人にどう思われるかを乗り越える練習3つのポイント
はじめに
こんにちは!株式会社SHIFT(以下SHIFT)の能力開発部で、コミュニケーションやリーダーシップ教育を担当している岡田 洋輔(ようさん)です!
あなたの一言にはビジネスシーンを変える可能性があります。
それでも「人にどう思われるだろう?」という恐怖から、あなたの言葉を押し止めていませんか?
自身の感じていること、思っていることを率直に伝えることができずに、あなたの可能性を眠らせてしまっていませんか?
これは、ビジネスパーソンが日々直面するコミュニケーションの障壁の一つです。
他者から評価されたい、他者に理解されたいという強烈な願望から、自己表現が自我に縛られてしまうのですね。
その結果、本当に伝えたい意見、本当に行動したいことが抑制されて、本来の自己が見えにくくなります。これはまるで、フェラーリがガレージに閉じ込められて、そのパワフルなエンジンを全力で走らせることができないでいるようなものです。もったいないですよね。
では、どのようにこの問題を解決すれば良いのでしょうか?
言いたいことを伝える練習3つのポイント
今回は、明日からでもすぐに実践できる「自己認識の強化」と「コミュニケーションスキルの向上」という観点から見ていきましょう。
今回お伝えする「言いたいことを伝える練習3つのポイント」を実践することで、「自分にも言いたいことを伝えられる力があるんだ」という成功体験を積むことができます。
【ポイント① 自己認識を強化する】
まず、「自己認識の強化」から始めましょう。あなたが何を感じ、どう思っているのかを理解することが重要です。自分の感情や思考を無視せず、それらが何から生じているのか、なぜそのように感じてしまうのかを深掘りします。
言いたいことを伝えるために「自己認識を強化することがなぜ重要なのか」について、さらに詳しく見ていきましょう。
自己認識は、自分の行動を理解し、自分自身を成長させるために欠かせない要素です。というのも、感情や思考は行動に大きな影響を与えるからです。
これらの自己認識が深まると、自分がどう感じて、なぜそのように行動するのかをより深く理解することができます。これにより、自分が行動する動機や背後にある思考パターンを把握することができます。
「人に何と思われるかが気になって、言いたいことが言えない」という状況は、自己認識の欠如から生じる可能性があります。なぜなら、自分の感情や思考を認識し、それがどのように行動に影響しているのかを理解していないと、他人の意見や評価に自分の行動が左右されやすくなるからです。
なので、他人からどう思われるかを恐れて、自己表現を抑制してしまうことにつながってしまうのですね。
これに対して、自己認識を強化するとどうなるのかというと、自分が他人からどう思われるかを気にしすぎていること、それが自分の行動や自己表現を制限していることなどに気付くことができます。
さらに、その背後にある恐怖や不安、思考パターンを明らかにすることができます。この認識が得られると、問題を解決するための具体的なステップを踏むことが可能になります。
たとえば、他人からどう思われるかを気にしすぎる思考パターンを変えるためのアプローチを探したり、自己表現のスキルを向上させたりすることができるようになるわけですね。
また、自分自身を理解し受け入れることで、自己信頼感を強化し、他人からどう思われるかに左右されずに自分の意見を言う勇気を得ることができます。自分自身を他人の評価から切り離し、自己評価を確立することが可能になるのですね。
自分の価値は他人の評価ではなく、自分自身が決定するものであるという理解が深まるのです。
これらの理由から、自己認識を強化することは、「人に何と思われるかが気になって、言いたいことが言えない」という問題の解決に繋がります。
【ポイント② 自分の意見を論理的に整理する】
「コミュニケーションスキルの向上」といっても、非常に広範な概念なので、今回のトピックにおいて、特に重要となる「自分の意見を論理的に伝える」という部分にフォーカスしていきます。
自分の意見を論理的に整理することで、何を伝えたいのかを再認識することができます。
「言いたいことが言えない」という方の多くが抱える課題として、伝えたいアイディアが頭の中で整理され言語化されていない、ということがあります。なので、発言のチャンスがやってきたとしても、上手く伝えられるだろうかという無意識な不安が生じ、発言することへの障壁につながってしまうのです。
