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成長への近道:未来への道しるべ ~理想像の設定~

はじめに

こんにちは。株式会社SHIFTの能力開発部で検定や教育制度を開発をしている、林 稔明(りんりん)です!

能力開発部では「仕事武器庫シリーズ」というタイトルでポータブルスキルについてお伝えしていますが、今回は「成長への近道」というテーマで、社会人としてスピーディーに成長するための5ステップを1ステップずつ毎週配信していきたいと思います。

今回は ステップ1「未来への道しるべ ~理想像の設定~」 です。 仕事武器庫シリーズでは、業界・業種、役割に関わらずどんな職業で仕事するとしても活用できるポータブルスキルとして、様々な考え方や仕事術、知っていて損はない知識などなどを発信していきたいと思います。

執筆者プロフィール:林 稔明(りんりん)
新卒で銀行系SIerでシステム運用を経験後、開発系ベンチャーへ転職、 開発と運用を経験する事により、品質の重要性を認識し、SHIFTへジョイン。 デリバリー部門で案件管理者を経験した後、能力開発部で検定や教育制度の開発に携わる。 仕事のモットーは、「全力で楽しみ、残業は0」

成長への近道

  • 未来への道しるべ ~理想像の設定~(イマココ)

  • 成長の旅へのスタート ~自分に合った成長テーマの選び方~

  • 目的達成のための航海計画 ~効果的な目標設定の方法~

  • 成果を最大化させる秘訣 ~最大化のための実践的なアプローチ~

  • 可能性への開放 ~制限の解除と行動への一歩~

みなさんは上司との面談の時や目標設定のタイミングで「目標にしている人はいるか?」「あなたのロールモデルはいるか?」と聞かれたことや考えたことはないでしょうか?
一般社団法人日本能率協会が実施した「入社半年・2年目 若手社員意識調査」では、 現在の職場内に、目指したい上司、目標にしたい人はいますかという問いに「いない」と回答した人は57.0%もいるという結果が出ています。

それもそうだと思っていて、目指したい上司、目標にしたい人と言っても、抽象度が高すぎたり、 自分の業務とかけ離れたりしていて、あまりイメージがつかないことが多いと思います。

しかし、確実に成長していくためには、自分自身に合った理想像を設定し、 その理想像になるために必要な経験やスキルを身につけていく必要があります。

今回は、成長への近道の1ステップ目として、理想像の設定を一緒にしていきたいと思います。

■想定読者

  • 目指したい上司、目標にしたい人がいない人

  • ふんわり理想像は思いつくも具体的に考えられていない人

あなたに合った理想像を設定し、成長への一歩を踏み出す一助になれば幸いです。

身近な人を観察し理想像を考えよう

ロールモデルと言うと一人の人を思い浮かべると思います。
例えば、営業成績が一番の先輩。みんなから慕われてリーダーシップがある上司などなど...

ですが、多様性が広まってきている現在で、いくらすごい先輩や上司であろうと全く同じ人物像になりたいと思う人はいるでしょうか?
技術面ではAさんだけどマネジメント面ではBさん、またプライベートではCさんのように、様々な人の良いと思うところを組み合わせて、自分の理想像を作っていく必要があります。

そのためには、自己分析をし、自分自身の人生観や仕事観を再認識し、自身がどこに向かいたいかという志向性を考える必要がありますが、これがとても難しく諦めてしまう人が多いと感じています。

そこで簡単な方法をご紹介したいと思います。それは最も自分自身に近い人から考えていくことです。同じ部署の中に、あなたと同じ立場や同じまたは似たような仕事をしている人はいませんか?その人たちの仕事を観察してみると、少しずつあなたとは違う作業をやっている、同じ作業だけど違う方法でやっているなど違いが見えてくると思います。

ここでのポイントは仕事の"幅"と"深さ"を見ることです。
"幅"とは、業務や作業に対する知識の量や実行できる仕事の種類を指します。"深さ"とは、業務や作業において、どれぐらい品質が高いか、生産性が高いかを指します。
※幅と深さは以下の図のようにT字のように表せます。

なぜ身近な人から考えるのが簡単かというと、職務定義書や役割定義表に書かれているものを見ても実際の行動や活躍をイメージすることが難しく、そこに向かおうという想いがあまり湧かないと思いますが、身近な人であれば普段の行動や活躍を見ているので、イメージしやすいという点があります。

様々な人の"幅"と"深さ"を見ていくと、Aさんはあなたよりも"幅"が広く、Bさんは"深さ"が深いのように様々な形のT字が見えてくると思います。また人によって極めている職務が違うため、深くなる場所もそれぞれです。

そうして、これらのT字を整理していくと、自分の可能性のT字(現状携われる可能性がある仕事(="幅")とその仕事1つ1つに求められるもの(="深さ")があるか)が見えてくると思います。

そこから自分は"幅"をどこまで広げたいのか、そして"深さ"をどこまで深めたいのかを考えてみてください。
その"幅"と"深さ"があなたの現在の理想像になります。 注意点として"深さ"は"幅"が存在する場所でしか伸ばせないため、最低限の"幅"は必要です。

理想像は組み立てられましたか?

ここで考えた理想像の"幅"や"深さ"はこれから経験する業務や得る知識からなる志向性によって左右されます。 そのため定期的に見直し、再検討する必要があります。見直し、再検討が継続的に行えると解像度が更にアップし、自分の望む理想像が常に明確な状態であるため非常にリソースフルな状態で仕事に臨むことができます。

成長への近道として、理想像の考え方をお伝えしました。 次回は、組み立てた理想像を元に、一定の期間ごとにテーマを決めて着実かつスピーディーに成長していくための方法をお伝えしたいと思います。

P.S.
最後まで読んでくださり、ありがとうございます!
ひとりでも多くの方にこの情報をお届けするために、あなたの「スキ」が力になります。
あらゆる仕事で役に立つポータブルスキルをみなさんにお届けし、業界・業種に関わらず活躍できる人を増やしていきたいと思っています。こういう時の考え方を知りたい!などご意見ありましたら「コメント」いただけると幸いです。

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