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一言で世界が変わる!挨拶の不思議な力

はじめに

こんにちは!株式会社SHIFT(以下SHIFT)の能力開発部で、コミュニケーションやリーダーシップ教育を担当している岡田 洋輔(ようさん)です!「コミュニケーションを通じて、人生にポジティブなインパクトを!」をモットーに、日々、皆さまのコミュニケーションやリーダーシップに関するお悩み相談に乗らせていただいています。

執筆者プロフィール:岡田 洋輔(ようさん)
現在急成長中、可能性に溢れるSHIFTの能力開発部でIT業界にとどまらない『人間力』にフォーカスしたコミュニケーション/リーダーシップ教育を担当。Made in SHIFTの知識が世界のスタンダードとなるように、日々邁進中。モットーは「コミュニケーションを通じて、人生にポジティブなインパクトを」。

今日は私たちの日常に深く根付いているけれど、その重要性を忘れがちな行動について考えていきます。

それは「挨拶」です。

「挨拶」の力を改めて認識することで、私たちの人間関係、ビジネス、またはキャリアをより豊かにするためのヒントを見つけ出していきましょう。

「人に好感を持たれたければ、誰に対しても挨拶をすることだ。挨拶ほど簡単でたやすいコミュニケーションはない」

これはデール・カーネギーの言葉です。デール・カーネギーは、人間関係論の先駆者であり、自己啓発の父とも言われる人物です。

彼の多くの著作が、コミュニケーションの本質や人間関係の構築方法について深く探求していて、彼の教えは、今もなお、ビジネスパーソンやリーダーを始めとした多くの人にとって、大きな指針となっています。

そして、そのカーネギーが強調する挨拶。
あなたは挨拶の本質とその効果について考えたことはありますか?
なぜ挨拶が人間関係を構築し、また強化してくれるのでしょうか?
その答えは、心理学的にも見つけることができます。

そもそも挨拶って何なの?

挨拶は、心理学的には相手への敬意の表現であり、コミュニケーションの始まりを示すシグナルでもあります。さらに、挨拶は自分と相手とのつながりを認識する機会でもあります。

僕たちが「おはようございます」と言うとき、相手を意識し、相手との間にある関係性を認識しますよね。つまり、挨拶は相手を理解し、心を通わせるための第一歩と言えるわけです。

ビジネスシーンにおいても、挨拶の力を感じることがたくさんあるかと思います。初対面のパートナーとの会議、または大切なクライアントとの商談など、様々な状況で挨拶が果たす役割は計り知れません。

例えば、新しいプロジェクトの提案をする場面を想像してみてください。

初対面のクライアントに対して素晴らしいプレゼンテーションを用意しています。でも、ここで忘れてはいけないのは、本当に素晴らしいプレゼンテーションは「心地よい挨拶から始まる」ということです。

クライアントに対する敬意を示し、その後の話の流れをスムーズにする。挨拶はまさに、成功への扉を開く鍵なのですね。

挨拶が果たす5つの心理的働き

そんな挨拶が心理的に果たす働きを、大きく5つに分けて見ていきしょう。この5つの働きを理解しておくことであなたも挨拶のエキスパートとなって、その力を最大限に引き出すことができるようになります。

【1】第一印象を形成する

まず、挨拶は第一印象を形成する働きを果たします。初対面のパートナーやクライアントに対する最初の挨拶は、あなた自身を表現する重要なチャンスになります。

清潔な身だしなみ、笑顔、自信をもった声、伝える言葉、それら全てが一緒になって、あなたのプロフェッショナリズムを伝える働きを果たします。

「こんにちは、私は〇〇と申します」と自己紹介をするだけで、相手はあなたの存在をしっかりと認識します。それが初めての関係であれ、長い付き合いであれ、その時の挨拶が与える印象は必ず効果を発揮します。

【2】為人(ひととなり)を表現する

そして、挨拶には自己表現の側面もあります。それは、名前だけでなく、あなたがどのような人間性を持ち、どのような価値観を大切にしているのかを示す瞬間でもあります。

敬意を表す挨拶をすることで、敬意を払うあなたを正確に表現することができますし、敬意の欠いた挨拶であれば、敬意を払えないあなたを表現します。

私たちは、「おはようございます」「ありがとうございます」などの挨拶を通じて、自分の気持ちや思いを相手に伝えることができます。しかし挨拶は、それ以上に、あなたがどのような人なのかという為人そのものを表現します。相手も然りです。

そんな挨拶を通じて、相手の気持ちや為人を理解することで、共感を生み、より濃い人間関係を築くことができます。

【3】コミュニケーションレベルを引き上げ、相互理解を深める

さらに深く挨拶の世界に踏み込むと、挨拶は感謝の表現でもあります。これは単なる礼儀作法以上のもので、具体的な行為に対する感謝だけではありません。相手が存在してくれること、一緒に時間を共有できることへの感謝を、挨拶に込めることができます。

このような感謝の心を挨拶に込めることで、自分自身が相手から受け取ることの多さに気づけるはずです。感謝の心からの挨拶は、コミュニケーションをより深いレベルに引き上げ、相互理解を深める力を持っています。

【4】自己肯定感を高める

また、挨拶は自己肯定感を高める効果もあります。挨拶をすることで、自分自身が社会の一員であり、他者とのつながりを大切にすることの意義を再確認することができます。

たとえば、あなたが「おはようございます」と挨拶をしたとき、相手から「おはよう」と返されると、自分が認識され、存在が尊重されていると感じることができるのですね。これは自己肯定感を高め、自己に対する自信をつける助けになります。

さらに、挨拶は自己の価値観や信念を示す機会でもあります。

例えば、「ありがとうございます」や「すみません」といった感謝や謝罪の言葉は、自分が他人を尊重し、公平さや誠実さを大切にする人物であることを示します。これもまた、自己を肯定し、自己の価値を認識する一助となります。

【5】成果を生み出すエネルギーを創り出す

最後に、挨拶はコミュニティ作りにも寄与します。定期的な挨拶は、あなたと相手の絆を深めます。日々の「おはよう」や「お疲れ様」は、単に日常的な会話以上の意味を持ちます。

これらの挨拶は、相手への気遣いや共感、信頼を表し、お互いにとっての大切な存在であることを確認する機会となります。これが波及し、コミュニティ内での信頼関係を深め、強固な絆を築き上げていきます。

そして、この強固な絆と信頼関係が、ビジネスやプライベートでの成果へとつながります。チームの一員としての連帯感が強まれば、各々が自身の役割を果たす意欲が高まり、全体としてのパフォーマンスが向上しますよね。

プライベートでも、挨拶を通じた絆や信頼関係は、友人関係や家族関係を深め、人間関係の質を高めることにつながります。この絆が、ビジネスでもプライベートでも、成果を生み出すエネルギーにつながるのです。

終わりに

こうやって見ていくと、挨拶って本当に奥が深いですよね。
次回挨拶をするときには、「その一言一句にどのような意味を込めることができるか」考えてみてはいかがでしょうか?

挨拶一つで、あなたの人間関係が変わるかもしれません。
また、その心理的な側面を理解することで、挨拶の一言が持つパワーに気づくかもしれません。

今日もあなたにふさわしい一日をお過ごしください。
またお会いしましょう!

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