成果を最大化させる秘訣 ~最大化のための実践的なアプローチ~
はじめに
こんにちは。 株式会社SHIFTの能力開発部で検定や教育制度を開発をしている林 稔明(りんりん)です!
能力開発部では「仕事武器庫シリーズ」というタイトルでポータブルスキルについてお伝えしていますが、今回は「成長への近道」というテーマで、社会人としてスピーディーに成長するための5ステップを1ステップずつ毎週配信していきたいと思います。
今回は ステップ4「成果を最大化させる秘訣 ~最大化のための実践的なアプローチ~」 です。 仕事武器庫シリーズでは、業界・業種、役割に関わらずどんな職業で仕事するとしても活用できるポータブルスキルとして、様々な考え方や仕事術、知っていて損はない知識などなどを発信していきたいと思います。
成長への近道
未来への道しるべ ~理想像の設定~
成長の旅へのスタート ~自分に合った成長テーマの選び方~
目的達成のための航海計画 ~効果的な目標設定の方法~
成果を最大化させる秘訣 ~最大化のための実践的なアプローチ~(イマココ)
可能性への開放 ~制限の解除と行動への一歩~
いきなりですが、皆さんは仕事に限らず趣味も含めて、何らかの成果を出したいと考えていますか?
成果を出したいと考えたとき、成果を出すためのやり方は明確ですか?
以下は、若手社員(働き始めてから5年未満)とベテラン社員(働き始めてから20年以上)に分けて、成果を出すための時間の使い方と仕事のやり方について調査した結果です。
時間の使い方として、若手社員はベテラン社員に比べとにかく時間をかけているようです。また、仕事のやり方として、キャリアを重ねると「足で稼ぐ」から「頭で稼ぐ」に切り替わっていくようですね。
さて、ここで1つの疑問が出てくると思います。
若手時代に足を使って時間をかけて成果を出していた人が、キャリアを重ねていく上で、突然頭を使って生産性を意識して成果を出すことはできるでしょうか?
トッププレイヤーだった人が役職についたが、いつまでも足を使って時間をかけて成果を出すことにフォーカスし、部下が疲弊していくようなドラマや映画を見たことがある人は多いのではないでしょうか?
今回は、成果を出すための考え方、生産性の上げ方をお伝えしたいと思います。
■想定読者
がむしゃらに時間と体力を使っているが成果がなかなか出ない人
今の仕事の仕方を改め、生産性を重視した働き方にシフトしたい人
新しい仕事の考え方を身につけ、時間効率を意識した成果を出す一助になれば幸いです。
まず、成果って・・・?
あなたが思う「成果」とはなんでしょうか?
契約を取った数?処理したファイルの数?作成したプレゼン資料の数?
日常の作業レベルだとなかなか成果と言えるものは少ないかもしれません。
ですが、その作業の積み重ねによって契約が取れたり、売上が向上したりしています。
では成果がどのように影響していくのか見てみましょう。
日々の作業の積み重ねがあなた個人の成果となります。
そして、その個人の成果は課の成果となり、課の成果は部の成果となり、やがて会社の成果となります。
会社の成果とは言い換えると「事業目的の達成」です。
事業目的は会社によって異なりますが、企業理念の達成や利益の創出、社会課題の解決などが挙げられます。
つまり、あなた個人の成果についても、自社の事業目的である企業理念の達成や利益の創出、社会課題の解決に紐づいている必要があるということですね。
そのため、個人の成果を出そうと考える前に自社の事業目的を理解できているか改めて確認する必要があるということです。
どうやって成果を出すのか
成果を出すためには様々な手段が考えられますよね。
例えば、利益を出すためには売上を上げることが必要。売上を上げるためには契約が必要。
契約を取るためには営業が必要。営業をするためにはプレゼン資料が必要といったように、成果を出すための手段をブレイクダウンしていくことでより細かな具体的手段を考えることができます。
ここで皆さんに考えていただきたいのは、手段を考えるときにいつも同じ手段になっていないか、効果が出ていない手段をやり続けていないか、別視点でのアプローチを考えられているかどうかということです。
どういうことかと言うと、利益を上げるために売上を上げることだけを考えていませんか?
契約を取るために営業することだけ考えていませんか?ということです。
利益を式で表現すると「売上」-「費用(経費)」で表すことができます。
ということは利益を上げるためには費用(経費)を削減する方法もあるということですね。
すると費用(経費)には固定費と変動費があることがわかり、変動費における原材料費を下げることで利益を上げることができます。
契約も同様に式で表現すると「知られている」+「興味を持ってもらえる」+「欲しいと思ってもらえる」+「行動してもらえる」で表せます。
(購買決定プロセス「AIDMA」より)
営業はAIDMAの全ての対象に対してアプローチすることができますが、
「既に知っていているが興味を持っていない」段階にある人や「興味があり欲しいと思っているが行動に移せない」段階の人など、特定の段階にいる人へアプローチするには、無駄が多いと言えます。
そのため、どの対象にどのようなアプローチをすれば成果を効率的に上げられるか考える必要があります。
例としていくつか図に挙げていますが、その商品を知っており、欲しいと思っているが、まだ行動(購買)に移せていない対象に対して、 今買うと20%OFFになります!やサンプルとしてXの商品3回分が付いてきます!などの割引やキャンペーンを打つことが考えられます。
成果を最大化させる
ここまで成果とは何なのか、そして成果を出すための手段の考え方をお伝えしてきました。普段忙しく仕事をしていると目の前にある作業が成果に繋がらないものだったとしても、全く正しいものとして見えてしまい、がむしゃらに足と時間を使ってなんとかしようとしてしまっているかもしれません。
しかし、それでは目の前の作業を行うことが目的化してしまい、成果という本質に気づくことができず、結果的にたくさん残業しても、仕事が終わらず成果も出ないといった悪循環にはまってしまいます。
物事の本質をつかむためのノウハウは、仕事武器庫シリーズ第2弾「知らないと損をする「なぜを問いかけるべき」本当の理由」でお伝えしています。
どのように成果を出すのかでお見せした例のように本質をつかむ方法が分からないという方は合わせて読んでいただければ幸いです。
効率的に成果を最大化させ、新しい成果の出し方を見つけてみてはいかがでしょうか?
P.S.
最後まで読んでくださり、ありがとうございます! ひとりでも多くの方にこの情報をお届けするために、あなたの「スキ」が力になります。 あらゆる仕事で役に立つポータブルスキルをみなさんにお届けし、業界・業種に関わらず活躍できる人を増やしていきたいと思っています。こういう時の考え方を知りたい!などご意見ありましたら「コメント」いただけると幸いです。
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