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アルムナイ施策!SHIFT同窓会をやってみました

はじめに

こんにちは、SHIFT EVOLVE運営の森川です。

本日は、エンジニアコミュニティ活動の番外編として開催した 「SHIFT同窓会」についてレポートします。

どんな同窓会?

開催した!と言っても退職されたメンバーが数名ほど参加されるこじんまりとした会でした。

※ 画像掲載許可承諾済

場所はSHIFT EVOLVEのDiscordサーバー。自己紹介にはじまり退職メンバーの今のお仕事についてお話していただきました。

全員が顔見知りというわけではなかったのですが、和気あいあい。

特に退職メンバー同士で現職のエンジニアのお仕事について積極的に情報交換されているのが印象的でした。

SHIFTからは最新の技術系のビジネスに関する情報を共有すると
「SHIFTだとこうだったけど、今はこう。」
という感想をいただいて気づきにハッとしたり。

最後には互いにSNSのアカウント交換されるという有意義でピースな時間を過ごしました。

なぜ同窓会をやったのか?

なんで同窓会したの? と思われる方がいるかも知れません。
少しだけ経緯を説明しておきますね。

ビジネスで培った関係性を保ちたい

多くの企業がそうであるように弊社でも離職される方が一定数います。
ちなみに日本の企業の退職率(離職者の割合)は8.1%だそうです。

ひとたび離職すると、これまでに築いた仕事仲間との関係性は失われがち。
よしんば関係性が続いたとしても、それはつながりを保とうとする個人の努力の賜であり、企業がそれをバックアップしてくれることはない。

というケースがまだまだ多いのではないでしょうか。

私、個人としても実際に

「一緒に学んで働いたのにその関係性を失うのは大きな損失。」

という声を聞いたことがあります。

これを企業の取り組みとしてバックアップできたら素敵だな。と思い、実験的な施策として始めてみました。

アルムナイとは

聞き慣れない言葉ですよね。

”アルムナイ”は退職者、または退職者の集まりのことだそうです。
昨今HR業界では注目されていて新しい人事施策として力を入れている企業もあらわれているとか。嬉しいことですね。

アルムナイ施策のメリデメ

アルムナイ施策のメリット・デメリットを考えてみました。

会社としてのメリット

  • ブーメラン採用

  • リファラル採用

  • ビジネスパートナーとしての関係性

会社としてのデメリット

  • アルムナイを採用した際の既存社員との関係性

  • および待遇の違い

いずれもセンシティブな問題で、特に前者は退職した人のことをよく思わない傾向が背景にありそうです。

個人としてのメリット

  • キャリア選択肢を広げる

  • 情報交換と関係性の維持

  • 案件発注・獲得

こうして並べてみると、施策を推進してコミュニティ化したいという思いがますます強くなります。

エンジニアコミュニティとの親和性

アルムナイ施策は人事部門が主体となって進める施策のように見えますが、私達の場合、きっかけはエンジニアコミュニティでした。

SHIFT EVOLVEの技術イベントでは、以前からSHIFTアルムナイにご参加、登壇していただいておりまして、イベント後の懇親会で「どうもどうも」とお話することもありました。

エンジニアコミュニティは、アルムナイ施策と親和性が高いのだなぁ、と。

OSSコミュニティでは風通しが良く、名のあるコミッターの方が技術企業を転々とされるという話は聞いたことがありますし、米国のIT業界でも同様だと弊社の技術顧問川口耕介さんからも伺いました。ただそれは名のあるエンジニアの話で 、一介のエンジニアにとっては別世界の事と思っていましたが、違うんですね。

繋がりを保つ場所さえ作れば、個人のキャリアの選択肢は広がるし、企業にとってもメリットがあるしWinWinじゃないの、と大きく視野が広がった瞬間でした。

今後の展開

同窓会は今後も定期的に開催していきます。
アルムナイとつながっている人とつながって更に輪を広げていったり、アルムナイ向けに情報発信をしてコミュニティの下地をつくったり、などと考えています。

まだまだ小さな苗木ですが、今後大きく育って実を結ぶのでは?と感じています。続報にご期待ください。

最後になりましたが、同窓会にご参加いただいたアルムナイの皆様、ありがとうございました。

それではみなさん、楽しいエンジニアコミュニティライフを!

参考


執筆者プロフィール:森川 知雄
中堅SIerでテスト管理と業務ツール、テスト自動化ツール開発を10数年経験。
SHIFTでは、GUIテストの自動化ツールRacine(ラシーヌ)の開発を担当。
GUIテストに限らず、なんでも自動化することを好むが、ルンバが掃除しているところを眺めるのは好まないタイプ。
さまざま案件で自動化、効率化によるお客様への価値創出を日々模索している。2021年からは技術イベントSHIFT EVOLVEの運営を主担当。

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