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JAWS FESTA 2024 in 広島 レポート


1.はじめに


SHIFT ナショナルセキュリティ事業部所属の松尾です。

期間が空いてしまいましたが、先日(10/12)開催された『JAWS FESTA 2024 in 広島』に参加してきましたので、レポートしようと思います。私はJAWS自体はいくつかのコミュニティ会議にリモートで参加したことはありましたが、今回のように現地参加は初めてでしたのでどんな雰囲気なのか楽しみにしていました。

ちなみに広島県の往訪は人生初めてで、会場(広島大東広島キャンパス)の最寄り駅「東広島駅」(東京駅から片道約4時間...!)の周りは山ばかり!テレビでよく見ていた"広島"をイメージをしていたので都心から少しでも離れるとこんな感じになるのか...と思いました。

2.開会式


会場に到着して受付を済ませた後、早速開会式に参加。運営の方によると登壇の応募数がかなり多かったため、当初予定していたTrack枠数よりも増やしたそうです。

開会式の様子

3.聴講セッション


聴講したセッションのうち、以下抜粋したものをそれぞれ簡単にご紹介します。

聴講セッション(筆者作成)

3.1.【C-1】Amazon ECS & AWS Fargate今昔物語

Amazon ECSとAWS Fargateの歴史(2014年~)をとおして、これらのサービスがなぜ今でもLeadership Principlesに基づいて支持されているのかを学べました。ここ最近、AWS CodeCommitなどのサービスが新規利用終了となることで話題になりましたが、それはAWS側が恣意的に終了と決めているのではなく、Customer Obsessionに基づいて終了している。(2020年以降)AWSサービスを継続させるためには、経済的な合理性に対して利用者側がビジネスの潮流をキャッチアップし、AWS側へニーズをフィードバックする必要性が出てきているとのことです。

つまり、突如利用終了されては困るサービスに対しては、利用者側からAWSへサービスのニーズの提示をすることが重要となってきたということになります。

【Leadership Principles】
私たちは自分自身、そして互いに、日々の行動を通じてリーダーシップ・プリンシプルを用いてそれを示す責任があります。 私たちのリーダーシップ・プリンシプルは、どのようにAmazonがビジネスを行い、どのようにリーダーたちが導き、私たちの決定の中心にお客様がいるかを示しています。Amazon独自の文化は、リーダーシップ・プリンシプルによって表現され、地球上で最もお客様を大切にする企業、そして地球上で最高の雇用主となり、地球上で最も安全な職場を提供することという企業理念を粘り強く追求するための助けとなります。

【Customer Obsession】
リーダーはまずお客様を起点に考え、お客様のニーズに基づき行動します。お客様から信頼を得て、維持していくために全力を尽くします。リーダーは競合にも注意は払いますが、何よりもお客様を中心に考えることにこだわります。

【出典】"Amazon用語解説(Amazon)"
【出典】"Amazon ECS & AWS Fargate 今昔物語(JAWS FESTA 2024 in 広島)"

3.2.【C-3】XSS攻撃から考察するAWS設定不備の恐怖

大瀧(弊社メンバー)による登壇項目のため内容は割愛するとして、本セッションを見学してみて現地参加でのJAWSはリモートよりも登壇者の発表を受けて聴講側も一体となって意欲的に勉強する雰囲気がより形づくられる印象が個人的に強かったです。

実際に、本セッションはセキュリティに特化した内容でしたが、大瀧がはじめに聴講者に対して情報セキュリティを専門職としているかどうか聞いたところ、大部分(体感 50/60人)が専門職とはしていませんでした。皆さんが興味あるセッションは率先して聴講していることに感嘆しました。

大瀧による登壇の様子

【出典】"XSS攻撃から考察するAWS設定不備の恐怖(JAWS FESTA 2024 in 広島)"


3.3.【A-8】コープのクラウド移行 ~ AWS初心者と移行経験者の奮闘記 ~

レガシーを含むシステムを、オンプレミスからAWSへクラウドリフトする際の奮闘がよく伝わる登壇内容でした。コープ様内でトップダウンで全システム(全国規模)をAWSへリフトすることが下されたことに何よりも驚きでした。それらの数多くのシステムに対していかに費用対効果を高めながらクラウドリフトしつつ、メンバー内のAWS技術のスキルトランスファーを実施することに対して苦労されながらも少しずつクラウドリフトを実現されているようでした。

はじめてのクラウドリフト時は、それまでオンプレミスで開発・運用を実施してきたメンバーはクラウドのスキルが備わっていないことが通例です。必要なナレッジに対して自分にとっては当たり前、ではなく初心者の目線に合わせて教えてメンバーを育成することの大切さを改めて感じました。

【出典】"コープのクラウド移行 ~ AWS初心者と移行経験者の奮闘記(JAWS FESTA 2024 in 広島)"

4.閉会式・懇親会


最後に閉会式に出席し、その後の懇親会(一次会)に参加してきました。

次回のJAWS(大規模)イベントは、『JAWS DAYS 2025』で2025年3月1日(土)に開催予定とのことです!

閉会式の様子

懇親会では宴会の雰囲気を楽しみながら、聴講したセッションの登壇者の方をはじめ、ご挨拶させて頂きました。

懇親会(一次会)の様子

5.おまけ


入口付近の受付や企業ブースで入手したアイテム諸々です。

入手アイテム(JAWS FESTA 2024 in 広島)

あとは広島に来たら、お好み焼き食べないとね!ということで、当日昼休憩に広島大学の近くのお好み焼き屋に食べに行ってきました。

お昼どきだったということもあり、満席っ!そして、うまいっ!!並んだかいがありました。

アメリカン風お好み焼き

【出典】"お好み焼きQ 西条店"


執筆者プロフィール:松尾光敏
過去にアプリケーション開発・基盤構築を経て、いまはコンサルとしてメインクライアントの官公庁案件のほか、社内AWS CCoEに関わっています。最近は週末に、コンサルをするための体力づくりと歳による体力低下を補うために趣味のサイクリングをまたするようになりました。

■保有資格
・AWS認定全冠(2023/2024 Japan AWS All Certifications Engineers)
・Azure Solutions Architect Expert
・Google Cloud Professional Cloud Architect
・CISSP
・CISA
・PMP

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