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AWS完全初学者・非エンジニアでも分かる!AWSはじめの一歩

こちらは、公式アドベントカレンダー2024_A IT技術関連トピック Day.15の記事です。
公式アドベントカレンダー2024_B 仕事術・キャリア・体験記も毎日記事を公開していますので、ぜひあわせてご覧下さい。

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こんにちは!株式会社SHIFT モビリティサービス事業部の田代です。

「AWS」。

IT業界に従事している方なら、この「AWS」という単語を一度は聞いたことのある方も多いのではないでしょうか。

近頃このAWSを利用して開発されるサービスはどんどん増えてきており、あなたも遠くない将来のうちにAWSを利用する時がやってくるかもしれません。ですが、AWSについて勉強したことがなく、「AWS?何それ美味しいの?」という状態のあなたは、こんな不安を感じたことはないでしょうか。 「AWSが何なのか、実は全然知らない。。。このままだと、自分は時代に取り残されてしまうのではないだろうか。。。あ~時代よ置いていかないで~~~!!!」 と。

・・・はい、何を隠そう、ほんの1か月前までの私がまさにそんな状態でした。笑

ですが安心してください!わずか1ヶ月間の勉強で、少なくとも基本的なことは理解できたので、今回はその学んだ内容を共有します!

この記事を読むことで、1ヶ月前の私のような状態のあなたでも、AWSについて最低限の概要を理解できるようになります。ぜひ最後まで読んでいただき、これからともにAWSの世界に一歩足を踏み入れましょう!

この記事では、以下の内容について記載しています。

1. AWSとは何か?
2. AWSを使うとどんなことができるのか?
3. AWSについてどうやって学習していくのが良いか?

1. AWSとは何か?


AWS(=Amazon Web Serviceの略)とは、Amazon社が提供するクラウドコンピューティングサービス(=クラウド)です。クラウドとは、インターネットを通じて、コンピュータやストレージ、ネットワークを利用できるサービスのことです。

AWSは、アプリそのものを提供するわけではないのですが、アプリ開発に必要なインフラ・OSなどを提供しています。

AWSは、数あるクラウドサービスの先駆け的な存在であり、世界トップのシェアを誇っています。普段あなたも利用しているであろう以下のような身近なサービスにも、AWSが使われているのです。

  • PayPayのシステム

  • ANAの予約データ管理システム

  • 出前館のシステム

  • ABEMAのライブ配信システム

(出典:https://aws.amazon.com/jp/solutions/case-studies )

AWSを利用するメリット

最近利用の急増しているクラウドと、従来型の形態(=オンプレミス)を比較して、クラウドの特徴をもう少し詳しく見てみましょう。オンプレミスとは、自社でサーバを用意する形態のことです。

オンプレミスのメリットは以下になります。

・全てを自社で管理できるので、機器の細かい設定をカスタマイズするのに向いている

ですが、この「全てを自社で管理する」というオンプレミスの特徴は、裏を返すと以下のようなデメリットともなります。

・物理的な機器の購入が必要なため、初期費用が多くかかる
購入をしてから機器が手元に届くまでに時間がかかり、使いたい時にすぐに使い始められない
サーバの環境構築から運用まで、全部自分たちで行う必要があるため、利用負荷が高い
利用途中で機器構成を変更したくなった場合(サーバ増設など)、初期の環境構築同様の手間が再度発生する

これに対して、クラウドには以下のようなメリットがあります。

・料金は従量課金制。また、無料トライアル期間もあるため、初期費用を抑えられる
利用開始時のステップが簡単なため、使いたい時にすぐ使い始められる
サーバの運用はAWSにお任せできるので、運用負荷の軽減になる
利用途中のサーバ構成変更が非常に簡単に・すぐに行えるため、利用用途の変更にも柔軟に対応できる

クラウドを利用することでこれだけのメリットが得られるのです。
ただし、オンプレミスのように、機器の設定を細かくカスタマイズすることはできない可能性があります。なので、使いたいサーバ環境に合わせて、クラウドとオンプレミスのどちらを選択するか決めることが大事になってくるのですね。

また、AWSを利用することで、上記に合わせてさらに以下のメリットがあります。

・サービス数が多い(200以上!)
・継続的に値下げが実施されている

2. AWSを使うとどんなことができるのか?


前述のとおりAWSには200以上ものサービスがあり、それらを組み合わせることで、様々なシステムを作ることが可能です。
ここでは、具体的にどんなシステムを作ることができるのか、具体例を何個か提示します。

AWSの各サービス名が以下にはたくさん登場しますが、今回は各サービスの具体的な役割には触れません。「いろんなものが作れるんだな~」ということを分かっていただければそれでOKです!

