SHIFTでは目安30時間でテスト設計者として立ち上がれる!?|SHIFTの検定
はじめに
はじめまして!株式会社SHIFT検定開発室の芳山(よしやま)と申します。
その名の通り、検定を開発する部署に所属しています。
つい先日、部内MTGで「IT未経験者がどれだけ学習すれば、テスト設計者として立ち上がれるのか、目安の学習時間を出してみてほしい」という話が出ました。確かに気になります(; ・`д・´)!
というのも、SHIFTには「トップガン」という独自の検定があるのですが、その中のひとつに「トップガン テスト設計」という検定があります。
そして、「トップガン テスト設計」に合格=テスト設計者として立ち上がれる、ということなので「トップガン テスト設計」に合格するまでの学習時間について社内調査を実施してみました。
今回は、その調査をした数字が判明したのでご紹介いたします!
「トップガン テスト設計」とは
SHIFTでは社内教育制度として検定がとても盛んです!
その検定のひとつとして「トップガン」という検定があるのですが、私はその中でも「トップガン テスト設計」を担当させてもらっています。
※SHIFTの検定制度&トップガンについては上記リンク先のブログでご紹介しているのでご覧ください( ¨̮ )
「トップガン テスト設計」は、これからテスト設計者を目指す方を対象に行っている検定で、主な受検者はIT未経験者です。
2年前に始まった検定ですが、2022年3月時点で総受検者数1,144人中、合格者257人を輩出しています。
隔月開催で、毎回受検者は約150名、合格率約20%と簡単ではない試験です。現在SHIFTの検定の中で受検者、合格者ともに一番多い試験です。
必要な学習時間は30時間(目安)
そんな「トップガン テスト設計」に関する調査結果を先に申し上げますと、
SHIFTでは、教材を活用して30時間を目安に学習することで「トップガン テスト設計」に合格できる!!
ということがわかりました。
「トップガン テスト設計」に合格した方々は、その後テスト設計者として案件にアサインされ、案件内で活躍されています(^^)
この30時間という目安の数字は、アンケート調査をもとに出しました。さらに、当時の合格者211名中193名からアンケートの回答をいただなかから以下のことが見えてきました。
合格者のうち90%が30時間で合格している
IT未経験(新卒、2卒)の合格者数も遜色がない
受検者間でIT知識の差はあるが、勉強時間に差が出ていなかった
補足1:入社形態は、「新卒入社」「2卒入社」「中途入社」の3種類あり、「新卒入社」「2卒入社」の方は採用時点でIT未経験です。(2卒入社=第2新卒)
補足2:IT知識レベルは、以下のIT資格を持っているかどうかで測っています。→ 基本情報技術者試験 > ITパスポート > JSTQB Foundation > どれも持っていない
今回の調査をする前は、「合格者はIT知識を持っている方が多そうだな」と思っていたのですが、合格人数の割合や学習時間にほとんど差が出ていないことは意外でした。
ただ、SHIFTの採用時検定(CAT検定)によって、もともと素養の高い方が入社されている、かつ、入社時研修で雇用形態ごとに内容を変えて研修を行っており、その期間中に入社時のIT知識の差を埋められている、と考えると納得です。
※CAT検定については上記リンク先のブログでご紹介しているのでご覧ください( ¨̮ )
30時間という時間だけでなく、学習の中身も大切!
効率よく学習するために、アンケートで学習のポイントを聞いたのでご紹介します!
■学習習慣
学習開始時期は、1か月前 > 2週間前 > 2か月前という順で多かったです。
また、1回目で合格した方に合格の要因を聞いたところ、「学習計画をしっかり立てて挑んだこと」「勉強時間を十分に確保できたこと」 という内容が上位でした。
業務の都合上、毎日1時間やるなど計画を立てても時間を取るのが難しい日もあると思います><
ただ、最初に目標を立てることは大事で、学習できない日があっても週末に挽回したり、数分の隙間時間ができたら学習に充てるなど、工夫して時間を作って最初に決めた目標をやりきった!という方が多かったです。
■学習内容
社内で作成している教材を受検者へ提供しているんですが、96%の人がその教材を活用している、という結果でした。
「教材を理解できるまで反復して勉強すれば大丈夫」「教材が一番役に立つ」という意見を多数頂いており、教材が役に立っており嬉しいです!
教材は徐々に増やしていっていますが、現時点で約40時間分あります。
全部やる時間がないという方は、自分の弱点分野を中心に教材を使って学習することをおすすめしています。
(受検者のみなさんには、本試験と同様の形式で「エントリー問題」というものを解いてもらっており、得意分野/苦手分野がわかる形で結果をフィードバックしています。)
■合格者のみなさんが受検期間中に意識していたこと
因子水準やケース数を出す際は、実際にパターン表を書いて考える
毎日数分でも良いので、継続して学習する
実行業務の中で、設計者がなぜこのテストケースを作成したのか考えてみる
テスト設計書の内容に疑問を持ちながらテスト実行する
設計案件の経験がなければ、実行で参加した案件や、ウェブサイトやソフトウェアなどのテスト設計をすると仮定して、自分でテスト設計書を作ってみる
業務がテスト実行でも、仕様書を見る中で、イケてる、イケてないものがあると思うので、そういう観点を楽しみながら見る
など、実業務と紐づけて理解されていることがわかりました!
目的は試験に合格することではなく、合格後にアサインされた後で成果を出すこと。
そのために、単なる試験対策ではなく「実務で活用するレベルまで理解すること」 「自分の言葉で解説できること」を日々の生活や業務でも意識されていることがわかりました('ω')ノ
最後に
最初、「トップガン テスト設計」に合格するまでの学習時間を出すことが決まったときは、「そんな数字出せるのか…なんだか難しそう…。でもそれがわかれば検定を受ける人が勉強し易くなるだろうな…。」など、いろいろな思いがめぐりましたが、受検者のみなさんや周囲のメンバーの協力のもと、何とか形にすることができました。
30時間ということは、毎日1時間勉強すれば1か月ですし、毎日2時間勉強すれば2週間で達成できます。
業務で毎日忙しい中、勉強時間を確保すると考えると大変ではありますが、1か月や2週間だけ、ちょっと頑張ってみようかなと思える数字ではないでしょうか?
また、IT未経験の方にとって、IT業界の職としてプログラマーやSEを目指すのはハードルが高いかもしれないですが、テスト設計者としてならば30時間の学習で立ち上がれると聞くと、私にもできそう!と思っていただけると思います。
この記事を読んで、IT業界への入り口として、まずはテスト設計者からの道もあるんだなと知っていただく機会になれたら、とても嬉しいです。
(そして挑戦する際は、その会社がSHIFTだととても嬉しいですw )
SHIFTはスキルアップを応援します(^^)/
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