時間:60分
問題数:40問
合格ライン:65%
問題形式:複数の選択肢から正解を選ぶ形式
詳細情報:試験を運営しているピアソンVUEのページ
受験方法
①まずはJSTQB認定試験申し込みWebサイトにアカウント登録
JSTQB認定試験申し込み Webサイトからアカウント登録と試験予約をします。
②受験資格情報の登録
アカウント登録ができたら画像の赤枠のところから受験資格情報の登録をします。
③試験会場の予約
受験資格の登録ができたら試験会場を予約します。受験までの流れとしてはこれでおしまいになります。
勉強方法
今回私がやった勉強方法は2つです。
①参考書を読む
ソフトウェアテスト教科書 JSTQB Foundation 第4版 シラバス
まずはこれを一通り読んで体系的に理解を進めることをお勧めします。
こちらを読んでいく中で、テストに関する用語の定義を一つ一つ理解し覚えていくというのが受験してみてとても大切だなと思いました。
例えば。。。。
エラー
欠陥
故障
この3つの言葉の違いを説明できますか?
JSTQBではテストに関する用語の定義がされているので、自分が思っていたのとちがうってことがあれば言葉の認識を改めてからテストに臨むのがよいでしょう。
ちなみにエラー、欠陥、故障の説明ですが、シラバスによると以下になります。エラー:間違った結果を生み出す人間の行為
欠陥:作業成果物に存在する、要件または仕様を満たさない不備または欠点
故障:コンポーネントやシステムが定義された範囲内で要求する機能を実行しないこと
②テス友で問題を解く
テス友ってなに
ソフトウェアテスト技術者資格に特化した資格対策アプリです。
スマホでできるので、机にむかってがっつりやるもよし、隙間時間にちょこちょこやるもよしです。
テス友【JSTQB, JCSQE, IVEC】
テス友の便利なところ7選
間違えたところを優先して問題を出題してくれる設定にできる!
シラバスの特定の章に絞って出題してくれる設定にできる!
10問単位での出題数の設定ができるからほんとにちょっとの隙間時間でできる!
全体の正答率がグラフでわかる!
シラバスも見れる!
用語集も載ってる!
無料!
私自身これを全体の正答率が80%を超えるまでやりました。
学習期間としては自分はだいたい1か月ぐらいでした。
土日がっつり、平日ちょこちょこみたいな感じでやってましたね。
時間で言うと平日は平均1時間、土日は平均4時間で合計50時間ぐらい勉強したと考えています。
苦労したところ
シラバスが結構約420ページと分厚いのでモチベーションを保って読み切るのが大変でした。そこで自分は実際の案件での活動と照らし合わせて合格後、自分がより活躍できる姿を思い浮かべてやる気を保ってました。
合格後、案件でどう活きているか
私自身感じたのは、QAとして成果物を作っていく中で目的を理解して進めることができるようになったなと思いました。
テスト計画って何のためにやるの?
探索的テストってなんでやるの?
終了報告って何のために書くの?
やっぱり成果物の目的を理解しているのといないのとでは出来上がりの質が違うし、レビューをしてもらうときとかに自分の意見をしっかり言うことができるようにもなります。
各成果物を作る目的って、同じ案件内のメンバー間で認識をそろえておくことも大事です。人によって思ってる目的が異なると、同じチーム内なのに作成担当者によって作ってる内容が違ってきたり、作成フォーマットが違ってきたりします。なんかメンバー間で認識違うかもと感じたら成果物の認識合わせの時間を作ってみたりするといいと思います。
さいごに
今QAもしくはテストエンジニアとしてご活躍されている方、これから活躍する予定の方、ぜひテスト技術力を向上するきっかけとしてこちら受験してみてはいかがでしょうか。この記事が少しでも学習の役に立てれば嬉しいです。
お問合せはお気軽に
https://service.shiftinc.jp/contact/
SHIFTについて(コーポレートサイト)
https://www.shiftinc.jp/
SHIFTのサービスについて(サービスサイト)
https://service.shiftinc.jp/
SHIFTの導入事例
https://service.shiftinc.jp/case/
お役立ち資料はこちら
https://service.shiftinc.jp/resources/
SHIFTの採用情報はこちら
https://recruit.shiftinc.jp/career/