また自分の意見に対する信頼性を高めるために「論理的な根拠」を持つことが重要です。意見を述べる際には、その意見がどのような観点や事実に基づいているのか、あるいはどのような経験から導き出されたのかを明確にすることで、他者からの信頼性を向上させることができます。
さらに、コミュニケーションにおいて、あなたがどう感じているかという「感情」を伝えることも、相手に伝える情報として非常に重要です。感情はあなたの意見に色彩を加え、相手により深い理解や共感を引き出す力があります。
たとえば、「私はこのプロジェクトにとても期待しています」という表現は、「このプロジェクトは良いと思います」と言うよりも、あなたの個人的な感情と熱意をはっきりと伝えます。
しかし、感情を伝える際には注意が必要です。感情は強力なコミュニケーションツールですが、あまりにも強烈に伝えすぎると、反対に相手を突き放してしまう可能性もあります。
感情を適切に伝えるには、言葉遣い、トーン、そしてボディランゲージなど、すべての要素がバランス良く働くことが必要です。あなたの論理的な意見と感情を適切に伝えることで、より効果的なコミュニケーションが可能になります。
【ポイント③ 自分の意見を適切な方法とタイミングで伝える】
「自分の意見を適切な方法とタイミングで伝える」とは、実際のコミュニケーションの状況や相手の状態を考慮しながら、意見や感情、提案を的確に伝達する技術を指します。
これらのことを意識しながら技術を伸ばすことで、自分の意見を伝えやすいパターンを見つけることができます。そのために意識するべきことには、以下のような要素が含まれます。
タイミング:
伝えるべき情報の重要性にかかわらず、相手が忙しくて受け入れる余裕がないときや、感情的に動揺しているときに情報を押し付けると、その情報は適切に受け入れられません。相手がリラックスしており、十分な注意を払える状況を選ぶことが重要です。
一方で、タイミングは意見を伝えるためだけでなく、ビジネスの決断や戦略的な提案など、意見が実際の結果に影響を与えるタイミングを見極めることも含みます。
方法:
自分の意見を伝えるための方法には、話し方、トーン、ボディランゲージなどが含まれます。例えば、自分の意見を強く主張する場合、力強いトーンと自信に満ちたボディランゲージを使用することで、あなたのメッセージに重みを与えることができます。また、柔らかいトーンとオープンなボディランゲージは、共感を生み出し、相手に安心感を与えます。
言葉遣い:
相手や伝える内容に合わせて、適切な語彙と文体を選択することも重要です。専門的な話題に対しては専門的な語彙を、日常的な話題に対しては日常的な語彙を使用することで、またあなたと相手との関係性を踏まえて言葉遣いを選ぶことで、あなたのメッセージはよりクリアで理解しやすくなります。
以上の要素を考慮しながら自分の意見を伝えることで、相手に対する理解と共感を深め、より強いコミュニケーションを築くことができます。
おわりに
これらのポイントを意識しながら実際のコミュニケーションの場で繰り返し練習することで、自分の言いたいことを伝える成功体験を積むことができます。
その結果、自分の意見を伝えることへの抵抗感が減少し、自信を持って自分の思いを表現することができるようになるでしょう。この練習は、自分自身を抑えつけずに、本当に言いたいことを伝えるための最初の一歩となります。
もし「人に何と思われるかが気になって、言いたいことが言えない」と思うことがあれば、ぜひ、今日から始めてみてください。
あなたの中に眠っている本当の声を探し、自己認識を深めてみてください。そして、その声を伝えるためのコミュニケーションスキルを磨いていきましょう。
すぐに完璧になる必要はありません。
あなたが、あなたの中にある、あなただけが持ち寄れる価値を語ることで、あなた自身が変わり、周りも変わっていく。そんなことを考えたら、ちょっとワクワクしませんか?
恐れずに、自分の意見を声に出してみてください。何か気づきを得ていただければ嬉しいです。
では、また次回お会いしましょう!
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