テスト管理ツールが必要になるプロジェクトの要素とは?
こんにちは。CATエヴァンジェリスト・石井優でございます。
今回はテスト管理ツール「CAT」導入効果についてのお話です。
テスト管理ツールCATは、さまざまなお客様にご利用いただいています。
プロジェクトや業種の幅広さ
規模: 5人から1000人
業種: 金融、公共、コンシューマーゲーム(エンタメ)、パッケージソフト開発、不動産、WEBアプリ、ネットワークなど
フェーズ: 単体テスト、結合テスト、外部結合テスト、総合テスト、その他
調べてみると、漁業以外のほぼすべての業種に導入されていることがわかりました。
CATを利用するプロジェクトの共通点とは
これだけ幅広い業種で使われていますが、それぞれの背景にはどんな共通点があるのでしょうか?
まず、マニュアルテストが必要なお客様であることが大前提です。
その上で、私たちは特に次の3つがキーとなるポイントだと考えています。
複数プロダクトの進捗管理・品質管理をする必要がある
大量のテストケースを実施する必要がある
複数拠点の進捗管理や状況把握をする必要がある
それぞれについて説明します。
1.複数プロダクトの進捗管理・品質管理をする必要がある
例えば、一つのアプリケーションでもAndroid版、iOS版と分かれている場合、それぞれに開発チームが存在するかもしれません。その他、基幹システムであれば多数のサブシステムを抱えていることもあります。
アプリのリリース納期が決まっている中、それぞれのチームに進捗を確認する必要がありますが、以下のような課題が発生することはないでしょうか?
片方のチームからは早く進捗報告が来るが正確ではない
もう片方からは進捗の報告が遅れてくる
チームやメンバーが増えるほど、進捗確認のコストは増加し、正確さやスピードが失われがちです。
テスト管理ツールを導入すると、人の報告に依存することなくどんな規模のチームでも正確な進捗情報をいつでも把握できるようになります。また、発生した課題に先手を打った対応が可能になります。
2. 大量のテストケースを実施する必要がある
ミッションクリティカルなプロジェクトほど、テストケースの数は増加します。大量のテストケースがあると、次のような問題が発生することがあります。
どこのテストケースでどのような障害が発生したのかをテスターや開発者が追い切れなくなる
障害報告のスプレッドシートに書かれたテストケースを探そうとしても、ファイルが見つからず、発生条件がわからない
こういったコミュニケーションロスが、開発者とテスターの間で起きてしまいます。
テスト管理ツール上でテストと障害を紐づけておけば、障害対応時や再テスト時のトレースが簡単になりプログラムの修正時がスムーズに行えます。
3. 複数拠点の進捗管理や状況把握をする必要がある
オフショアやニアショアに加え、リモートワークも一般的になってきました。このような環境では次のような課題が生じることがあります。
手の空いているメンバーに追加の依頼をしたいが状況がわからない
新しく入ったメンバーが困っていないか早く察知したい
テスト管理ツールを活用すれば、進捗や状況をリアルタイムで把握できるためこうした課題がスムーズに解消されます。結果として、コミュニケーションが楽になります。
上記のような背景があるプロジェクトでは、何らかのテスト管理ツールを導入しシステムでテスト・障害・進捗・品質の情報を統合して管理することが必要だと考えています。
ではでは!
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