生成AIの使いどころがわからなかったマーケターがノープロンプト生成AIツール「天才くん」にハマるまで
こんにちは! DAAE(ダーエ)統括部で新規事業マーケティングを担当しているよっしーです。
みなさん、生成AI、使っていますか?
最近では企業への導入も進み、日常生活でも見かけるようになった生成AIですが、私自身は生成AIの使い方がいまいちわからず、長らく敬遠していた側でした。
このブログでは、生成AIに興味を持てていなかった私が、ノープロンプト生成AIツール「天才くん」のマーケティング担当になり、生成AIを面白く感じるようになった経緯をお伝えできればと思います!
はじめに
私はこれまで消費財の商品企画や広告の企画・出稿、ECサービスでのユーザー獲得など、アナログからデジタルまで幅広くマーケティングに携わってきました。現在の業務でも自社事業のマーケティングを担当し、ユーザー調査から戦略立案、販促の企画・運営等を行っています。
IT企業勤めをしているのもあり、これまでもニュースや記事で見かけては、「生成AIは使いこなせた方がよさそうだな。」という気持ちはありました。
実際に何度かマーケティング施策を考える際に、生成AIに「ユーザー獲得施策を考えてみて!」などと質問してみたこともあります。
が、ご想像の通り、プロンプトが抽象的すぎて叩き台としてすら利用できない生成結果しか出せず・・・。
「向いてないかもな〜生成AIのスキルを磨くより業務に時間をかけよう!」とそれ以上の追求をしないままに過ごしていました。
生成AIの使いどころがわからない
そんな中、なんと、SHIFTの自社プロダクトであるノープロンプト生成AIツール「天才くん」のマーケティング担当になりました。
ずっと目を背けていた生成AIに向き合わざるをえない…。
担当することになった「天才くん」は、プロンプト不要で生成AIを利用できるサービスです。
最大の特徴は、業務に合わせてプロンプトを事前に設定(プリセット)していること。一度天才くんを作成してしまえば、ユーザーはプロンプトを書く必要がなく、簡単に生成AIを使えます。
天才くんは業務特化型の生成AIでもあり、各部署や職種の課題に合わせ、専用の天才くんを好きなだけ作ることができます。
*天才くんの作りかたを知りたい方は こちらのブログをチェック!
天才くんの利活用促進をするのであれば、自分もマーケティングに特化した天才くんを作り、プロダクトの良さを実感したいと考え、自分が繰り返し実施している業務を棚卸しして、あらためて生成AIを使えるポイントを探してみました。
しかし、、、いまいち天才くんで解決できそうだと思える課題が発見できず、引き続き、自分自身が生成AIをうまく使いこなすイメージが持てない状態が続いていました。
視点を変えてくれたクリエイティブディレクターの一言
天才くんをどう使えばいいのか腹落ちしないままでしたが、マーケティング担当として天才くんの利活用促進をしなくてはなりません。
私の当面のミッションは、まずは自社であるSHIFT社内で天才くんをしっかり利用してもらうことでした。
どうやったら社内のみんなに使ってもらえるようになるか、カスタマージャーニーマップを書き、具体的な施策を考え始めていました。
ある日、このカスタマージャーニーマップを見ながらミーティングをしていたときに、その場にいたクリエイティブディレクターが『こういうカスタマージャーニーマップを作ってくれる天才くんなら使うかも。』と呟きました。
それを聞いた瞬間、「あ、それだ。」と目から鱗が落ちた感覚がありました。
カスタマージャーニーマップはマーケティングでよく使用されるフレームワークですが、作成するにはそれなりに手間と時間がかかるものです。特に作ったことのない人にとっては、初めて作るときはかなりハードルが高いものだと思います。
そんなカスタマージャーニーマップが天才くんでできるようになったら、、、
慣れたマーケターにとっては簡単に叩き台を作れるようになるし、作ったことがないメンバーにとってもマーケティングへの導入として役立つものになりそう、と初めて天才くんの利用イメージが湧きました。
