はじめに

こんにちは、株式会社SHIFT　ITソリューション部所属の田平です。

前回の記事(Chromeの設定をグループポリシーで管理する) ではGoogle ChromeをADのグループポリシーで管理しましたが、今回はEdgeについて、ADのグループポリシーでの管理方法をまとめてみました。

前回と同じく初回起動時のいくつか設定を、PC操作に慣れていないユーザー向け操作ガイドの省略化のために、無効にすることを目標としています。

検証環境

今回は以下の環境で検証を行います。

■Active Directoryサーバ
・Windows Server 2022 Standard

■メンバーサーバ
・Windows Server 2022 Standard
・Microsoft Edge 131.0.2903.51

Active Directoryの環境は、事前に設定してある前提です。

作業の流れ

以下の流れで作業を行っていきます。

1. ポリシー設定

2. 動作確認

ポリシー設定

Edgeは[管理用テンプレート]の [Microsoft Edge]　の項目で、設定を行いグループポリシーを適用します。

• [Microsoft Edge]

• [Microsoft Edge - 既定の設定 (ユーザーはオーバーライドできます)]

• [Microsoft Edge WebView2]

• [Microsoft Edgeの更新]
  (図1:Microsoft Edgeポリシーを参照)

Edge初回起動時に出てくる設定を無効にする場合、以下のポリシーを設定します。

• [Microsoft Edge]

  • [最初の実行エクスペリエンスとスプラッシュスクリーンを非表示にする]：有効
    (図2:最初の実行エクスペリエンスとスプラッシュスクリーンを非表示にするを参照)

Chromeではいくつか設定しましたが、Edgeではこの設定だけで初回起動時の設定を無効にできます。

その他、セキュリティに関する設定などもありますので、環境に合わせて設定してください。

動作確認

ポリシー未設定時とポリシー設定後のEdge初回起動時の動作を比較します。

ポリシー未設定時

1.初回起動時は[Microsoft Edgeへようこそ]画面が表示されますので、[ユーザーデータを使用せずに開始]を選択します。

(図3:Microsoft Edgeへようこそ画面を参照)

2.[閲覧データを最新の状態に保つ]画面が表示されますので、環境に合わせて[他のブラウザーから～]のチェックを外して[確認して続ける]を選択します。今回はチェックを外さずに[確認して続ける]を選択します。

(図4:閲覧データを最新の状態に保つを参照)

3.[Microsoftのエクスペリエンスをより便利にするためにご協力ください]画面が表示されますので、[Microsoftのエクスペリエンスをより便利なものにします。]のチェックを外して[確認して閲覧を開始する]をクリックします。

(図5:Microsoftのエクスペリエンスをより便利にするためにご協力くださいを参照)

上記3ステップ後にhome画面が表示され、利用可能になります。

(図6:home画面を参照)

ポリシー設定後

ポリシー設定後の初回起動時は、設定画面が表示されずにhome画面が表示されます。

(図7:home画面を参照)

参考情報

Microsoft Edge - ポリシー

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