テスト管理ツール「CAT」のダッシュボード構築例を紹介!
こんにちは。CATエヴァンジェリスト・石井優でございます。
今回は普段私がデモで使っているCATのダッシュボードの事例を紹介!
普段CATを紹介する際に使っているダッシュボードがあります。デフォルトからかなりカスタマイズしており、実際にプロジェクトで利用できる内容に寄せています。ユーザーの方が使うときの参考になるかと思い、本記事で共有します。
全体像はこんな感じ。
上から大きく、
概況、お知らせパート
進捗確認パート
品質確認パート の3つのパートに分けています。
上から見ていきましょう。
1.概況パート
左側にはノートアイテムを使って定性的な状況を記載しています。CATのプロジェクトでは常に様々な数字を表示していますが、その数字からどう読み取ったのか、責任者としての所感も含めた定性的な情報があると、状況の理解が容易になります。
日々、ノートアイテムで定性的な情報を日報のように書いていくと、ステークホルダー間での状況報告コストが低くなると考えています。
右側にはメンテ情報などのお知らせを載せています。全体に通知したいことや、仕様情報など、誰もがアクセスするものへのリンクを載せておいても便利です。
2.進捗確認パート
テストと障害の発生、消化状況をメインに掲載して、今の進捗を数字でわかるようにしています。
左側には、テストの母数と残件数、障害の発生数と残件数を掲載。「あとどれだけ対応すれば完了に近づくのか?」を残件数ベースで表示しています。
母数と消化数を表示して、差分(残件数)を頭で計算する見せ方もありますが、残りの数を直接表示し、それが減って最後は0になるのがメンバーとしても気持ち良いと考えています。
右側は進捗の概要やテスト仕様書ごとの進捗、グラフを掲載。今日の予定、それに対する進捗や母数に対する進捗など、管理上見たい項目を表示するアイテムをまとめています。
右側の少し下には各メンバーごとの担当障害数を表示。今どのメンバーが負荷が高いのかを一目で確認できます。
メンバーではなくチーム単位で表示することもできます。
3.品質確認パート
進捗に問題がないことはわかった。でも肝心の品質はどうなの?が気になりますよね。 CATは進捗と品質をリアルタイムにモニタリングできることが強みですので、品質に関する情報を下部に配置しています。
左側はテストケースの登録結果をもとにした品質情報を表示。
例えば、とあるテスト観点(ここでは「日付入力時のバリデーションチェック(異常日付時)」)で多くNGが発生している場合、そもそもの仕様策定時に漏れている可能性が考えられます。
仕様の見直しなどの対策に繋げられます。
右側は障害情報をベースとした品質情報を表示。
このパーツは発生した障害の重大度を示しています。
このグラフでは特に問題はなさそうですが、例えば「重大なセキュリティ違反」が多発していれば、品質に大きな問題があることが一目でわかります。
ちなみにこのグラフを選択すると、「重大なセキュリティ違反」の障害がどれなのかもドリルダウンできます。
ダイジェストでの説明となりますが、カスタマイズの一例です。
ぜひ参考にしていただければと思います。また、「こうしたらすごく便利でした!」という事例があれば教えてください。
このブログで紹介することも可能です!
ご質問があればお問い合わせフォームからいただけると、元気に対応しますのでよろしくお願いします!
ではではまた~!
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PHOTO:UnsplashのAlejandro Escamilla