業務特化スキル ✖ 生成AI = 天才くん
そうして、まずは作ってみた天才くん“カスタマージャーニーマップ作成くん“の生成結果がこちらです。
あくまで第一弾として作ってみたもので更なるプロンプトの調整が大いに必要ですし、使えるカスタマージャーニーマップとして仕上げるには人による編集がまだまだ必要な状態です。
それでも「製品・サービス名」「製品・サービスの概要」「ペルソナ」を入力するだけで、出力できる手軽さ。
天才くんってすごい!!!と実感できました。
カスタマージャーニーマップは、マーケターや事業企画をする人など、限られた職種の人が作ることが多く、ノウハウも個人に閉じていて、その他の職種の人が初めて作るにはややハードルが高いものだと思います。
また、カスタマージャーニーマップを生成AIで作成しようとした場合、プロンプトエンジニアではないマーケターにとって、非常に難易度が高いものになりそうです。
マーケターが「いいね!」と思えるカスタマージャーニーマップを出力できる天才くんが作れたら、、、マーケティングが専門でない人でも生成AIスキルがない人でも簡単にカスタマージャーニーマップが作れるようになる。
業務特化スキル ✖ 生成AIを実現してくれるのが天才くんなんだ、と天才くんの意義を改めて理解し、視界が開けた気がしました。
生成AIは個人間のスキルの差を均質化する
思えば、生成AIを利用できる部分がないか自分の業務の棚卸しをした時にも、業務効率の改善や作業時間の短縮に目が行きすぎて、生成AIの利用機会の可能性を狭めて考えてしまっていたように思います。言い換えると、自分が苦手なこと、もしくは繰り返している業務を生成AIに任せることが業務改善につながると思っていました。
が、今回の経験を通して、自分の得意なことであっても作業部分を生成AIに任せて編集部分にもっと時間をかける、という考え方ができるのだとわかりました。
MIT研究者の実験によると、生成AIはタスクの質や所要時間を改善するだけでなく、個人の間の差を小さくし、均質化するそうです。
下記の実験では、1つ目のタスクは生成AIを使わずに実施、2つ目のタスクは生成AIを使うグループと使わないグループに分け、その差を検証しています。
タスクの質について、1つ目のタスクの成績が低い人ほど生成AIの利用によって成績が向上しており、スキルによる差が少なくなっているのがわかります。また、タスクの所要時間も生成AIの利用により短縮され、個人ごとにかかった時間の差も減少しています。
こうした生成AIがもたらす均質化は、プロンプトをプリセットできる天才くんで更に顕著になるのではと思っています。
天才くんは「標準化・型化」を加速する
SHIFTの社内では、よく「それは標準化できるか?型化できるか?」という言葉が会話の中に出てきます。
カスタマージャーニーマップを天才くんで作ってみて、まさにこの「標準化・型化」だなと感じました。
天才くんは、プロンプトを事前に設定することで「誰でもできる作業の部分」の領域を通常の生成AIより更に増やしてくれます。
天才くんの利用で減らせる作業の時間分を「職人にしかできない判断の部分」へ注力する時間にあて、更には他の価値を生み出す時間に充てることで組織全体の生産性向上を確保することができます。
今後は天才くんがSHIFTの事業成長を支えてきた「標準化・型化」を更に加速させてくれそうです。
おわりに
ここまで、生成AIに興味を持てるようになった私の体験をお伝えしてきました。
読んでくださった皆さんに少しでも参考になる部分があれば幸いです!
天才くん自体は私が体験したカスタマージャーニーマップのようなマーケティングのフレームワークだけでなく、営業や広報、人事など業務特化スキルが必要になる場面で大いに活躍してくれるのではと思っています。
生成AIに興味が持てない、うまく活用できないと思っている方、ぜひ天才くんをお試し頂けたらと思います!
「天才くん」の紹介ページやお問い合わせはこちら👉https://tensaikun.jp
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