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「それ、地雷?」相手を傷つける言葉を避けるには


はじめに


こんにちは!株式会社SHIFT(以下SHIFT)の能力開発部で、コミュニケーション&リーダーシップ教育を担当している岡田洋輔(ようさん)です。

先日、1on1研修の中で、ある参加者から次のような相談を受けました。

「無意識に相手を傷つける言葉(地雷)を言ってしまわないか心配です。無意識に相手を傷つける言葉を避けるにはどうしたらいいですか?」

ひょっとしたら、これは多くの人が直面する悩みではないでしょうか。

私たちは普段何気なく言葉を発していますが、受け取る相手にとっては思いもよらない形で傷ついてしまうことがあります。では、どうすれば無意識に発する言葉のリスクを減らすことができるのでしょうか?

言葉の「トリガー」を知る


まず大切なのは、どのような言葉が相手の「地雷」になるのかを知ることです。

「トリガー」とは、相手の感情や記憶を刺激し、強い反応を引き起こす言葉のことを指します。これは、過去の経験や価値観に基づいて形成されるため、人によって異なります。

なので、何気ない一言が、相手にとっては思いもよらない形で(地雷として)届いてしまうことがあるのですね。

言葉の受け取り方は個人の価値観や経験に大きく左右されますが、一般的に避けた方がよい表現があります。

【避けるべき言葉の例】――――――――――――――――――――

■評価を押し付ける言葉:
「普通は〇〇だよね」「〇〇するのが当たり前」「そんなの常識でしょ」

■比較する言葉:
「〇〇さんはできるのに」「他の人はこうしてるよ」「なぜ〇〇のようにできないの?」

■決めつける言葉:
「どうせ無理でしょ」「君はいつも〇〇だよね」「また同じミスをしたね」

■相手の感情を軽視する言葉:
「そんなことで悩むなんて大げさだよ」「気にしすぎじゃない?」「弱音を吐くな」

こうした言葉は、相手の自己肯定感を下げたり、不快感を与えたりする可能性があります。日常的にこうした表現を使っていないか、一度振り返ってみると良いかもしれません。

信頼を築く言葉の選び方:HONEST(誠実さの)フィルター


言葉は情報を伝えるだけでなく、信頼関係を築く大切な手段です。

意図せず相手を傷つけることを防ぎ、より誠実で思いやりのあるコミュニケーションを心がけるために、HONEST(誠実さの)フィルターを考案してみました!

このHONESTフィルターは、相手に配慮した言葉選びをサポートするフレームであり、「誠実さ」を基盤にしたコミュニケーションを実現するために考案しました。このフィルターには、私が所属する株式会社SHIFTの企業理念『新しい価値の概念を追求し、誠実に世の中に価値を提供する』という想いも反映しています。

「誠実さ」とは、単に真実を話すことだけではなく、相手の気持ちを尊重し、信頼関係を築くための態度でもあります。そのため、HONESTフィルターの各要素はすべて、誠実なコミュニケーションを支えるものとなっています。

(いや、なにより「誠実さ」ってやっぱり大事だよな、と。)

【HONEST(誠実さの)フィルター】―――――――――――――

■H(Helpful: 相手の役に立つ)→ それは相手のためになるか?

■O(Open-minded: 偏見のない)→ 自分の考えの押し付けになっていないか?

■N(Necessary: 必要な) → それは本当に必要な発言か?

■E(Empathetic: 共感的な)→ それは優しさを持って伝えられているか?

■S(Sincere: うそ偽りのない)→ それは本当に事実か?(思い込みではないか?)

■T(Thoughtful: 思慮深い)→ 相手の気持ちを考えているか?

発言の前に一度立ち止まって、このフィルターを活用することで「この言葉は相手にとってどう響くのか?」を考えてみてください。誠実で温かみのあるコミュニケーションを心がけることで、きっとより良い人間関係を築くことができるはずです!

もし傷つけてしまったときの対処はただ一つ!


どれだけ気をつけても、言葉によって相手を傷つけてしまうことはあります。その場合、素直に謝ることが大切。素直に謝ることで、関係が悪化するのを防ぎ、むしろ信頼を深めるきっかけになるかもしれません。

その際、意識したいポイントを3つ挙げてみました。

【謝罪の時に意識したい3つのポイント】――――――――――――

[1] 相手の感情を認める:
「傷つけるつもりはなかったけど、そう感じさせてしまったならごめんなさい」。相手の感情を認めることで、共感を示し、相手が安心感を持ちやすくなります。

[2] 言い訳をしない:
言い訳は絶対に厳禁ですよね。「そんなつもりじゃなかった」と言うより、「言葉が不適切だったね、ごめんね」と言った感じで伝えましょう。

(メモ:「そんなつもりじゃなかった」という言葉は、一見謝罪のように見えても、 自己防衛の要素が強く、相手からすると「言い訳している」と受け取られる可能性があります。一方、「言葉が不適切だったね、ごめんね」は 発言の責任を自分で受け止める姿勢 を示し、誠実さを伝えることができます。)

[3] 今後の改善を伝える:
「これからはもっと気をつけて〇〇するね」。自分の過ちを認めた上で、今後どう改善するのかを示すことで、相手に安心感を与え、信頼を築き直すことにつながりやすくなります。

そして、この時何より重要なのは、心からの謝罪を伝えるということ。

ただの表面的な形式だけの謝罪では、相手の心に届かないですし、何より相手もそれを見透かしているはずですからね。

心のゆとりも大切


無意識に傷つける言葉を避けるためには、余裕を持つことも大切です。忙しいときやストレスを感じているときは、言葉選びが雑になりがちですよね。

そんな時は、次のことを意識して、心にゆとりを持つことを意識することをオススメします。

■一呼吸おく:
すぐに反応せず、少し間を置いて考える。

■自分の感情を振り返る:
「自分は今、焦っていないか?」「イライラしていないか?」

■相手の立場になってみる:
「この言葉を言われたら自分はどう感じるか?」

こうして「ゆとり」を持つことで、「トリガーを知る」「HONESTフィルターを使う」「素直に謝る」という3つのステップをより効果的に活用できるようになります。

まとめ:思いやりのあるコミュニケーションを目指して


もし、普段何気なく発した言葉によって相手を傷つけてしまったという経験のある方は、以下の4つのポイントを意識してみてはいかがでしょうか?

 1.言葉の「トリガー」を知る
 2.「HONESTフィルター」を使う
 3.もし傷つけてしまったら、素直に謝る
 4.「ゆとりを持つ」

この4つのポイントを意識することで、相手に思いやりを持ち寄ったより良いコミュニケーションが取れるようになり、無意識のコミュニケーション事故を減らすことができるはずです。

日々の会話の中で少しずつ実践し、より思いやりのあるコミュニケーションを目指していきましょう!

あなたのコミュニケーションが、より深く、より豊かになりますように。

それでは、次回のブログでお会いしましょう!

P.S.

ひとりでも多くの方にこの情報をお届けするために、
あなたの「スキ」が力になります。


執筆者プロフィール:岡田 洋輔(ようさん)
現在急成長中、可能性に溢れるSHIFTの能力開発部でIT業界にとどまらない『人間力』にフォーカスしたコミュニケーション/リーダーシップ教育を担当。Made in SHIFTの知識が世界のスタンダードとなるように、日々邁進中。モットーは「コミュニケーションを通じて、人生にポジティブなインパクトを」。

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出典元:Chat GPT、Napkin AIにて作成