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情報系出身の第二新卒がAWSクラウドプラクティショナーに合格するまでにしたこと


はじめに

こんにちは。SHIFT QAエンジニアの安立雄大です。 今回はAWS 認定クラウドプラクティショナーに合格したのでその体験記を共有したいと思います。 これからAWS 認定クラウドプラクティショナーの受験を考えている方に読んでいただきたいです。

AWS 認定クラウドプラクティショナーとは

AWSクラウドプラクティショナーの認定は、代表的なクラウドコンピューティングサービスであるAWS(Amazon Web Service)のサービス、用語について基本的かつ高度な理解を持っていることを証明するものです。この資格は、クラウドのキャリアへの転換を考えているITやクラウドの経験がない方や、基幹業務に携わる方にとって、クラウドの基礎知識を求める際のスタート地点となります。現場での利用率が高いので、AWS使えます、資格持っていますはアピールになります。

興味があるかたはこちらも見てみてください。
AWS Certified Cloud Practitioner

今回私はAWS 認定クラウドプラクティショナーに合格したので、試験概要や勉強方法、そして合格後実務にどう活かしているかという点でこの記事を書いていきます。

試験概要

試験日:CBT試験のため、随時実行。試験会場ごとに実施日が異なります。*CBTとは「Computer Based Testing(コンピュータ ベースド テスティング)」の略称で、コンピュータを使った試験方式のことです。
試験場所:全国各地
受験料:11,000円(税抜)
申込方法:AWS認定のアカウントページから申込
試験時間:90分
出題数:65問
出題形式:択一選択または複数選択形式
出題分野:クラウドのコンセプト26%、セキュリティとコンプライアンス25%、テクノロジー33%、請求と料金設定16%
合格基準:1,000点中700点で合格
試験のバージョン:現行の形式であるAWS 認定クラウドプラクティショナー (CLF-C01) はAWS 認定クラウドプラクティショナー (CLF-C02)に2023年9月19日から変更になります。現行の試験の最終受験日は2023年9月18日になります。

試験内容

AWSクラウドプラクティショナー試験は、AWSのクラウドコンピューティングに関する基本的な知識と理解を評価するものです。以下に、試験内容の概要をまとめます。

AWSの基本概念とアーキテクチャ

AWSの主要なサービスやリソース、アーキテクチャの基本原則についての理解が求められます。また、AWSのグローバルインフラストラクチャやセキュリティモデルについても知識が必要です。

AWSの主要サービス

主要なAWSサービス(EC2、S3、RDSなど)の特徴、使用方法、利点、制限についての知識が問われます。これらのサービスを活用してクラウド環境を構築および管理する能力が求められます。

AWSの課金とサポートモデル

AWSの課金モデル、サービスレベルアグリーメント(SLA)、サポートオプションについての理解が求められます。また、コスト最適化の基本的なアプローチやベストプラクティスについても知識を持つ必要があります。

AWSアーキテクチャの設計原則

セキュリティ、可用性、耐障害性、パフォーマンス効率などの設計原則に基づいて、AWSアーキテクチャを設計する能力が評価されます。また、AWSのサービス間の相互運用性や統合に関する知識も求められます。

AWSの基本的なデプロイと運用

アプリケーションやリソースのデプロイ、ネットワーキング、モニタリング、スケーリング、セキュリティ管理などの基本的な操作に関する知識が求められます。

AWSのセキュリティとコンプライアンス

AWSのセキュリティモデル、アクセス制御、データ暗号化、ネットワークセキュリティ、コンプライアンス要件に関する知識が問われます。

勉強方法

今回私がやった勉強方法は2つです。

①参考書を読む

一夜漬けAWS認定クラウドプラクティショナー直前対策テキスト[第2版]

自分はこの参考書を2周読みました。この本AWSの各サービスについてシンプルにうまくまとまっていて個人的にはとても読みやすかったです。
AWS 認定クラウドプラクティショナーの参考書は他にも種類があるので自分にあったものを選んでもらって、まずはそれを一通り読んで体系的に理解を進めることをお勧めします。
AWS 認定クラウドプラクティショナーでは特に各AWSサービスの基本的な理解が問われるので、他の資格試験に関しても言える話ですが、用語の理解がとても重要です。似た言葉も多く出てきて最初はややこしいので丁寧に理解を進めましょう。
似た言葉の例を出すと例えば。。。。

