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2022年3月 CAT まだまだあるちょっとマニアックなシステム連携機能

こんにちは。CAT 開発室・石井 優でございます。

SHIFTの中でCATを専任で開発している本グループ内にて、ユーザーサポート・要件抽出などを担当しております。

弊社のテスト管理ツール「CAT」について、ユーザーの方へ説明しているとき、「え、こんな機能もあったの?」「こういう使い方もできるかも・・・」といった声をいただくことがあります。

CATには、テスト実行やプロジェクト管理を効率化する機能が多数ありますが、たしかに隠れて気づきにくい機能も多くあります。

そこで「それ知らなかった!」「早く言ってよぉ~~~」と言われるような便利な機能や活用方法を紹介することにしました。

現在ご利用中の方、これからご利用予定の方も、CATの機能と活用のイメージをもっと深く知ってお役立ていただければ幸いです。

統合型ソフトウェアテスト管理ツール「CAT」について 現在SHIFTが提供するCATとは、テストの実行管理に主眼を置いた正式名称「CAT TCM(Test Cycle Management)」という製品を指します。ケースと実行結果・エビデンスの管理、及びプロジェクトの進捗管理や品質分析を担うツールです。詳しいご紹介はぜひ製品HPをご確認ください。


こんな機能もあるの!?外部システムとの連携機能

今回は外部システムとの細か~い連携機能を紹介します。

課題管理のGit連携

CATの課題管理機能はGitとの連携機能を有しています。

Gitにソースコードをコミットする際、課題のIDをコメントに登録すると、課題とコミットが紐付きます。 課題の下部から、コミットされたソースコードの差分を 表示し変更点を確認できます。

課題を修正した際のソースコードレビューや影響範囲の確認をスムーズに実施できます。

詳しい操作方法はこちら(マニュアル)

外部BTSとの連携機能

Redmine、Jira、Backlogの各種BTSをすでに運用している場合、CATと連携できます。 BTS連携機能を利用すると、BTS上に登録してあるチケットをCATの課題として取り込みます。

これにより次のような機能が使えるようになります。

  • テストケースとチケットの紐付け
    テストケース上から発生したチケットの件数とリンクを表示したり、チケットの発生元ケースをトレースできます。

  • CAT上でBTSのチケット情報を確認
    CAT上でチケットの情報を表示できます。(イメージは下記カスタムフィールドマッピングにて掲載)

  • 進捗や集計グラフの障害数にRedmineのチケット数を計上
    チケットの数をグラフなどに反映できます。

この連携機能は細かく次のような設定もできます。

カスタムクエリ(Redmineのみ)

Redmineに登録しているカスタムクエリ(チケットの絞り込み条件を保存する機能)を利用して、CATに連携させるチケットをフィルタリングする機能です。 次のような場合に活用できます。

  • 連携するプロジェクトに取り込みが必要のないチケットが大量に登録されている

  • CATのプロジェクトに関連のあるチケットだけ、カスタムフィールドをキーにして取り込みたい

必要なチケットのみ取り込むことができるため、連携処理にといて連携開始から読込完了までの時間の短縮に繋がります。

詳しい操作方法はこちら(マニュアル)

※Jiraの場合はカスタムクエリの代わりにJQLを絞り込みが可能です

カスタムフィールドマッピング

BTS側のカスタムフィールドとCATのカスタムフィールドをマッピングさせると次の機能が利用できます。

  • 課題一覧にフィールドの内容を表示

  • 不具合集計でカスタムフィールドをキーにした集計を実施
    外部BTSのチケットを任意のカスタムフィールドで集計してグラフを表示できます

  • チケットの起票時、仕様書名やテストケースのURLを自動的に記載します(Backlogを除く)

詳しい操作方法はこちら(マニュアル)

工程マッピング

カスタムフィールドをキーにして、チケットをCATの工程に振り分けることができます。 次のような場合に利用ができます。

  • プロジェクト内に複数工程のチケットが 混在している場合

  • CATの工程を担当チーム毎に設定しチーム毎に進捗を管理している場合

詳しい操作方法はこちら(マニュアル)

いかがでしょうか。既存のシステムと連携して一歩進んだテスト管理環境を構築していただければ幸いです。 次回も引き続き、隠れたお役立ち情報をお届けいたします!

※本記事は2022年3月時点の仕様を元に記載しています。記載後のバージョンアップにより、上記の説明した仕様と異なる場合があります。

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執筆者プロフィール:石井 優
倉庫事業企業のシステム部門にて、基幹システムの開発・保守・導入及び大規模基幹システム移行への参画を経験し、2015年SHIFTへ入社。
CAT開発チーム内でユーザーサポートとして、ユーザーと開発メンバーのブリッジを行いユーザーの課題分析や新機能提案などを日々実施している。


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