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AWS Certified AI Practitioner合格までの勉強方法を振り返る


はじめに

11月17日の受験で、AWS Certified AI Practitionerに合格しましたので、勉強方法を共有したいと思います。

前提情報

AWS Certified AI Practitionerとはどのような試験か

現在12個あるAWSの資格のうちの1つです。

Foundational
AWS Certified Cloud Practitioner (AWS CLF)
AWS Certified AI Practitioner (AWS AIF) ⇒この試験です。

Associate
AWS Certified SysOps Administrator - Associate (AWS SOA)
AWS Certified Developer - Associate (AWS DVA)
AWS Certified Solutions Architect - Associate (AWS SAA)
AWS Certified Data Engineer - Associate (AWS DEA)
AWS Certified Machine Learning Engineer - Associate (AWS MLA)

Professional
AWS Certified Solutions Architect - Professional (AWS SAP)
AWS Certified DevOps Engineer - Professional (AWS DOP)

Specialty
AWS Certified Advanced Networking - Specialty (AWS ANS)
AWS Certified Machine Learning - Specialty (AWS MLS)
AWS Certified Security - Specialty (AWS SCS)

出典:AWS 認定

対象受験者は、『AWS の AI/ML テクノロジーを使用するソリューションを熟知してはいるが、必ずしも構築するわけではないという個人』です。
カテゴリはFoundationalですが、勉強しなければAWS SAP保持者でも合格できない資格です。
【公式の案内サイト】AWS Certified AI Practitioner

筆者について

AI知識
G検定に2021年に合格してます。
そのため、AI知識がゼロというわけではありません。
しかし、最新のAI情報を知っているわけでもないという微妙な知識量です。
普段の業務ではAI関連に携わっていません。
また、日常的にAI関連について勉強していません。

AWS知識
この試験を受けた1か月前に、AWS SAPに合格していました。
AWS Certified AI Practitioner(AWS AIF)ではAI関連だけでなく、AWSのセキュリティについても問われるため、この試験に1か月前に合格していた事は、AWS AIFを受けるにあたり有利だったと思います。

勉強期間

10月27日にAWS Certified AI Practitionerは現在キャンペーンをしていて、1度落ちても2度目は無料になると知りました。
11月17日での受験をすぐに申し込みました。
申し込み時、バウチャーコードが適用されていないとも知らずに、、

後日、バウチャーコードを適用しないとこの特典が有効にならないと知り、1度目の受験は真剣に勉強しようなんて考えていなかったため焦りました。
バウチャーコードについてはこちら

2024年10月9日~2025年2月15日の間に受験登録すればこの特典を受けられすので、よろしければどうぞ。

勉強方法

①試験範囲を確認する

最初にAWSが公式に発表している試験範囲を確認しました。
試験範囲は下記のPDFで公開されています。
AWS Certified AI Practitioner (AIF-C01) 試験ガイド
PDFを開いて付録-範囲内の AWS のサービスと機能を確認しました。

分析サービスと機械学習サービスについて、ぼんやり覚えている、または全く知らないという状態でした。
試験範囲をみて絶対に合格できないことがわかりました。

分析

  • AWS Data Exchange

  • Amazon EMR

  • AWS Glue

  • AWS Glue DataBrew

  • AWS Lake Formation

  • Amazon OpenSearch Service

  • Amazon QuickSight

  • Amazon Redshift

機械学習

  • Amazon Augmented AI (Amazon A2I)

  • Amazon Bedrock

  • Amazon Comprehend

  • Amazon Fraud Detector

  • Amazon Kendra

  • Amazon Lex

  • Amazon Personalize

  • Amazon Polly

  • Amazon Q

  • Amazon Rekognition

  • Amazon SageMaker

  • Amazon Textract

  • Amazon Transcribe

  • Amazon Translate

②模擬問題を解く

とにかく問題を解きました。
敵を知り己を知れば百戦危うからずです。

AWS Skill Builder
Exam Prep Official Practice Question Set: AWS Certified AI Practitioner (AIF-C01 - Japanese)

Udemy
AIF-C01 / AWS Certified AI Practitioner 模擬試験(4回分)+補足問題=340問

最初にAWS Skill Builderの問題を解いてみて、試験範囲に出ていたサービスの概要を知っているだけでは受からないということがわかりました。
Udemyで数をこなし、サービスの詳細や最新のAI情報(RAGやプロンプトリークなど)を理解したり覚えることに注力しました。
間違えた問題については情報カードに整理して、試験直前に思い出せるようにしました。

③再度、試験範囲を確認する

試験日まで時間がなかったため、AWS Skill Builderを3周し、Udemyの模擬問題を一週目の時点で終了にしました。
この時点で再度、試験範囲をみました。
わからない用語がなくなっていることを確認しました。

受験後

合格していないと考えていたため、何問か問題や選択肢に出たAWSサービスを覚えて帰りました。
セキュリティについては、AWS SAPは必要なくAWS SAAの勉強をしておけば充分だと思いました。
やはりメインはAIのようです。
帰宅してから結果が届き、ぎりぎり合格していることがわかりました。
嬉しかったです。
思い返すと、この勉強量を短期間でよくやったなと感慨深いです。
AWSの資格取得は、普段関心をもっていない分野の事を強制的に勉強することになるので視野が広まります。
プロンプトを使用して情報を引き出すハッキング方法があることを知れたのは大きな成果でした。


執筆者プロフィール:kuro (実家で飼っている猫の名前です)
セキュリティサービス部
休日は、野良猫の保護活動に参加したり、たまにリアルボードゲーム会に参加したりしています。
Amazon PrimeやNetflixでボードゲームショーや恋愛バラエティーを見るのが好きです。
今までの職業は、プログラマー、アプリケーションエンジニア、クラウドエンジニアでした。 今はログの監視に携わっています。

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PHOTO:UnsplashChristopher Burns