  • IAM

  • IAMユーザー

  • IAMグループ

  • IAMポリシー

  • IAMロール

    学習を終えた頃には何てことないのですが、初めは頭がこんがらがりました。
    他にもこのような感じで似てるけど全然違うものだよっていうのがたくさん出てくるのでやはり最初は丁寧に一つ一つ理解していくのがよいでしょう。
    ちなみにIAMユーザー、IAMグループ、IAMポリシー、IAMロールの説明ですが、以下になります。

  • IAM:AWSを利用するユーザーの管理や認証、サービスやリソースへのアクセス制御を管理するサービス

  • IAMユーザー:IAMから作成したAWSを操作するユーザー

  • IAMグループ:IAMユーザーを束ねたグループ

  • IAMポリシー:「どのAWSサービスの」、「どのリソースに対して」、「どんな操作を」、「許可するか(許可しないか)」、を権限とし、利用者(IAMユーザーなど)に対して設定することが出来る定義

  • IAMロール:AWSサービスやアプリケーションに対してAWSの操作権限を付与する仕組み

②AWS認定 クラウドプラクティショナー模擬試験を使う

AWS認定 クラウドプラクティショナー模擬試験ってなに

AWS認定 クラウドプラクティショナー模擬試験は、AWSクラウドプラクティショナー試験を受験する人向けに模擬試験形式で知識を確認できるスマホアプリです。
問題は本試験問題にの出題形式に合わせて、現在450問題以上を収録されています。
スマホでできるので、机にむかってがっつりやるもよし、隙間時間にちょこちょこやるもよしです。
AWS認定 クラウドプラクティショナー模擬試験(iphone版)
AWS認定 クラウドプラクティショナー模擬試験(Android版)

AWS認定 クラウドプラクティショナー模擬試験のいいところ5選

  1. 収録出題数が豊富だから十分な試験対策ができる!

  2. 25問毎に模擬試験を受験が可能だからスキマ時間にできる!

  3. 詳しい解説を一問ごとに確認することができるから、学習の振り返りがしやすい!

  4. 難易度が本試験と同レベルまたは少し難しいから試験対策のレベルとしてはちょうどいい!

  5. 模擬試験以外に10問ごとの練習問題もあるからとっかかりやすい!

学習期間としては自分はだいたい3日間ぐらいでした。短期集中型で頑張りました。
業務終わりに2時間ぐらい時間取ってやっていたので合計6時間ぐらいですね。
自分は情報系出身であることと、前職でAWSを触った業務が多少あったので資格試験の対策にしては勉強時間が少ないのはそのおかげです。
当日は40分ほどですべて解き終わり、50分程余るくらいには余裕がありました。
情報系出身じゃなくてかつAWS未経験の方でも今回紹介したやり方でじっくり学習を進めれば合格に届くと思います。

苦労したところ

AWS特有の用語を覚えるのには苦労しました。やはり聞きなじみのない言葉は頭に入りずらいモノですね、、
そこはじっくり本を読み込んだり問題をたくさん解いて泥臭く覚えていきました。

合格後、案件でどう活きているか

私自身感じたのは、今セキュリティ関係の案件に携わっていてネットワークやセキュリティの学習を進めているところなのですが、まさにそれらの理解の手助けになっているなと思いました。
AWSの勉強しているとセキュリティのお話も出てきます。理解を深めようとネットでセキュリティのことを調べるきっかけになるのでAWSの勉強始めてよかったなと思いました。

さいごに

ぜひIT未経験の方もクラウドやネットワークを学習するきっかけとしてAWS 認定クラウドプラクティショナー受験してみてはいかがでしょうか。この記事が少しでも役に立てばうれしいです。


執筆者プロフィール:安立雄大
新卒でSEとしてシステムの運用保守を経験。2022年7月SHIFTに第二新卒で入社。現在は、QAエンジニアとして日々奮闘中。 好きな食べ物はたけのこの里。

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