見出し画像

SAP認定資格学習記③~まとめ~


はじめに


こんにちは。株式会社SHIFT SAPサービスグループの加山です。
グループ内の社内教育を担当しています。

この記事では「SAP」はSAP社が提供しているERPパッケージソフトを指します。私の所属するSAPサービスグループでは、SAPのパッケージソフトであるSAP ERPや、SAP S/4HANA(以下、SAP)の導入やバージョンアップ案件(以下、SAP案件)でテスト支援等を行っています。

SAP認定コンサル資格の学習を始めて約4カ月。無事、SAP認定コンサルのアソシエイト資格を取得することができました。

関連のNote→SAP認定資格学習記① SAP認定資格学習記②

今回のNoteでは、受験自体に関する情報と、合格に至るまでの学習方法をまとめていきたいと思います。 少しでも、今後受験する方の参考になればうれしいです。

前提として、、
【今回受験した資格】SAP Certified Associate - Implementation Consultant - SAP S/4HANA Cloud Public Edition, Sales(SAPパッケージの中でも、クラウドパブリック版の販売管理領域-初級のような資格)

【受験者情報(加山)】SAPは中小企業向けのパッケージ(SAP Business One)のHANA版導入経験あり。S/4HANAパッケージの導入案件は、ほぼ経験なし。主にSAP未経験者をターゲットとした社内教材メンテナンスを担当しており、主要業務領域の知識は浅く知っている。

【受験履歴】2024年8月上旬に初回受験するも不合格。2024年8月中旬に2回目の受験で合格!

この記事の想定読者


  • SAPの認定資格取得を目指す方

  • SHIFTのSAP教育に興味がある方

受験に関して


数年前、別のパッケージではありますが、SAP認定コンサル資格を受験した経験があります。当時は試験会場に行き、会場のPCで受験しました。現在は、オンラインで自分のPCから受験することが可能になっています。

オンライン受験は、空きがあれば当日でも予約が可能です。キャンセルもボタン一つで簡単に行えます。なんともフレキシブルに受験対応してもらえるようになっています。 ただし、受験時の環境や身分証明には注意が必要です。

  • 受験環境①
    受験前には、「Questionmark Secure Browser」の最新版のインストールが必要です。受験の2ヶ月ほど前に初回インストールしましたが、受験直前に確認するとバージョンが上がっており、再インストールが必要となりました。受験前に再チェックすることをお勧めします。

  • 受験環境②
    受験する部屋には、受験者以外立ち入らないこと。机の上はクリアにしておくこと。この2点は受験開始前にPCのカメラで周囲を映すように指示があり、試験官が目視確認します。また、試験時間中は常にカメラとマイクをオンにして置く必要があります。

  • 身分証明
    顔写真付きの身分証明書を2点提示する必要があります。私はパスポートの期限が切れており、直前に身分証明の準備で慌てましたが、「運転免許証」と「マイナンバーカード」を提示して受験しました。

オンライン受験は便利ではありますが、事前の案内をしっかりと読んで自身で準備が必要です。

合格までにやったこと


SAP Learning Journeyでの学習

認定資格取得に向けた学習の95%は、SAP Learning Journeyで行いました。このサイトでは、対象のパッケージや領域について、体系的に学習することができます。テキストの説明だけでなく、動画による解説や操作ガイドへのリンクも提供されているため、視覚的な情報も得られ、理解しやすかったです。 (SAP Learning Journeyに関しての記事はこちら

また、SAP Learning Journeyには有料のハンズオン環境が用意されています。このハンズオン環境では、提供されたシナリオに従って、実際に設定を行ったり、フローを操作することができます。

社内用教材の作成

Learning Journeyでの学習と並行して、学習した内容を社内教材としてまとめました。 人に共有する資料として整理するのは時間と労力がかかります。しかし、"元教材の内容を把握していない人が読む"ことを前提としたアウトプットを作成することで、学んだ内容を、より嚙み砕いて自分のものにできたように感じます。また、学習から時間が経過した後でも、自身の復習に活用できる資料となりました。

教材作成というミッションがない場合でも、人に説明するつもりで学習内容を整理することで、理解が深まると思います。

実機操作

カスタマイズや項目選択値、フローなどについては、実際のS/4HANA Cloud環境で直接確認し、理解を深めました。

やはり手を動かして、自力で得た内容は記憶に残りやすいです。SHIFT社員で、今後受験を予定している方は、ぜひ社内用検証環境を活用してください。

おわりに


子育てをしながら学習するのは時間を見つけるのが大変でしたが、自分の知識が増えていく感覚は楽しかったです。検定に向けた学習で得た知識は、まだ使いこなせるレベルにまでは至っていませんが、学んだ知識を社内教材作成としてアウトプットすることでより理解を深めていきたいと考えています。


執筆者プロフィール:加山
2019年から株式会社SHIFTに勤務。SAPグループの教育チームに所属し、SAP基礎研修運営、教育コンテンツ作成に従事。

お問合せはお気軽に
https://service.shiftinc.jp/contact/

SHIFTについて(コーポレートサイト)
https://www.shiftinc.jp/

SHIFTのサービスについて(サービスサイト)
https://service.shiftinc.jp/

SHIFTの導入事例
https://service.shiftinc.jp/case/

お役立ち資料はこちら
https://service.shiftinc.jp/resources/

SHIFTの採用情報はこちら
https://recruit.shiftinc.jp/career/

PHOTO:UnsplashTrent Erwin