①Webサイト

小規模なWebサイトだと、以下のシンプルな構成で作れます。

②画像を加工するアプリ

③チャットボット

チャットボットとは、エンドユーザからのメッセージ自動で返信してくれるプログラムのことです。

④ECサイト

これまでよりもやや複雑な構造になります。これは、ECサイトでは性質上アクセス数の予測が事前にしづらく、サーバ(=EC2)の台数を必要に応じて調整したり、増えた各サーバに負荷を分散させたりといったことを実現するためです。

3. AWSについてどうやって学習していくのが良いか?


以下で、AWS知識ゼロの自分が実際にどうやって1か月で最低限の知識を身に着けたのか。オススメの学習教材を紹介します。
教材の紹介の前に、前提として、AWSの学習の際には以下2点は注意した方がいいと思いました。

  • AWSは提供サービスが多く、できることも膨大にあるため、それらを全部理解していこうとするとかなりの時間を要します。まずは主要サービス(上記の構成図で登場したものは、だいたい主要サービスです)や、AWS全体としてどんなことができるのかを理解することに注力した方が良いです。

  • AWSならではの独自の用語が多いです。ここは一つひとつ意味をしっかり理解しながら進めるのが良いです。(今回の記事では、初心者の方の敷居を限界まで下げるために、独自の用語は極力紹介していないつもりです。)

その上で、以下の学習をオススメします。

書籍を使った学習

出典:Amazon

AWSについて1ミリも分からない人も、これさえ読めばとりあえず概要は理解できると思います。私も一番最初はこの本を読みました。
AWSに限った話ではないのですが、こういうイラスト多めのテイストの参考書は「簡単すぎやしないか?」と、読むのに抵抗を覚える方もいるかもしれません。私も以前はそう思っていました。ですが、本当に0からのスタートの場合、まずはこういう本からとっかかりを得るのが良いのではないかと今では思っています。

出典:Amazon

巷では、初学者用としてもっとも有名な本のようです。私は全部を深くは読めてないのですが、パラパラと読んでみた感じ、たしかに丁寧で分かりやすいと感じました。加えて、先ほど紹介した本よりも、こちらの方がより深い内容まで紹介されていると感じました。AWSを本格的に勉強したい人の最初の1冊としては良いと思います。

資格学習

  • AWS認定資格試験
    https://aws.amazon.com/jp/certification/
    Amazonから、12の資格試験が用意されています。初心者の方は、その中でもまずは「クラウドプラクティショナー」の資格を目指すのが良いと思います。クラウドプラクティショナーとは、12の試験のうちもっとも基礎的な試験で、管理職や営業職などの非エンジニアも対象としているのが特徴です。
    AWS Skill Builder(https://skillbuilder.aws/jp ) というAmazonが公式に用意している教材からも、学習は可能です。ただし、学習してみたイチ個人の感想としては、完全な初心者が理解するにはやや難易度が高いかもと感じました。そのため、上記の書籍で基礎をある程度理解してからこちらに挑戦するのが、個人的にはオススメです。

おわりに


いかがだったでしょうか?
この記事を読む前に比べて、AWSについて何か一つでも知識を取得してもらえてたら何よりです。
最後に、この記事が良いと思ったら是非「スキ」を押してもらえると嬉しいです! また、記事の内容について不明点があれば、コメントいただければ回答いたします。
それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました!今日も最高の1日に!


執筆者プロフィール:田代 崚
株式会社SHIFTモビリティサービス事業部。2024年9月入社。
夢は「背中で語れるリーダーになり、世界中を輝きで溢れさせる」こと。
口癖は「今日も最高の1日にします!」

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