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《24新卒》AWS Summit Japan 2024に参加してきました!


はじめに


こんにちは!株式会社SHIFT 24新卒入社のセキュリティサービス部所属の山岸 信夫です。6月23日に2024年のAWS Summit Japanに参加してきたので、レポートという形でイベントの様子を共有したいと思います。

去年までは東京で開催されていたためAWSサミットTokyoという名前だったようですが、なんと2024年は東京から一歩出て幕張メッセでの開催でした。ご存じの方も多いと思いますが「そもそもAWS Summitって何?」という人のために簡単に説明したいと思います。(ここ飛ばしても全然OK)

AWS Summitについて

AWS Summitというのは年に一度開催される、AWSを学ぶためのお祭りです。 コロナ渦中の2021年と2022年はオンライン開催したりもしましたが、基本どこかの会場で講演や新技術のデモを行うイベントです。AWSという接点を持った人たちが自由に交流できる場でもあるので、興味さえあれば誰でも楽しめる構成になっています。もともとはこじんまりした感じのイベントだったらしいのですが、今となっては何万人規模の人が集まるビッグイベントになっています。

では、ここからはレポートの本文に入ります。

イベントレポート|会場の様子

会場までの道のりの看板(筆者撮影)

残念なことに、天気は雨!ですが、幸い会場までの道のりは雨から守られていたので気分はそこまで下がらずに済みました。外にあった看板や受付の向こうのディスプレイの効果もあり、入る前からテンションが上がりました!
受付は効率よく進められるようにQRコードと本人確認書類だけ準備すればよい仕様に。ほとんど並ばずに名札と弁当引換券を受け取って会場まで通過できました。

会社の同僚と一緒のイベント参加ではありましたが、2日目の最初の基調講演は入場時に指定席が割り振られる仕組みになっていて、バラバラに座ることに。私は運よく前から3列目のところに座れました。DJから6メートルというかなりいい席かと思いきや、ステージの端に近かったのでスピーカーの人とはかなりの距離でした。

メインステージのモニター(筆者撮影)

AWSの勉強をする上での方向性が見えた基調講演

正直なところ基調講演の内容について完全に理解したとは言えませんが、「生成AIがこの先の時代を作るだろう」ということや「データのセキュリティを強化することを優先したい」といった考えは伝わってきました。また、セキュリティ、拡張性、利便性、効率化などの聞きなれたキーワードだけでなく、RAG(検索拡張生成)といった初めて聞く言葉もあって、これからAWSの勉強をする上での方向性が見えてきました。 技術とは違う観点からの感想としては、講演されていた方々が皆話し上手だったということですね。直で聞いていて説得力が半端なかったです。

基調講演後から弁当の配布が始まったので受け取りに向かいました(無料ですよ!)。カツサンドの弁当と日本食寄りの弁当から選べたので、カツのほうにしました。味も量もちょうどよく、飲み物も自由にとって良かったので、午後からの講演には万全な状態で挑めました。人が多い割には座って食事ができる箇所が少なく、立ち食いになってしまったことが唯一の文句の付け所ですかね。これ目当てで参加される人も少なくないのでは?というくらい、昼食付きのイベントはありがたかったです。

弁当の写真(M君に協力してもらって2種類そろえました)筆者撮影

ブースではデータセンターのVR体験、新商品のお試しも

講演までは時間があったので同僚とブースを回ることにしました。一言でいえば大人の文化祭といったような雰囲気。エリアごとに分かれていて、メインステージから最も離れたところから順にみていきました。ブースの数が多かったので興味があるところだけに行ってみる形になりました。基調講演に続き、ここでもDevSecOpsといった新単語の登場があり、AWSがどのようなサービスで使われているかがわかりました。

会場ではオーストラリア人の方とセキュリティについての会話やデータセンターのVR体験、新商品のお試しをしながら時間を過ごすことができました。金融業界では情報の安全性が確保できるということで広く使われているといったような情報も耳に入ったりで興味深かったです。

会場を上から見た写真(イベント前)筆者撮影

AWSの違う面を見ることができた午後のセッション

ブースを回り切ったころには午後のセッションが始まる時間だったのでそちらについても少し話します。これらのセッションは前もって参加希望することで席の確保ができ、1日で最大5セッションに参加できます。私の場合はブースを見たかったため後半の3スロットだけ埋めることにしました。メインステージで行われるものもあれば、会場のあちこちにある小さめのステージで行われるものもありました。

セッションの内容はバラエティに富んでいて、各セッションでAWSの違う面を見ることができました。1つ目は請求書の自動読み込みにおけるAWS Bedrockの応用についてでした。従来のシステムにAIを取り入れて異なった形状の請求書を読み込み可能にした事例の紹介でした。2つ目はAWSの機能を用いたログイン認証システムがいかに早くセットアップできるかのデモと説明でした。

AWSクラウドを通すことでログイン時にセキュリティの確保ができ、利便性と高セキュリティ能力の両方を備わったシステムが実現されるとのことです。3つ目はベクトル検索とAWSの生成AIを使った会話型検索の比較でした。ベクトルを用いる場合はお題が大きく変わると対応できなくなる欠点があり、生成AIにはハルシネーションの危険性があることから、それらを考慮した設計が必要になることがわかりました。それぞれのセッションの観点が異なっていたからこそAWSの様々な応用を知ることができました。

会場前のボード(筆者撮影)

おわりに


全体を通して言えることはイベント会場が情報と活気に満ちていたということですかね。セッションでもブースでも新しい製品やツールの使い方についての知識が得られ、人によっては人脈を広げるチャンスでもあったように思えます。AWSの知識に乏しい私でも得るものがありましたが、より深い理解をもって参加すれば新しい気づきがあると思うので来年はパワーアップしてAWS Summit Japanに参加しようと思います!

弊社のAWS全資格保持者が語るAWSについても、面白いのでぜひ読んでみてください。

今回参加したSHIFT SS部24新卒+AWSベテランチームの集合写真(筆者撮影)

著作者プロフィール:山岸 信夫
2024年4月に株式会社SHIFTへ新卒入社。大学では物理センサーを使った行動認識を試みた。行動認識におけるAIの応用を研究のテーマにし、データはスマートフォンでとる形にした。SHIFTのセキュリティサービス部に配属され、今はネットワークセキュリティなどについて学習をしている。

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PHOTO:UnsplashJose Losada